ニチニチソウはマダガスカル原産のキョウチクトウ科の一年草です。光沢ある楕円形の葉をつけ、初夏〜秋にかけて白・ピンク・赤・紫などの5弁花を次々と咲かせます。高温乾燥に強く、病害にも比較的強健で、鉢植え・花壇・街路などの植栽に広く利用されます。
春から秋まで長く咲くニチニチソウ(日々草)
ニチニチソウの花

赤いニチニチソウ
写真は、ホームセンターで買ってきた、ニチニチソウ(日々草)です。
原産地は、アフリカ南東沖に位置するマダガスカルで、日本へは江戸時代に渡来したとされます。
キョウチクトウ科に分類される有毒植物で、原産地では多年草ですが、日本では一年草になります。
初夏から秋(晩秋)にかけて咲き続け、日々花が絶えないことから「日々草(ニチニチソウ)」と名付けられました。
別名は、「日々花(ニチニチカ)」。
春から暑い夏を超えて秋まで咲き続けてくれる、ありがたい花です。
暑さに強いとされますが、過湿や蒸れに注意する必要があるようです。
もともとは、匍匐(ほふく)性だったようですが、現在は、流通している品種は、直立するタイプに改良されており、いろんな種類があります。
私が買ったものは、矮小と呼ばれる種類のようで、草丈は20cmほどです。

いろんな形や色ニチニチソウ
花は、根元が合着した合弁花で花弁は5枚ですが、花弁の形や色はバラエティに富んでいるようです。
風車のような花びら、ハート形で離れてつく花びらや、くっついてつく花びらなど、また、色も白、ピンク、赤などいろいろです。
気が付かれたでしょうか、雌しべや雄しべが見あたりません。
雌しべと雄しべは、花びらの根元にある細い筒の中(花冠筒部)に入っており、外からは見えませんが、
筒の内部に、雄しべが5本、雌しべが1本あり、そこで受粉を行う構造になっています。
なぜこのような構造をとっているんでしょう。閉鎖花でもないようです。
花の形にもいろんなものがあります。
以下、素材サイトから借用した花を、2点あげてみました。

八重咲きのニチニチソウ
こちらは、八重咲きのニチニチソウです。
通常の花弁が開いたものと違って、半開きのように咲く花です。これがニチニチソウ?と思ってしまいますが、こちらも綺麗ですね。
つぎの写真は、「チュチュ」というシリーズの花だと思いますが、花弁の外周がフリルのようになった種類です。

フリルが入ったニチニチソウ
見慣れない花ですが、華やかで綺麗で、楽しめそうです。
花言葉は、「楽しい思い出」
鮮やかな色の花を次々とたくさん咲かせる姿がとても楽しげに見え、夏を満喫して元気に遊んだ子どものころを連想させるとして付けられたと言われます。
7月30日の誕生花です。
ニチニチソウの葉、茎

ニチニチソウの葉、茎
葉は、茎の節ごとに対生し、葉の形は長楕円形で、長さ3~9cm 幅1〜3.5cm程度です。
また、濃い緑色でツヤがあり、縁に鋸歯がなく全縁です。草丈は品種によって異なり、10~80cm程度に成長します。
遥か遠いマダガスカルが原産のニチニチソウ、この夏を乗り越えてもらえるよう、がんばってみたいと思います。
ニチニチソウの基本情報・花言葉
原産地、属性、特徴など
ニチニチソウの原産地は、マダガスカルを中心とする熱帯から亜熱帯地域で、キョウチクトウ科ニチニチソウ属の多年草です。ただ、原産地のような熱帯では多年草として育ちますが、日本の冬の寒さには弱いため、春から秋にかけて楽しむ一年草として扱われるのが一般的です。日本へは、江戸時代の中頃に渡来しました。
特徴としては、高温や日照、乾燥に非常に強い性質を持ち、真夏の暑さにも負けずに次々と花を咲かせるため、夏の花壇には欠かせない丈夫な植物です。
原種は小低木で地面を這うように育つ匍匐(ほふく)性ですが、現在は、観賞用として流通している品種は、直立するタイプに改良されていますが、矮小性や高性ななどに分類されます。
また、全草に強い毒性があります。ビンカアルカロイドと総称される10種以上のアルカロイド(ビンクリスチン、ビンブラスチンなど)を含んでいます。これらは細胞分裂を阻害する作用があるため、誤って食べると嘔吐や下痢にとどまらず、中枢神経への刺激、心機能障害、筋肉麻痺などを引き起こす危険があります。
名前について
名前は、初夏から秋(晩秋)にかけて、毎日次々と新しい花を咲かせ、日々花が絶えない姿から「日々草(ニチニチソウ)」と名付けられました。
別名は、「日々花(ニチニチカ)」。
園芸店などでは、旧学名に由来して「ビンカ」と呼ばれることもありますが、「ビンカ」は近縁のツルニチニチソウ属の学名でもあるため、両者が混同されやすい点には注意が必要です。
学名は、 Catharanthus roseus
属名の Catharanthus は、ギリシャ語のkatharos(純粋な)とanthos(花)に由来し、種小名の roseus はラテン語で、「バラ色の」を意味するとされます。
英名は、Madagascar periwinkle、Rose periwinkle
Madagascarは原産地のマダガスカル、periwinkleはツルニチニチソウなどキョウチクトウ科の植物を指す古いラテン語のpervincaの由来します。
花
花期は非常に長く、5月から11月ごろにかけて開花し続けます。
花の大きさは直径3~4cm程度で、 花の色は、白、ピンク、赤、紫、青、赤紫などバリエーションが豊富で、
花の中心部分だけが異なる色をしたものや、複数の色が混ざる複色のものなど各種あります。
花びらの数は、花弁が5つに分かれて裂ける合弁花です。
雌しべと雄しべは、花びらの根元にある細い筒の中(花冠筒部)に隠れており、外からは見えませんが、
雄しべが5本、雌しべが1本あり、筒の内部で受粉を行う構造になっています。
近年は花形の改良が進み、花びらが細長くて星形に見える「夏花火」や、
花びらの縁に波打つようなフリルが入る「チュチュ」シリーズ、風車のように咲く品種など、多様な花姿が流通しています。
実
花が終わった後の萼(ガク)の部分から、2本の細長い緑色の棒状の莢(サヤ)がV字のように伸びてきます。
莢は、長さ2~3cmの袋果(タイカ)で、茶色く完全に乾燥して割れると、中から小さな黒い種がこぼれ落ちます。
葉、茎
葉は、茎の節ごとに対生し、葉の形は長楕円形で、長さ3~9cm 幅1〜3.5cm程度で、縁に鋸歯がなく全縁です。
草丈は品種によって異なり、全体で10~80cm程度に成長します。
矮性品種は、パシフィカ、フェアリースターなどがあり、 草丈が20~40cm程で、矮性の茎は節と節の間(節間)が短く、節からたくさんの葉と花芽を付けます。
這い性品種のメディタレニアンは、10~15cmと低く横に広がるためハンギングバスケットに向き、
高性品種のトコナツ シリーズは70cm以上と大きく育ちますが、本葉が8枚程度に育った頃に茎の先端を切り取る「摘心(摘芯)」を行うと、脇芽が増えてよく分枝し、こんもりとした花数の多い株になります。
栽培上の注意点
栽培上で最も注意すべきは、過湿と蒸れに弱いという点です。水やりは「土の表面が乾いてからたっぷりと与える」のが基本で、常に土が湿っている状態は根腐れを招きます。
日当たりと風通し、水はけのよい場所を好みますが、真夏(7~8月)の強すぎる西日は避けます。
また、雨による泥はねが病気(立枯病など)の原因になるため、鉢植えは地面に直接置かず、すのこやレンガなどの上に置いて一段高くして風通しを確保します。
肥料に関しては、濃度の高い肥料は根を傷める原因になります。薄めの液体肥料や緩効性肥料を少量ずつ施し、リン酸分が多すぎると生育が悪くなるため、チッ素・リン酸・カリが等量の肥料が適しています。
病害虫としては、チッ素過多や風通しの悪さによりアブラムシが発生することがあります。また、過湿や密植によって立枯病や灰色かび病が発生しやすくなります。
咲き終わって落ちた花びら(花がら)や枯れた葉を放置すると病気やカビの発生源となるため、こまめに取り除くことが重要です。
花言葉、誕生花
花言葉は、「楽しい思い出」
この花言葉の由来は、鮮やかな色の花を次々とたくさん咲かせる姿がとても楽しげに見え、夏を満喫して元気に遊んだ子どものころを連想させることから付けられたと言われます。
7月30日の誕生花です。
参照サイト
Wikipedia ニチニチソウ
みんなの趣味の園芸 ニチニチソウ(ビンカ)の基本情報 育て方・栽培方法 種類
Plantia ニチニチソウの育て方・夏の暑さにも負けない丈夫な花の栽培方法
花言葉ー由来 ニチニチソウ
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