ハス(蓮)は、インド原産のハス科の多年草の水生植物です。現在は、観賞用や食用などで世界中で栽培されており、日本へは仏教伝来とともに渡来したようです。「蓮は泥より出でて泥に染まらず」と表現されるように、古代から清らかさの象徴とされてきました。
広い池に咲くハス(蓮)のピンクの花
ハスの花
広い池にたくさんのハスの花が咲いていたので、撮らせていただきました。
ハスの花は、誰からも愛されるきれいな花だと思いますが、いつ見てもきれいです。
地下茎のレンコンを採るためなのでしょうか、広い面積で栽培されています。
午後からだったので、花は閉じているものが多いようですが、咲いたものも見られます。
ハスは、朝早く咲いて昼ごろには閉じてしまうそうなので、もう閉じてしまったものが多いようです。
花は咲き始めてから4日間ほど、開いたり閉じたりを繰り返すようですが、昼すぎまで咲いている花は、花が終わる前のもののようです。
たくさんのツボミがついていて、咲いている花や咲き終わったあとの花托が見られますが、まだまだ花が咲き続けそうです。
花は白地に上部が薄いピンクで、何度みても上品できれいな花です。
ツボミのほうがピンクが濃いのでしょうか。花だけでなく、ツボミもきれいですね。
「蓮は泥より出でて泥に染まらず」と言われますが、
泥のなかで伸びた地下茎から、花茎が上にまっすぐにのび、その先にきれいな花を咲かせるので、古代から清よらかさの象徴とされてきまいsた。
寺院において、仏像の台座を蓮華(ハスやスイレン)をかたどって蓮華座としたり、仏前に「常花」(じょうか)と呼ばれる金色の木製の蓮華が置かれているのは、よく知られているかと思います。
ハスの葉
ハスの葉は、地下茎からのびた茎の先に、水面より高く伸びて、30~50cmくらいの大きさでつきますが、
表面の微細構造や化学的な特性によって、ロータス効果と呼ばれる撥水性があり、水をはじきます。
水が流れ落ちる時に、泥や昆虫なども一緒に流すため、自浄作用があると言われるようです。
よくにた花にスイレン(睡蓮)がありますが、睡蓮は葉が水面に浮かぶようにつきます。ハスとはこの点がちがうようです。
ハスの花托
花が終わったあとには、蜂の巣のような形をした花托が現れます。
ちょっと変わった形をしていますが、たくさんついた穴の部分には種が入っています。
種はドングリのような形で、トウモロコシのような食感があるともことです。o(^∇^)o
ハス(蓮)の基本情報・花言葉
ハス(蓮)は、インド原産のハス科の多年草の水生植物です。現在は、観賞用や食用(レンコンなど)として、世界中で栽培されているようです。日本へは、仏教伝来とともに渡来したようです。
ハスの名前は、花が終わったあとの花托(花を支えていた部分)が、蜂の巣のように見えるため古名で「ハチス」と呼んでいたのが変化して「ハス」と呼ばれるようになったと考えられています。
また、ハスの花とスイレンを含めて「蓮華」(れんげ)と呼ぶことがあり、仏教とともに伝来し古くから使われているとのことです。
畑で咲くレンゲの花は、蓮華ににているとして名づけられたとのことです。
学名は、Nelumbo nucifera。
英名は、Lotus。
花期は7~8月で、ピンクや白の花を咲かせますが、朝開き、昼間には閉じます。一つの花が咲く期間は、4日ほどのようです。
地中に地下茎(レンコン)を伸ばして成長し、地下茎から茎や花茎をのばしますが、それぞれは中に通気のための空洞を持っています。
葉は円形で20~50cmで、水面からのびた茎の先につけ、撥水性があり水をはじきます(ロータス効果)。
花茎は葉よりも高く伸び、その先に大きな花を咲かせ、草丈は1mほどになります。
ハスは、「蓮は泥より出でて泥に染まらず」と表現されるように清らかさの象徴とされ、インダス文明の頃から神聖なものと考えられてきたようです。
現在の寺院においても、仏像の台座は蓮華(ハスやスイレン)をかたどった蓮華座としたり、仏前に「常花」(じょうか)と呼ばれる金色の木製の蓮華が置かれています。
ハスは、地下茎がレンコンとして食用にされますが、茎や種も食べることができるようです。
ハス(蓮)の花言葉は、「清らかな心」、「神聖」。
参照サイト
Wikipedia ハス
LOVEGREEN ハス
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