キュウリグサ(胡瓜草)に、薄紫の小さな花が咲いています。いろや形はワスレナグサににていますが、2mmほどの小さな花がさく雑草です。葉を揉むとキュウリのような匂いがするとして、キュウリグサと名づけられました。花言葉は、「愛しい人へ」「真実の愛」。
3月ごろから薄紫の小さな花が咲かせるキュウリグサ(胡瓜草)
キュウリグサの薄紫の小さな花
近くの空き地でみたキュウリグサ(胡瓜草)に薄紫の小さな花が咲いていました。
日本全土に分布するムラサキ科キュウリグサ属の2年草で、
葉や茎を揉むと、キュウリのような匂いがすることから、キュウリグサと名づけられました。
大きさは、2mmくらいの見落としそうな小さな花で、5枚の丸っぽい薄紫の花びらがつき、中心部は黄色くなっていて、いろの組み合わせもきれいです。
花は、地面から長く伸びた茎の先端近くに咲いています。
花言葉は、「愛しい人へ」「真実の愛」。
「真実の愛」は、中世のドイツの騎士ルドルフが、恋人ベルタのために摘もうとして川に落ちた悲恋の伝説に由来すると言われます。
小さいので、わかりにくいのですが、よく見ると、あちこちに咲いています。
花は茎の先端近くに咲いているようです。
この写真をみると、茎がのびながら、先端近くで花が咲き続けているようです。
花の下についているのは、花が終わって実になりつつあるもののようです。
ちなみに、果実は分果(複数の子房からできた果実)になり、4つのブロックに分かれます。
この花を見て思い出したのですが、昨年記事にしたオオルリソウの花に似ています。
調べると、同じムラサキ科のようです。
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キュウリグサは、やはりムラサキ科のワスレナグサににているとよく言われるようですが、たしかによくにています。
キュウリグサの茎と葉
キュウリグサの株から、たくさんの茎がでています。
草丈は、30cmくらいはあるようですが、細い茎をよく伸ばし、途中で枝分かれしています。
写真からはよくわかりませんが、茎には短い毛がはえています。
葉は、長い楕円形状で葉柄はなく、茎に互生しています。
ただし、根元から出た葉には葉柄があり、冬は地面にそって生え越冬します。
キュウリグサの基本情報・花言葉
キュウリグサ(胡瓜草)は、アジア、日本全土に分布するムラサキ科キュウリグサ属の2年草です。
葉を揉むと、キュウリのような匂いがすることから、この名前がつけられました。
学名は、Trigonotis peduncularis
英名は、cucumber herb
花期は3~5月で、茎の先に穂状の花序を出し、花の径が2mmほどの小さな薄紫の花を咲かせます。
花びらは5枚で、中心部は黄色い、きれいな花です。
花のいろや形はワスレナグサ(ムラサキ科)ににていますが、より小さな花になります。
また、オオルリソウ、ハナイバナ、ノハラムラサキ、ミズタビラコ、などのムラサキ科の花も、よくにた花が咲きます。
花の後につく果実は分果(複数の子房からできた果実)になり、4つのブロックに分かれます。
葉は茎に互生し、長楕円形で丸みがありますが、
下部のものは長い柄があり、長さ1~3cmの卵形になりますが、上部では無柄になります。
茎は下部からよく枝分かれし、先は直立して毛が付きます。
草丈は10~30cmになります。
キュウリグサの花言葉は、「愛しい人へ」「真実の愛」。
「真実の愛」は、中世のドイツの騎士ルドルフが、恋人ベルタのために摘もうとして川に落ちた悲恋の伝説に由来すると言われます。
おわりに
こんな雑草がキュウリグサと呼ばれるのに少し驚きましたが、
葉を揉んだときの匂いに由来する名前なんですね。
また、ワスレナグサににた小さな花を咲かせているのも以外でした。
たまには、虫メガネをもって雑草を覗いてみるのも、楽しいかもしれませんね。(^_^)
参照サイト・書籍
LOVEGREEN キュウリグサ
弥生おばさんのガーデニングノート 「花と緑の365日」 キュウリグサ
高村忠彦監修 日本文芸社 「季節の野草・山草図鑑」
林弥栄監修 山と渓谷社 「山渓ハンディ図鑑1 野に咲く花」