ムスカリは、3~5月ごろに、青、紫、白などの、壺形でブドウのような花を咲かせます。名前は、香りがジャコウ(ギリシャ語でムスク)ににていることに由来します。約6万年前から、埋葬花などに使われてきた、西アジアや地中海沿岸地方原産の球根性多年草です。
ムスカリに、青く、壺形でブドウのような花が咲いています
ムスカリの青い花
散歩の途中で見つけたムスカリの花です。
ブドウのような形をしているとして、ブドウヒアシンスとも呼ばれるそうです。
花期は3~5月、ちょうど咲き始めたころですね。
たくさんの細長い葉から、いくつもの花茎(カケイ)を出し、その先に総状花序で花をつけています。
花茎の長さは15~20cmくらいで、花の数は12~20個、花の長さ3mmほど。
この写真では、花序の上のほうについた花は、くすんだ色をしています。
まだ、ツボミから開ききっていないんでしょうか。
もう少しすると、つぎの写真のように、全体がきれいな青紫になるはずです。
個々の花をみると、壺形で、中ほどがふっくらと膨らみ、先端がすぼんで白く縁どられてます。
色がきれいで、可愛い花がたくさんつくので、だれにでも好かれる花でしょうね。
嫌いという人はいないのでは、人もこうありたいものですね。むつかしそうですが・・
5月ころまで咲くようなので、もうしばらく楽しませてくれそうです。
最近は、青、紫、白、黄、ピンクなどの花も見られるようになったとのことです。
実際には見たことがありませんが、色が増えると、楽しさも増えそうですね。
ムスカリのツボミ(蕾)
我が家では、近くの野に咲いていたムスカリを採ってきて鉢植えにしています。
道端で咲いているのを見たので、鉢を覗いてみると、写真のような、ボツボツとしたツボミと思われるものが、地面から出ていました。
鉢は少し日当たりが良くない場所にあるからでしょうか、咲くのがおくれているようです。
もうすぐ花茎が伸びて、ボツボツとしたツボミが青紫に変わるんだろうと思います。
ムスカリが地面から出てくる姿が、こんな形だとは知りませんでした。
見栄えがいいとは言えないかもしれませんが、しっかりとしているようです。
このような発見も、花を栽培する楽しみなんでしょうね。 \(^W^)/
ムスカリの実
花が終わると実をつけるのが、植物の営みですね。
ムスカリの実はこんな形なんですね。羽根のような形で、三つに分かれているようです。
ムスカリは球根植物なので、分球によって増えますが、この実の中に種を持っていて、落とした種によって増える種類もあるとのことです。
ムスカリの基本情報・花言葉
ムスカリは、西アジアや地中海沿岸地方が原産で、地中海沿岸を中心に分布するキジカクシ科ムスカリ属の球根性の多年草です。
ムスカリの名前は、香りがmoschos(ムスク:ギリシャ語)、ジャコウ(麝香)ににていることに由来します。
学名は、Muscari
英名は、Grape hyacinth
花期は3~5月で、花の色は、青、紫、白、黄、ピンクなどがあり、地面から延びた茎に壺形の小さな花をブドウのようにたくさんつけ、草丈は10~30cmになります。
イラン北部の約6万年前のネアンデルタール人の遺跡において埋葬にムスカリを手向けた痕跡があり、人類最古の埋葬花と言われています。
日本には、1980年ころに市場に出回ってきたと言われます。
ムスカリの花言葉は、「寛大なる愛」「明るい未来」「通じ合う心」「失望」「失意」で、1月30日、2月26日の誕生花です。
おわりに
我が家の鉢植えのムスカリがまだ咲いていなかったので、道端で咲いているのを見たときは少し驚きました。
日当たりがいいところは先に咲き始めるのは、他の植物でも見られますね。
このところ暖かくなり、雨もよく降るので、いろんな花が咲き出しています。
レンギョウ、ボケ、スイセン、グラジオラス、サクラソウ、スミレ、ハハコグサなど。
そのうちに山菜も出てくるので、あれもこれもと忙しくなってきます。 *\(^S^)/*
参照サイト
Wikipedia ムスカリ
みんなの趣味の園芸 ムスカリ