ユリズイセン（アストロメリア）は花弁に縞模様がつき、葉はねじれます

ユリズイセン（アストロメリア）は、50～100cmの茎の先に、花序で3～８個の漏斗状の花を咲かせます。花弁は、縞模様が入った内側の小さな3枚と、外側の大きめの3枚でつきます。葉は互生し、形は長楕円形～狭披針形、付け根で180度ねじれます。

ユリズイセン（アストロメリア）は花弁に縞模様がつき、葉はねじれます

ユリズイセン（アストロメリア）の花

ユリズイセンのピンクの花

ユリズイセン（アストロメリア）のピンクの花が咲いています。

花弁は6枚で、内側の3枚は細長く小さめで、上の２枚は黄色みを帯びて縦に縞模様が入っています。外側の3枚は丸い形で大きめになり、花の形は漏斗形です。

縦に入った縞模様は、虫を引き付ける効果があるとか。

漏斗状の花が、茎の先に花序になって3～8個咲き、華やかな姿に引きつけられます。（^_^）

日本名がユリスイセン（百合水仙）で、学名はアストロメリア。

別名に、ユメユリソウ、インカノユリなどがあります。

原産地のブラジル北部では、100種類ほどが自生しており、低地から高地、乾燥地から湿地など環境に応じたものが育っているとのことです。

オランダやイギリスを中心に交配選抜が行われ、花が咲く期間や色などが違うたくさんの種類が開発されているようです。

ちなみに、いろは、ピンク、黄、白、オレンジ、紫、グリーン、赤、茶や複色になったものがあります。

ブラジル北部原産で、日本へは1926年（大正15年）に渡来し、一般家庭で育てられるとともに、切り花としても流通していますが、野生化も進んでいると言われます。

花序で咲くユリズイセン

日当たりのいい場所で見ると、きれいさとともに、勢いも感じるように思います。

いろんな花の色があるので、花言葉もそれに応じてつけられています。

ユリズイセン一般は「持続」「エキゾチック」で、ピンクは「気配り」、黄色は「持続」、赤は「幸い」、オレンジは「友情」など色別に決められています。

みないい感じの花言葉ですね。また、8月9日の誕生花です。

こちらのユリズイセンは、道路沿いの空き地に植えられています。

たくさんの茎に咲く花

根は塊根で広がり、そこからたくさんの茎を出し50～100cmほどの高さになります。

茎は分枝せず直立しますが、あまりつよくないようで、斜めになったり傾いているものが多いようです。

黄色いユリズイセンの花

こちらは、素材サイトから借用した黄色いユリズイセンの写真です。

いろが変わると雰囲気も変わるようです。いろんな種類があるので、花の色でも楽しめそうですね。

ユリズイセンのねじれた葉

ねじれてつくユリズイセンの葉

ユリズイセンの葉は、ねじれてつきます。この写真でわかるかと思ったのですが、いま一つわかりにくいかもしれませんね。

ご容赦ください。葉の付け根で、180度ねじれて、裏表が逆になるという面白い特徴があります。

この花を見かけたら、たしかめてみてはいかがでしょうか。（＾⊆＾）

ユリズイセンの基本情報・花言葉

ユリズイセン（アストロメリア）は、ブラジル北部原産の栽培品種で、ユリズイセン科  ユリズイセン属の多年草です。

原産地では100種類ほどが自生しており、日本へは1926年（大正15年）に渡来し、長野県や愛知県などで切り花用に栽培されていますが、各地で野生化も進んでいるようです。

別名は、ユメユリソウ、インカノユリ。

学名は、Alstromeri

英名は、Lily of the Incas

花期は5～7月で、茎の先端に散形花序で3～8個の漏斗状の花をさかせます。花弁は6枚つきますが、先が尖った内側の3枚と丸い形の外側の3枚に分かれ、内側の花弁には紫褐色の縞模様がつきます。ただ、縞模様の付かない種類もあり、スポットレスと呼ばれます。花の色は、ピンク、黄、白、オレンジ、紫、グリーン、赤、茶などたくさんの種類があります。

葉は互生し、長さ6～11㎝ 幅1～3.5cｍの長楕円形～狭披針形で、付け根の部分で180度ねじれます。

地下に肉質の塊茎をもって広がり、茎がたくさん出て、分枝せずに直立し、草丈は高さ50～100㎝になります。

ユリズイセン（アストロメリア）の花言葉は、全般のものは「持続」「エキゾチック」で、ピンクは「気配り」、黄色は「持続」、赤は「幸い」など色別に決められています。また、8月９日の誕生花です。

参照サイト

Wikipedia　アストロメリア属

みんなの趣味の園芸　アストロメリア

三河の植物観察　ユリズイセン

LOVEGREEN　アストロメリア