秋に小さな実をつけ、真っ赤な紅葉がきれいなニシキギ(錦木)ですが、冬には実も葉を落として、枝についたカミソリのような翼が目だちます。この翼をみたてて、カミソリノキと呼ばれることもあるニシキギは、冬の枝でも楽しませてくれます。
<目次>
冬のニシキギ

紅葉がきれいなことで知られているニシキギ(別名:ヤハズニシキギ、カミソリノキ)ですが、
葉が落ちた枝は、ほかの樹には見られない特徴にある姿をしています。(^_^)

コルク質の翼と言われますが、カミソリにたとえられる形をしています。
カミソリのような鋭い刃ではないですが、形がにているんですね。
大小の刃があり、互い違いに直角方向を向いてついているようで面白い形ですね。
この枝は、生け花にもされるようです。
わたしも、たまに花瓶に飾ります。
ニシキギの仲間には、翼の無いコマユミ(小真弓)という種類もあるようです。
見たことはありません。 (>_<)

ニシキギは、盆栽や庭木にされることも多いようですが、
我が家の庭にも植えられていて、4mくらいになっています。
ほとんど手入れもしないので、枝が伸び放題です。
ニシキギは雌雄異株ですが、この樹は雌なので毎年実をつけます。
以前の記事に書いた、ニシキギの花や実や紅葉ですが、以下に載せました。
いろんな姿を見せてくれる楽しい樹だと思います。
春と秋のニシキギ
ニシキギの花

5月に小さな花をたくさん咲かせます。
小さいので目立たない花なのですが、よく見ると可愛いいですね。
ニシキギの実

雌の樹には、実が生ります。
葉に隠れて見えにくいのですが、去年はたくさんの小さな実がついていました。
ツリバナ、マユミ、ツルウメモドキなどニシキギ科の植物と良くにた実で、
鳥が好んで食べ、種子散布されるようです。
ニシキギの紅葉

ニシキギの名前は、美しいものの象徴を意味する「錦」に由来するそうですが、
日当たりの良い場所のニシキギの紅葉は、見事ですね。
モミジやニシキギの紅い紅葉は、
日本の紅葉の素晴らしいところとも聞きます。
ニシキギについて
ニシキギ(錦木)は、中国、アジア北東部に分布し、日本では北海道から九州で見られるそうです。ニシキギ科ニシキギ属の落葉低木で、雌雄異株です。
公園樹や庭木に植えられていますが、盆栽にもされているとのことです。
ニシキギの花言葉は、「あなたの定め」 「あなたの魅力を心に刻む」 「危険な遊び」。
おわりに
紅葉でよく知られているニシキギの冬の様子と、四季の変化を見てみました。
それぞれの時期で違った姿が見られて、楽しめる樹だと思います。
もうすぐ、他の樹々と同じ様に、一斉に新芽が出てくるのも楽しみです。
参照サイト
Wikipedia ニシキギ
森と水の郷 あきた ニシキギ
花言葉 花の持つ言葉 ニシキギ
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