春に白い花が咲き、秋に赤い実がつくトキワサンザシ(ピラカンサ)

2022年11月4日

トキワサンザシ

トキワサンザシ(常盤山査子)は、4~5月ごろに直径1cmほどの白い花をさかせ、実は5~8mmほどの扁平な球状で、10月ごろに赤く熟します。近縁種にカザンデマリ(花山手毬)やタチバナモドキ(橘擬き)がありますが総称してピラカンサと呼ばれます。

春に白い花が咲き、秋に赤い実がつくトキワサンザシ(ピラカンサ)

トキワサンザシの赤い実

トキワサンザシの実

トキワサンザシの実

近所のトキワサンザシ(常盤山査子)に赤い実がたくさんついているので、撮らせてもらいました。

バラ科トキワサンザシ属で、樹高は6mほどになると言われますが、

この樹の樹高は2mほどで、たくさんの葉をつけ、一面にかたまってついた実がが鮮やかです。

西アジア原産の常緑低木で、明治時代に渡来したと言われます。

トキワサンザシにも、カザンデマリ(花山手毬、ヒマラヤピラカンサ)と呼ばれるよくにた近縁種があり、

判別が難しいと言われますが、実や葉の大きさなどから、トキワサンザシと判断しました。

恐縮ですが、間違っていたら訂正させていただきます。

一般的には、トキワサンザシ、カザンデマリ、タチバナモドキ(橘擬き)などの近縁種を総称してピラカンサと呼ばれます。

この記事では、トキワサンザシについて書き、後者については別途取り上げたいと思います。

名前のトキワサンザシ(常盤山査子)は、常緑樹で、落葉低木のサンザシ(山査子)ににていることに由来します。

実は写真のように、ひらべったい球形で、直径は8mmほどで、

先端についた黒く見えるものは、花についていた萼片が残ったものとのことです。

また、実の中には、長さが2.2~3mmほどの種が5個はいっています。

かたまってつくトキワサンザシ

かたまってつくトキワサンザシ

花が花序になって咲くので、実もそのままつき、

写真のように、枝に果柄を介してたくさんの実をつけますが、

果柄はしたの方が長く、上になるにしたがって短くになってついています。

トキワサンザシの白い花

トキワサンザシの花

トキワサンザシの白い花

こちらは、素材サイトから借用したものです。

花は、4~5月ごろの咲きますが、

花びらは楕円形状で5枚、雄しべは20本ほどつくとのことです。

花もこのようにきれいに華やかに咲いてきれいだと思います。 (^◎^)

花言葉は、「燃ゆる思い」「慈悲」「快活」などで、10月26日、11月13日、11月23日、12月6日の誕生花です

「燃ゆる思い」は実の赤いいろから、「慈悲」は生った実が鳥のエサにされることにちなむと言われているようです。

「快活」は、想像するに、この白い花の様子にちなむのかと想像しますが、どうでしょうか。

トキワサンザシの葉

トキワサンザシの葉

トキワサンザシの葉

葉は互生し、長さ20~40㎜ 幅8~25㎜の長楕円形から披針形で、縁に細かい鋸歯がつきます。

写真をみると大小でついていおり、長いものは40cm以上ありそうですが、

きれいな緑いろで、少し内側に湾曲しているようの見えます。

トキワサンザシのトゲ

トキワサンザシのトゲ

枝の先にはよく見るとトゲがついていますが、

多くはなく、まばらについているようです。

近寄る場合は、気を付けたほうが良さそうです。

トキワサンザシの幹

トキワサンザシの幹

こちらが幹ですが、直径15cmほどで、灰白色で平滑な樹肌です。

春にきれいな白い花がさき、秋に赤い実を樹いっぱいにつけるトキワサンザシ、

やがて実がよく熟すと、ヒヨドリ、ムクドリなどが来てみんな食べていくのだろうと思います。

トキワサンザシの基本情報・花言葉

トキワサンザシ(常盤山査子)は、西アジア原産のバラ科トキワサンザシ属の常緑低木の広葉樹です。

日本へは明治時代に渡来したと言われ、庭木や盆栽などで親しまれています。

名前は、常緑樹で、中国原産のバラ科のサンザシ(山査子)ににている由来しとして名づけられました。

別名は、ピラカンサ。トキワサンザシ属のトキワサンザシ、タチバナモドキ、カザンデマリを総称してピラカンサと呼ばれます。

学名は、Pyracantha coccinea

Pyracanthaは、ギリシア語の「pyro(炎)」と「acantha(刺)」が語源で、炎のような赤い実がなり、枝にトゲをつけることに由来します。

英名は、pyracanth,、buisson ardent,、firethorn

花期は4~5月で、枝の先に散房花序になって直径10mmほどの白い5弁の花を咲かせます。

実は幅5~9㎜の扁球形で、きれいな赤色に熟します。

ただ、いろがタチバナモドキににた橙色の品種もあるとのことです。

実の中には、長さが2.2~3mmほどの種が5個はいっています。

葉は互生し、長さ20~40㎜ 幅8~25㎜の長楕円形から披針形で、縁に細かい鋸歯がつきます。

樹幹は直立し樹高は2~6mになり、枝に刺があって褐色の毛がつきます。

トキワサンザシの花言葉は、「燃ゆる思い」「慈悲」「快活」などで、10月26日、11月13日、11月23日、12月6日の誕生花です

「燃ゆる思い」は、たくさんついた赤い実にちなんでつけられたと言われます。

「慈悲」は、実が鳥のエサになることに由来するとの説があるようです。

参照サイト

Wikipedia トキワサンザシ属 サンザシ

EVERGREEN トキハサンザシ

三河の植物観察 トキワサンザシ

みんなの趣味の園芸 ピラカンサの種類

弥生おばさんのガーデニングノート「花と緑の365日」 トキワサンザシ



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