アメジストセージは、メキシカンセージなどとも呼ばれ、斜めに伸びた長い茎に穂状になって紫の萼をつけ白い花を咲かせます。名前は、いろが天然石のアメジストのような紫いろで、セージの仲間であることに由来します。中央アメリカ原産のシソ科の多年草です。
紫の萼に白く咲くアメジストセージ(メキシカンセージ)
アメジストセージの紫の萼に咲く白い花
9月ごろから、アメジストセージの花をよく見かけます。
茎は倒れかかるように横向きに伸び、茎の先に、穂状の花序になって先が白く紫いろの花を咲かせます。
大きな株になって、たくさんの茎をだし、競うように咲く様子は目を引きます。
花序の長さは10~30cmほどで、よく目立つ紫の部分は萼で、ビロードのような柔らかい毛で覆われており、
その先に、唇形の白い花が咲いています。
アメジストセージの名前は、萼の紫が、紫の天然石のAmethystのようであり、
セージ類の近縁種であるとして名づけられたようです。
メキシコなど中央アメリカが原産で、メキシカンセージ、メキシカンブッシュセージやベルベットセージなどとも呼ばれます。
精油や料理のスパイスに使われることもあるようですが、
日本では主に鑑賞用に栽培されているようです。
花言葉は、「家族愛」「家庭愛」で、10月29日の誕生花です。
たくさんの花が、家族が寄り添うように咲いていることからつけられたと言われます。
花が連なった先端は尖っていて、まだ伸びるように見えます。
紫の萼は、写真のように、ビロードのような柔らかい毛でおおわれており、優しさを感じます。
道を歩いていると、このようにくねくねと伸びだしているアメジストセージに出会いますが、
紫と白の取り合わせが独特な花で、楽しませてくれます。
アメジストセージの茎や葉
葉は、細長い披針形で先端が尖っており、茎に十字対生でつき、
いろは淡い緑色で軟毛があり、縁に鋸歯がなく全縁のようです。
草丈は100~150cmになりますが、斜めに傾いて伸びます。
倒れそうになるので支柱を立てて支えますが、茎は折れやすいので注意が必要のようです。(^_^)
横に向かって勢いよく育ち、たくさんのきれいな花を咲かせるアメジストセージ、もう少し楽しませてくれそうです。
アメジストセージの基本情報・花言葉
アメジストセージは、中央アメリカ原産のシソ科アキギリ属の多年草です。
海外では精油や料理のスパイスに使われるようですが、薬効はないとされ、
日本では主に鑑賞用に栽培されているようです。
名前の「アメジスト」は、花の萼がきれいな紫であることから、紫いろの天然石であるAmethystのようだとしてつけられました。
セージは、ラテン語のsalvus(健康、治療)が語源で、薬用にされるものが多いアキギリ属の植物であることからつけられたようです。
別名は、メキシカンセージ、メキシカンブッシュセージ、ベルベットセージ。
学名は、Salvia leucantha
Salvia「サルビア」の仲間で、leucanthaは「白い花をした」を意味します。
英名は、Amethyst sage、Mexican bush sage
花期は9~11月で、長く伸びた茎の先に、10~30cmの穂状花序になって、
ビロード状の軟毛で覆われた紫の萼に、白や紫の花を咲かせます。
雄しべは5本ありますが、そのうちの3本は退化しています。
また、雌しべは1本つき、先は2つに裂けます。
実は、内部が4つに分かれた分果になります。
葉は、長い披針形で先端が尖り、茎に十字対生でつきます。 いろは淡い緑色で軟毛があり、いい香りがします。
草丈は100~150cmになりますが、斜めに倒れるように伸びます。
花をたくさん咲かせるためには、夏までに摘心するといいと言われます。
アメジストセージの花言葉は、「家族愛」「家庭愛」で、10月29日の誕生花です。
たくさんに連なって、寄り添うように咲く様子からつけられたと言われます。
参照サイト
Wikipedia アメジストセージ
山崎造園 夏の終わり秋花壇 アメジストセージ(メキシカンセージ)
LOVEGREEN アメジストセージの育て方
LOVEGREEN 10月29日の誕生花