キツネノマゴ(狐の孫)は、花期8~10月ごろに茎の先端に穂状花序をつけ、赤紫の小さな花を咲かせます。花言葉は「女性の美しさの極致」など。中国、朝鮮半島、インドシナ、インドなどや、日本の本州以南に分布するキツネノマゴ科キツネノマゴ属の1年草です。
8~10月に赤紫いろの花を咲かせるキツネノマゴ(狐の孫)
キツネノマゴの赤紫いろの花
キツネノマゴ(狐の孫)と呼ばれる一年草です。
周辺にヒガンバナの赤い花がたくさん咲いているなかで、
長さ約7mmほどで、高さが5mmほどの赤みを帯びた赤紫の小さな花が、2個ペアになって咲いていて、健気です。
最初に見たときは、あまり見かけない花だと思ったのですが、その後はあちこちで見かけました。
環境があっていると、群生してたくさん生えるようで、
日本では、本州以南で普通に見られるとされます。
キツネノマゴとは面白い名前ですが、名前の由来は、
茎の先端につく穂状花序の様子が狐の尻尾ににているとか、
花がキツネの顔ににているとか言われるようですが、はっきりしたことはわからないようです。
花言葉は、「可憐美の極致」「女性の美しさの極致」「この上なくあなたは愛らしく可愛い」など、素晴らし花言葉がそろっています。
キツネノマゴの美しさからつけられたものでしょうが、
これほどいい花言葉はあまりないかもしれませんね。(^⊆^)
茎の先端に円柱形の穂状花序をつけ、大きさは7mm前後で、赤紫色の唇形花を咲かせ、下唇には白い模様がはいっています。
また、トカラ列島~南西諸島、台湾には、葉がより小さな、キツネノヒマゴ(狐の曾孫)と呼ばれる品種も分布しているそうです。
他にも、ケブカキツネノマゴ 、シロバナキツネノマゴ、キダチキツネノマゴなどいろんな仲間があるといわれます。
花の様子をもう少し見てみると、上唇は小さな三角形で先端は2裂し長さ2mmほどの大きさです。
下唇は丸く広がって反り、先端は3裂し約4mmほどですが、上唇にくらべて広く赤紫色なので、花の全体の色は、赤紫に見えます。
下唇についた白い斑紋が特徴的ですね。
茎・葉
茎や葉は、こんな形です。
茎はまばらに分枝して、高さ10〜40cmになり、下向きの短毛が生えています。
葉は対生し、葉柄の長さは2〜15mm、葉の大きさは卵形で長さ2〜4cm 幅1〜2cmで、先はややとがっています。
葉の縁には鋸歯がなく全縁で、両面に毛が生えています。
こちらは、地面に沿って伸びる様子です。
長く伸びた茎からいくつもの枝が出ており、
その先も枝分かれしてその先に、1、2個の花を咲かせています。
たくさん枝分かれすることによって花の数を増やしているように感じます。
キツネノマゴの基本情報・花言葉
キツネノマゴ(狐の孫)は、中国、朝鮮半島、インドシナ半島、マレー半島、インドなどや、
日本の本州以南に分布するキツネノマゴ科キツネノマゴ属の1年草です。
名前は、茎の先端につく花序の様子がキツネの尾ににているや、
花の形がキツネの顔を連想させるなどの説がありますが、はっきりしないようです。
別名は、、キツネノタマゴ(狐の卵)、カグラソウ(神楽草)、メグスリバナ(目薬花)、カヤナ。
学名は、Justicia procumbens
英名は、Rat tall willow
花期は8~10月ころで、茎の先端に円柱形の穂状花序をつけ、小さな花を咲かせます。
それぞれの花のもとには苞があり、苞が並んだ棒状に見えます。
花は唇形花で、長さ約7mmほど、高さが5mmほどの赤紫紫の小さな花です。
上唇は小さな三角形で先端が2裂して長さ2mmほど、下唇は丸く広がって下にそり反り、先端は3裂しています。
花全体は白ですが、下唇が広く赤紫色が目立ちますが、
下唇に白い斑紋が見られます。
葉には長さ2~4cmの葉柄があって対生し、長さ2〜4cm 幅1〜2cmの卵形で先端は少しとがります。
また、両面に毛がみられ、全縁です。
茎は根元がやや横に這い、分枝して立ち上がり、草丈さは10~40cmで、短い毛が生えています。
なお、キツネノマゴの変種に、キツネノヒマゴや、花が白いシロバナキツネノマゴがあります。
キツネノヒマゴは、トカラ列島~南西諸島、台湾に分布し、葉がより小さいことから名づけられたと言われます
また、たくさん生えているキツネノマゴの中にシロバナキツネノマゴが生えていることがあるとされます。
キツネノマゴの花言葉は、「可憐美の極致」「女性の美しさの極致」「この上なくあなたは愛らしく可愛い」、2月12日の誕生花です。
女性をほめたたえる素晴らしい花言葉ですが、この花の姿に由来するのでしょうね。
参照サイト
Wikipedia キツネノマゴ
三河の植物観察 キツネノマゴ シロバナキツネノマゴ
松江の花図鑑 シロバナキツネノマゴ
Chills Laboratory キツネノマゴ