5月になると、カタバミ、ジシバリ、カントウタンポポ、ヘビイチゴ、サワハコベなど、いろんな野草たちが花を咲かせ、実をつけます。野草や雑草と呼ばれ、あまり気にもかけられないようですが、毎年、元気に花を咲かせ、実をつけます。野草の力強い姿を撮りました。
5月に見かける野草たち
カタバミ
カタバミにハエのような虫がとまっています。
ハート形の葉が特徴的な多年草で、どこでも良く見かけます。日影になったり、曇りには花を閉じる性質があります。
花の記憶はなかったのですが、葉を見るとすぐに識別できます。子供の頃食べたことがありますが、酸っぱい味だったと思います。
花言葉は、「喜び」「輝く心」「母のやさしさ」。カタバミを漢字で酢漿草と書きますが、これはカタバミの葉と茎にシュウ酸が含まれ、すっぱいためとのこと。
ジシバリ
タンポポに似ていますが、ジシバリ(地縛り、別名イワニガナ、ハイジシバリ)です。
この花も良く見かけますね。ジシバリの名の由来は、地面を覆い尽くし、地面を縛っているように見えるとみなしたためとのこと。
普段よくみるので、よく見たことが無かったのですが、写真でみると、形が整ってきれいですね。
たまにする草引きに出くわしますが、そのまま引っこ抜こうとすると、根まで抜けないことが多い様に思います。
花言葉は、「忍耐」。4月から7月頃までが、開花時期とされます。
カントウタンポポ
綿毛が目立つカントウタンポポ(アズマタンポポ)も良く見かけます。
カントウタンポポは日本原産で、関東から中部地方にかけて多く分布する多年草です。花期は、3~5月。
渡来種であるセイヨウタンポポは、花の基部を包んだ総苞が外側にめくれている特徴があり、カントウタンポポとの相違点です。
また、自分の花粉を自分のメシベにつけても種ができないため、他の株からハチやチョウによって花粉が運ばれる必要があり、群生していないと種ができないと言われます。
若葉は山菜とすることがあり、根はコーヒーによく似た飲み物とする場合があるとのことです。
花言葉は、「愛の神託」「神託」「真心の愛」「別離」。
サワハコベ
この花の名前は、サワハコベのようです。
小さい花を見かけたので、写真に撮りましたが、名前が良く分からず、いろいろ調べた結果、サワハコベとわかりました。
ナデシコ科の多年草で、北海道以外に分布しているそうです。
いままで、小さい花はあまり気にとめることが無かったのですが、ブログの種になることもあり調べるようになりました。(⌒ ⌒;)
花言葉は、「初恋の思い出」。
写真に写っている青い花は、オオルリのようなのですが、良く分かりません。
ヘビイチゴ
最後は、ヘビイチゴの花です。
バラ科の多年草で、赤い実を付けます。実は甘くないそうですが、もう少しいい名前を付けてやってほしいと思うのは、私だけでしょうか。アジア南東部と日本全土に分布しているそうです。
花だけでは、識別がつかなくても、独特の実を見ればわかる人が多いと思います。撮ったら追加したいと思います。
花言葉は、「可憐」、「小悪魔のような魅力」。
小さい花は、目立たず、ほとんど気にも止められないと思いますが、ちょっと気の毒ですね。
以上、5月に見かける草花を取り上げましたが、他にもいろんな野草が見られます。
そのうちの主なものを記事にしていますので、こちらもご覧ください。