ネモフィラは北アメリカ西部が原産の一年草で、4~5月にかけて2~3cmほどの5弁の花を、きれいな青に咲かせ、楽しませてくれます。花のようすから、英名はBaby blue eyesで、花言葉は「可憐」「どこでも成功」「あなたを許す」。
春の陽光に咲くネモフィラ(ルリカラクサ、瑠璃唐草)の青い花
ネモフィラの花
4月半ばになると、日本各地の公園で、たくさんのネモフィラが咲き出します。
春の光の中で咲くたくさんのネモフィラは見ごたえがありますが、
ネモフィラが日本に渡来したのは1914年(大正3年)といわれ、
意外に早かったようです。
ネモフィラ(Nemophila)の名前は、ギリシャ語で「小さな森」を意味する「nemos」と、
「愛する」を意味する「phileo」が語源で、
森近くの日当たりのいい場所で咲くことに由来しているようです。
英名は、Baby blue eyes。
花の姿から、赤ん坊のブルーの瞳を連想してつけられています。
和名は、ルリカラクサ(瑠璃唐草)。
瑠璃色の花と、唐草模様のように深い切れ込みのある葉に由来します。
花の直径は2~3cmほどと小さく、
全体に青く、中心部が白い花びらが5枚つき、
先端が2つに分かれた雌しべが1本、
先端に濃紫いろの葯をつけた5本の雄しべがついています。
春の陽光を受けて咲く姿は、心をウキウキしてくれます。
花言葉は、「可憐」「どこでも成功」「あなたを許す」で、4月7日の誕生花です。
「可憐」は花の姿そのものを表し、
「どこでも成功」はヨーロッパに移植されてもしっかり根付いたためとか。
「あなたを許す」は、ギリシャ神話に由来するといわれます。
ネモフィラは1年草なので、
11月ごろに種まきすることによって、
4月ごろに花を咲かせることができ、家庭で楽しむことができますが、
広い公園一面に植えられたネモフィラは壮観ですね。
普段よくみるネモフィラは、青ですが、
白や黒の花もあります。
こちらは、花びら全体が白で、先端に紫の点がある種類、
そしてつぎの写真は、全体が黒く、周辺が白いもの。
あまり見かけることはないですが、
ちょっと変わっていて面白いと思います。
でも、ネモフィラと言えば、
やはり、きれいな青の花でしょうか。
ネモフィラの茎や葉
こちらは、我が家のネモフィラ。
苗で買って鉢植えしたものですが、
茎が柔らかく匍匐性なので、自立することなく、
寝るように横に伸びています。
1つの株から十数本の茎が出ていて、
それぞれから枝分かれしてたくさんの葉を出していて、
その先に花をつけています。
葉は茎に対生しますが、
長楕円形で、羽状に深く切れ込んでいるのが特徴です。
いろんな花が咲き始めたこの時期に、かわいい青い花をつぎつぎにさかせるネモフィラ、こころを明るくさせてくれます。
ネモフィラの基本情報・花言葉
ネモフィラ(ルリカラクサ、瑠璃唐草)は、北アメリカ西部に分布するムラサキ科ネモフィラ属の総称で、一年草です。
日本へは1914年に渡来したとされ、園芸用に栽培されています。
学名は、Nemophila menziesii
「Nemophila」は、ギリシャ語で「小さな森」を意味する「nemos」と、「愛する」を意味する「phileo」が語源で、
森近くの日当たりのいい場所で咲くことを表していると言われます。
「menziesii」は、スコットランドの植物学者Menziesに由来します。
英名は、Baby blue eyes
花が赤ん坊の瞳のようだとしてつけられたようですね。
和名は、ルリカラクサ(瑠璃唐草)。
紫を帯びた濃い青色(瑠璃色)で、葉が唐草模様ににていることに由来します。
花は4~5月ごろに咲き、花の直径は2~3cmで花びらが5枚、
中心部に先端が2つに分かれた雌しべが1本、
先端に濃紫いろの葯をつけた5本の雄しべがつきます。
花びらの色は、
全体が青で、中心部が白い種類(ネモフィラ・メンジェシー)、
全体が白で、外周に濃紫の点がついたもの(ネモフィラ・マクラータ)、
全体が黒く、周辺が白いもの(ネモフィラ・ペニーブラック)
などがあります。
茎は匍匐性で枝分かれしながら横に広がり、草丈は10~20cmになります。
葉は長楕円形で対生し、羽状になり深く切れこみます。
花言葉は、「可憐」「どこでも成功」「あなたを許す」で、4月7日の誕生花です。
「可憐」は花の姿から、
「どこでも成功」はヨーロッパに移植されてもしっかり根付いたため、
「あなたを許す」は、ギリシャ神話に由来するといわれます。
参照サイト
みんなの趣味の園芸 ネモフィラ
奥行き1mの果樹園 ムラサキ科~ネモフィラ(瑠璃唐草)
AND PLUNTS 4月7日の誕生花