「難を転じる」と言われる縁起物のナンテン(南天)は、我が家にも植えらおり、冬になると赤や白の実をつけます。最近、実が熟すころになると、猿が食べにくるようになりました。せっかく実ったきれいな実ですが、早々に採るようにしています。
ナンテン(南天)の赤や白の実と、食べにくる猿
我が家の西側の庭に、ナンテンの樹が、10本以上はあるでしょうか、植わっています。
いまは、あまり使わなくなってきましたが、正月には、松飾などの飾りや、食べ物の添え物として、利用してきました。
縁起物ということもあり、父親が植えものです。
ちなみに、植える方角は、鬼門(北東)か裏鬼門(南西)に植えるのがいいと言われるようです。
ここのナンテンは、樹が混んできたときに、間引きする程度で、ほとんど手入れをしませんが、元気に育っています。
3年くらい前ですが、このなかに白い実のナンテンがはえていることに気づきました。
こちらが、2本あるうちの1本の、白い実のナンテンです。
ちなみに、白い実をつける南天は、シロミナンテンと呼ぶそうです。
赤が多い中に、白もあり、これもいいかなと思っています。(^-^ )
7月に、ナンテンの花について投稿しました。
この花が、いまは実にかわっているんですね。
写真の中に、細長く尖った、若い実がうつっています。冬になると、球状になりますが、初期は、細長いんですね。
ナンテンの実は、鳥に食べられ、種が運ばれて遠くで発芽すると聞きます。
ナンテンの樹の下にも、実生がありますが、離れた畑や庭で、育っているナンテンもあります。
これらは、鳥に運ばれたものと思われます。
ただ、我が家では、最近は、鳥が食べる前に、お猿が食べに来るようになっています。
2~3年前位からでしょうか。
ナンテンは、道路に面した家の前に植えられており、猿が来る山と反対側にあります。
あるとき、屋根瓦がガタガタと音がするので、急いで出てみると猿が逃げていくのが見えました。
こんな小さな実を食べにくるのですから、よほど空腹なんでしょう。
何日か後に、再来して、ほとんど食べてしまいました。
今年からは、猿が来たときは、全部採ってしまおうと思っています。
猿に、餌を与えているようになってしまっては、いけませんものね。
猿は、今年も、山から下りてきて、畑を掘って食べ物を探しているので、要警戒です。
ヽ('ー`)ノ
ナンテンの葉は、食品の防腐効果があると言われ、食べ物の飾りに使われます。
また、ナンテンの葉は、写真のように平面状に広がっているので、使いやすいということもあるんだろうと思います。
ナンテン(南天)の基本情報・花言葉
ナンテン(南天)は、中国原産で、中国、インドや日本の東北地方以南の見られる、メギ科ナンテン属の常緑低木です。
ナンテンの名前は、中国で、南天燭や南天竹と呼ばれていたのを音読みしたことに由来するとのことです。
「難を転じる」といわれ、縁起物として、庭木などによく植えられます。
花期は5~6月ころで、茎の先に、直径6~7mmで、6枚の白い花びらの花を円錐花序に咲かせます。実は液果で、直径6~7mmで、10~11月ころ、赤や白に熟します。
葉は互生し、3回奇数羽状複葉になります。小葉は長さ3〜7cm幅1〜2.5cmの披針形で、先はとがり、全縁。光沢があります。
樹高は3mほどになるとのことです。
葉は食品の防腐効果があると言われ、食べ物の添え物としてよく使われますが、切り花にも使われます。
南天の実は、薬効があるとされ、乾燥させた果実は南天実(なんてんじつ)といわれ、咳止め剤(鎮咳剤)に利用されるそうです。
ナンテンの花言葉は、「私の愛は増すばかり」「良い家庭」。
ナンテンを植えておくといい家庭ができるようで、いいですね。
参照サイト
Wikipedia ナンテン
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