ミソハギは湿地で育ち、6~8月ごろに、茎の先に穂状になってピンクの花を咲かせる多年草です。ハギ(萩)ににていて、お盆のお供え物を清めるためのミソギ(禊)に使われるため、ミソハギと命名されたといわれます。花言葉は、「切ないほどの愛」「愛の悲しみ」「慈悲」。
湿地で育つミソハギ(禊萩)のピンクの花
ミソハギの花
熱い毎日ですが、いま、ミソハギのピンクの花が人目を引いています。
ミソハギ(禊萩)は、湿地や小川などの水辺で育つ多年草で、朝鮮半島や日本全土に分布するとされます。
この花は、6月ごろから8月頃に咲きますが、ハギ(萩)ににていて(花がつく様子がつく様子がでしょうか)、
花穂を水に浸してお盆のお供えものに水を振りかけて清めるミソギ(禊)に用いられたことから、ミソギハギと呼ばれていたものが変化したとされます。
別の説に、溝によく生えることから溝萩(ミゾハギ)と呼ばれていたことに由来するとする説があります。
また、お盆のころに咲き、禊に使われたことから、ボンバナ(盆花)、ショウリョウバナ(精霊花)、ミズカケグサ(水掛花)などの別名があります。
真っすぐに伸びた茎の先のほうに、写真のようにピンクの花が穂状の花序になってたくさん咲いていています。
花序の長さは10~25cmほどで、たくさんの花がよく目だち、きれいです。
花びらは、先が少し幅広になった卵形で6枚、
花の直径は15mmほどで、12本の雄しべ(そのうち6本は長い)をつけた可憐な花です。
こちらでは、たくさんの茎が伸びて、それぞれにたくさんの花をつけていて、目を引きます。
花言葉は、「切ないほどの愛」「愛の悲しみ」「慈悲」で、9月6日、10月11日の誕生花です。
ミソハギが、ご先祖様を偲ぶお盆に使われる花であるためにつけられた花言葉と言われます。
お盆と言えば、ホオズキを思い出しますが、ミソハギもお盆によくにあう花なのですね。(^⊆^)
ミソハギの茎、葉
大阪公立大学附属植物園では、水を入れた大きな容器の中に植えられています。
細い地下茎を伸ばして、たくさんの茎を出すため、このように群生していますが、
草丈は50~100cmほど、まっすぐに伸びた茎に葉が対生しています。
葉の形は披針形で縁に鋸歯はなく、長さ2~6cm 幅0.5~1.5cmで先が尖っていますが、,葉柄がなく茎を抱かずにつきます。
よくにた花にエゾミソハギ(蝦夷禊萩)がありますが、
ミソハギとは、茎や葉に短毛があり、葉が茎を抱く形でつくなどの点が異なります。
熱い夏に、水辺で力強くきれいに咲くミソハギ、お盆のお供えにもよく使われるようです。(*^m^*)
ミソハギの基本情報・花言葉
ミソハギ(禊萩)は、朝鮮半島や日本の全土に自生するミソハギ科ミソハギ属の多年草です。
水気を好むため、湿地や小川などで育ちます。
名前は、ハギ(萩)ににていて、花穂を水に浸してお盆のお供えものに水を振りかけて清めるミソギ(禊)に用いられことから、ミソギハギと呼ばれていたものが変化したとされます。
別説に、溝によく生えることから溝萩(ミゾハギ)と呼ばれていたことに由来するとする説があります。
お盆のころに咲き、禊に使われたことから、ボンバナ(盆花)、ショウリョウバナ(精霊花)、ミズカケグサ(水掛花)の別名があります。
学名は、Lythrum anceps
花期は6~8月で、茎の先に花が咲き、その下にいくつもの側枝を出して花をつける集散花序になって、
ピンクの6弁の花を穂状にたくさん咲かせます。
花の直径は15mmほどで、12本の雄しべ(そのうち6本は長い)をつけます。
葉は、披針形で長さ2~6cm 幅0.5~1.5cmで先が尖り、茎に対生しますが、葉柄がなく茎を抱かずにつきます。
また、葉の縁には鋸歯が見られません。
草丈は50cm~100cm、茎の断面は4角形で、まっすぐ伸び、株元は木質化しますが、細い地下茎を伸ばして群生化します。
近縁種にエゾミソハギ(蝦夷禊萩)があります。
日本、中国、モンゴル、ロシア、コーカサス、西アジア、ヨーロッパなどが原産のミソハギ科ミソハギ属の多年草で、
ミソハギによくにていますが、茎、葉などに短毛があります。(ミソハギには無毛)
また、葉が茎を抱く点が、ミソハギと異なります。
花言葉は、「切ないほどの愛」「愛の悲しみ」「慈悲」で、9月6日、10月11日の誕生花です。
ミソハギが、ご先祖様を迎え、偲ぶお盆に使われる花であるためにつけられた花言葉と言われます。
参照サイト
Wikipedia ミソハギ
三河の植物観察 ミソハギ
みんなの趣味の園芸 ミソハギ
花言葉-由来 ミソハギの花言葉