アメリカンブルーは、地面にそって伸び、5月から10月に青い花を咲かせます。5枚の花びらの合弁花で、直径2cmほどの小さなヒルガオ科の一年草または多年草です。別名のエボルブルスは、ラテン語のvolvulusで「地をはって伸びる」を意味します。
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地面にそって伸びて咲くアメリカンブルーの青い花
アメリカンブルーの花

アメリカンブルーの花
車から、青い花が咲いているのを見かけました。
道路沿いの空き地から、地面にそって伸びたツルのような茎にアサガオのような青い花がたくさん咲いていました。
調べて見ると、アメリカンブルー(別名はエボルブルス)でした。
直径2cmほどの小さな可愛い花で、5枚の花弁の合弁花です。日中に開き、夜間や天候が悪い日は閉じますが、花期は5~10月で、長く咲き続けるようです。
写真を撮ったのは、4時ごろで曇っていたからでしょうか、写真のように開き切った花は少ないようでしたが、初夏から咲き始め、夏の暑い時期から秋まで、涼し気な花を咲かせ続け、楽しませてくれます。

道端に生えるアメリカンブルー
写真のように、他の野草と一緒に空き地に生え、道路に向かって匍匐するように伸びてたくさんの花を咲かせています。
アメリカンブルーは、南北アメリカ原産で、1980年代に日本に輸入されたヒルガオ科アサガオガラクサ属(エボルブルス属)の一年草もしくは多年草です。
輸入された当時は、いろんな名前で呼ばれていたようですが、いまは、アメリカンブルーと呼ばれることが多いようです。
花言葉は、「あふれる思い」「清潔」「清涼感」「ふたりの絆」で、6月25日、7月6日の誕生花です。
「あふれる思い」は、たくさんの花が長く咲き続けることから、「清潔」や「清涼感」は青い花から受ける感じに由来するようです。
アメリカンブルーの茎・葉

アメリカンブルーの茎と葉
撮影した場所では、いろんな野草と一緒に生えて、競い合って育っているようでしたが、車道に向かって茎がのび、その先に花が咲いていていました。
葉は、茎に互生し、楕円形ですが、先の方ではひし形で内側に湾曲しているようです。

拡大した茎と葉
花の下の茎の部分を拡大して見ました。
間隔をおいてついた葉の付け根から花茎が出ています。その先についているのは実でしょうか。茎には一面に小さな白い毛が見られます。
まだ咲き始めたばかりのアメリカンブルーですが、これから、夏から秋にかけて長く咲くのを見るのも楽しみです。
アメリカンブルーの基本情報・花言葉
アメリカンブルーは、南北アメリカ原産で、1980年代に日本に輸入されたヒルガオ科アサガオガラクサ属(エボルブルス属)の一年草もしくは多年草です。
輸入当時に、正確な品種名がわからず輸入業者が銘々に名前を付けていましたが、現在は、「アメリカ原産の青い花」という意味でアメリカンブルーの名前で流通しています。
別名は、エボルブルス。ラテン語の evolvulusが「地をはって伸びていく」の意味を持ち、匍匐性であることを意味します。
学名は、Evolvulus pilosus
英名は、Blue daze
花期は5~10月で、5枚の花びらが合着した合弁花で、直径2~3cm程の青い色の花を咲かせます。
葉は、楕円形で茎に互生し、葉や茎に細かな毛がつきます。
茎は地面を這うように伸び、よく分岐し、20~40cmの高さになります。
アメリカンブルーの花言葉は、「あふれる思い」「清潔」「清涼感」「ふたりの絆」で、6月25日、7月6日の誕生花です。
参照サイト
Wikipedia エボルブルス属
FLOWERs アメリカンブルー
LOVEGREEN アメリカンブルー
弥生おばさんのガーデニングノート「花と緑の365日」 アメリカンブルー