インパチェンス(アフリカホウセンカ)は、花期が5~11月と長く、直径2.5~5cmのよく開いたピンク、オレンジなどの花を咲かせます。熱帯アフリカ原産のツリフネソウ科の一年草で、草丈は30~60cmほどで、茎は軟らかく多汁質で、よく分岐します。
インパチェンス(アフリカホウセンカ)のピンクやオレンジの花
インパチェンスの花
近くの道沿いの石垣にインパチェンス(アフリカホウセンカ)のピンクやオレンジの花が咲いています。
写真のように、5枚の花びらが開いており、直径は2.5~5cmくらいです。
花期は5~11月ごろといわれ、長く咲いているのが見られます。
最初はニチニチソウかとも思ったのですが、葉の鋸歯や茎への付き方から、インパチェンス(アフリカホウセンカ)のようです。
熱帯アフリカの高地に分布するツリフネソウ科の一年草で、以前記事にしたキツリフネの近縁種です。
流通名で学名の「インパチェンス」は、ラテン語のimpatiens(意味は、「我慢できない」)で、
熟した実に触ると、タネがはじけ飛ぶことに由来します。
和名の「アフリカホウセンカ」は、アフリカ原産でホウセンカ(鳳仙花)の仲間の花なので、このようにつけられたようです。
ピンクやオレンジの華やかな色の花なので、よく目につききれいです。(^_^)
どこかのお宅で栽培していた種が落ちて、増えてきたのでしょうか。
半日陰で、日当たりはあまりよくないのですが、
根の近くに水が流れ落ちているのがいいようで、
他の草に負けずに元気に育ち、たくさんの花を咲かせています。
最近の草花は、いろんな種類が開発されていますが、
インパチェンスもいろんな種類がつくられているようです。
花の色は、ピンク,、オレンジ、白、赤、複数色などがあり、一重咲きとともに八重咲きもあります。
こちらは、八重咲の写真ですが、
バラかと見まがうほどよくにていて、きれいです。
花を見ただけでは、区別がつかないのではないでしょうか。
インパチェンスの茎や葉
インパチェンスは、写真のように水っぽい感じの薄緑の茎で、
あちこちで、枝分かれしています。
草丈は30~60cmほどになりますが、
葉は茎に互生し、数cmの葉柄があり、葉は楕円状で長さは2.5~13cmほどです。
写真のように、葉の縁には緩い鋸歯がついていますが、
表面にきれいな葉脈がついていて、縁まで伸びているようです。
石垣の条件の良くないところできれいに咲くインパチェンス、秋まで長く楽しませてくれるのもいいですね。
インパチェンスの基本情報・花言葉
インパチェンス(アフリカホウセンカ)は、熱帯アフリカ(タンザニアからモザンビークの1800m以上の高山地帯)に分布する、
ツリフネソウ科ツリフネソウ属の一年草です。
インパチェンスは、ラテン語のimpatiens(意味は、「我慢できない」)で、
熟した実に触ると、タネがはじけ飛ぶことから名づけられました。
和名のアフリカホウセンカは、アフリカから渡来したホウセンカににた花としてつけられたのだろうと思います。
なお、ホウセンカ(鳳仙花)は、中国名を音読みしたもので、
花の形が中国の伝説上の鳥である鳳凰が羽ばたく姿ににているとしてつけられたと言われます。
学名は、Impatiens walleriana
花期は5~11月で、茎の葉腋から総状花序を出して、直径2.5~5cmの開いた花を、1~3個ほど咲かせます。
花の色は、ピンク,、オレンジ、白、赤、複数色などがあり、一重咲きと八重咲きがあります。
果実は熟すとふれただけでタネがはじけ飛びます。落ちたこぼれ種でもよく発芽するのが見られます。
葉は単葉で互生し、長さ2.5~13cmの卵形~楕円形で、縁にまるい鋸歯があり、鋸歯と鋸歯の間には芒状の突起があります。
草丈は30~60cmほどで、茎は軟らかく多汁質で、よく分岐します。
インパチェンスの花言葉は、以下のようになります。
ピンクが「鮮やかな人」で7月25日の誕生花、赤が「豊かさ」で9月6日の誕生花。
全般的には、「強い個性」「短気」「目移りしないで」「私に触れないで」で、
5月3日、6月29日、7月25日、9月6日の誕生花です。
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参照サイト
Wikipedia アフリカホウセンカ ホウセンカ ニチニチソウ
みんなの趣味の園芸 インパチェンス
EVERGREEN アフリカホウセンカ
弥生ばあさんのガーデニングノート「花と緑の365日」 インパチェンス
花言葉-由来 ホウセンカ