チカラシバ

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ブラシのようなチカラシバ(力芝)の花序

2020年10月19日

9月中頃から、チカラシバ(力芝)が花をつけています。長く伸びた茎に、ブラシのような形の花を咲かせるチカラシバは、強く根が張り、葉も硬いため、厄介な雑草です。秋には、種をつけた小さな穂についた毛が、動物なのどにひっついて種を散布します。

ブラシのようなチカラシバ(力芝)の花序

チカラシバの葉

チカラシバの株

チカラシバの株

チカラシバ(力芝)は、畑の周辺の道などにもよく生えており、いつも雑草として刈っている植物です。

よく瓶の洗浄に使うブラシのようだと言われるようですが、たしかに見た目は、みるからにブラシのようですね。

背丈は70mくらいでしょうか、ブラシの長さは10~20cmほど、直径が4cm程度になります。

根をよく張るので、力を入れて抜こうとしても抜けないので、チカラシバ(力芝)と名づけられたそうです。

別名は、ミチシバ(道芝)。 (°◇°;)

日本原産の被子植物で、イネ科チカラシバ属の多年草です。

北海道南西部以南の日本に分布しているようです。

4月ころ発芽して、9月~10月ころまで花が咲き、11~12月に実をつけます。

チカラシバの葉

チカラシバの葉

写真は、チカラシバの葉を撮ったものですが、地下茎はあまり伸びずに株をつくるため、たくさんの茎を出してその先に花穂をつけます。

花言葉は、「信念」「気の強い」「尊敬」で、9月2日の誕生花です

根を張ってしっかりと地面に生えている様子に由来すると言われます。

12月ごろには種をつけますが、種にはトゲ状の毛がついており、動物などにひっついて運ばれるといわれます。

(北川尚史監修、トンボ出版、「ひっつきむしの図鑑」)

葉は、細長く、根元からまっすぐ伸びています。

葉の裏面には、根元方向に引っかかる小さなギザギザがついています。

チカラシバの花序

伸び始めの花穂

伸び始めの花穂

こちらは、チカラシバの花(花穂)が、葉の付け根から伸び始めたところです。

このように花穂が上に伸び、広がってブラシ状の穂状花序をつけます。  (^-^ )

穂状花序は、長さが10~20cm、直径4cmほどで、小穂の根元に長さ2cmほどの総苞毛をつけ、

冒頭の写真のようにブラシのような形をしています。

チカラシバ

チカラシバの雄花

花を拡大してみました。

たくさんの総苞毛が見られますが、その間の小穂に雄花が咲いています。

写真のように、小穂から白い花糸をだし、その先にすいている茶色いものが葯になります。

残念ながら、雌しべは見ることができませんでした。

チカラシバの花穂

チカラシバの花穂

チカラシバを上から見たところです。互いにくっつくことなく、間隔を保つように伸びています。

チカラシバは、万葉集に「芝草」という名で歌われているとの説もあるようで、古くから日本に生えていた植物のようです。

ただ、芝草はチカラシバを表すのではなく、普通の雑草ではないかという説もあり、はっきりしないようです。

古代の人たちも身近に触れ合っていたと思うと、少し見方がかわります。

チカラシバは、普通は単なる雑草とされていますが、ドライフラワーや茶花にも利用されるとも聞きますが、面白いはなですね。 (^-^)

チカラシバの基本情報・花言葉

チカラシバ(力芝)は、中国、朝鮮半島、フィリピン、マレー半島、インドや日本の北海道の南西部から九州、沖縄に分布する、被子植物でイネ科の多年草です。

チカラシバの名前は、よく根を張るため、力をいれて引っ張ってもなかなか抜けないことや、茎を引っ張ってもちぎれないことなどから、名づけられたとのことです。別名は、ミチシバ。

花期は8~11月で、穂状に暗紫色の花をつけます。

穂状花序は、長さが10~20cm、直径4cmほどで、ブラシのような形をしています。

小穂の根元に、長さ2cmほどにの総苞毛(毛状の総苞片)をつけています。

雌性先熟花で、雌性から雄性へ、または雌性~中性~雄性へと変化します。

11~12月に結実し、種は小さな穂につき、穂の柄についたトゲ状の毛が動物などに引っかかって、種子散布します。

いわゆる、ひっつき虫です。

地下茎が短いために、周囲から茎を出して育つため大きな株を作ります。

また、茎は直立し、草丈は30~80cm、葉は堅く、長さ30〜70cmくらい、幅4〜7mmほどになります。

にた野草にエノコログサがありますが、全体に小さく、穂先が垂れ下がるので、違いは容易です。

チカラシバの花言葉は、「信念」「気の強い」「尊敬」で、9月2日の誕生花です

おわりに

道端や空き地などで、よく見かけるチカラシバ(力芝)について、調べてみました。

普段、根を張ると引き抜くのが厄介な雑草ですが、ヨーロッパでは園芸品種が開発され栽培されているとのことであり、見方によって面白いのかもしれません。

参照サイト・書籍

Wikipedia チカラシバ

mirisiru.jp チカラシバ

素人自然科学者の自然観察日記

たのしい万葉集 芝草

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