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地面を這って伸びるチドメグサ(血止草)

チドメグサ

チドメグサは、茎を地面に沿って伸ばし、節からひげ根を出して広がります。葉を搾った液が止血に使われてきたのが名前の由来で、液に含まれるタンニンなどの成分がタンパク質と結合して組織を収縮させ止血するといわれます。本州以南に分布するウコギ科の常緑多年草です。

地面を這って伸びるチドメグサ(血止草)

チドメグサ(血止草)の葉

チドメグサ

光沢があるチドメグサの葉

チドメグサ(血止草)は、道端や空き地などで、地面に沿って伸び、丸い葉をつける常緑の多年草です。

上の写真は、6月に撮ったものですが、光沢があってきれいな緑の葉が密になって生えており、当地では冬にも枯れるとなく、緑を保っています。

本州以南に分布するウコギ科の多年草で、細い茎を伸ばし、葉やヒゲ根を出して広がります。

あまり馴染みがない野草ですが、昔から、ケガをしたときに、葉をしぼった液を傷口に塗って止血したといわれ、名前の由来になっています。

こう聞いて、なんとなく液に含まれる化学的成分によって血液を凝固させるのかと思ったのですが、そうではないようです。

「日本植物生理学会 みんなの広場 チドメグサの効能について」によると、

このしぼった液に含まれるタンニンやフラボノイドなどの成分が、タンパク質と結合すると組織を収縮させるため、止血の効果があるということのようです。

液を塗ることによって弊害がないのか気になりますが、経験的に効果を見出して使われてきたということのようですね。(^_^)

私は、チドメグサは使ったことはありませんが、こどものころには、ちょっとした傷などに、ヨモギフキの葉の液を塗ったことがあります。

なぜ効果があるのか、また本当に効くのか、ちょっと気になります。

チドメグサの葉

掌状に裂け、歯牙がついたチドメグサの葉

葉は地面に沿って伸びた茎から葉柄を伸ばしてつけ、写真のように丸い形で、直径は1~1.5cmほどになります。

ご覧のように、形は掌状(指を開いた手のような形)に裂けていて、縁に歯牙がみられます。

密集して生えるチドメグサ

密集して生えるチドメグサ

繁殖力が強く、場所によってはこのように広い範囲に密集しています。

足の踏み場もないほどですが、茎が縦横にのび、たくさんの葉を出しているんだろうと思います。

小さな葉ですが、これだけたくさんの葉がついていると、傷をした時に液を集めるには都合がいいかもしれませんね。

チドメグサ

地面を這って伸びるチドメグサ

ここでは、スギの葉が積もった地面にチドメグサが伸びています。

点々と葉がついているので、伸びた茎の道筋がわかって、おもしろいですね。

地面にそって伸びるチドメグサ

枝分かれしながら伸びるチドメグサ

こちらは、コンクリートに伸びてきた先端部です。

チドメグサは、このように長く伸びながら枝分かれして伸びますが、節からヒゲ根を出して、茎を地面に固定しながら広がります。

このように茎から根を出して生えるので、茎が途中から切れても枯れることがなく生き続けるようです。

このようなこともあり、繁殖力が強く、また駆除もしにくくなっているようです。

花期は4~10月で、葉腋から0.5~1.5cmの花柄を出して1.5mmほどの緑色の小さな花をつけますが、花茎は短めで、葉より低く咲きます。

残念ながらチドメグサの花の写真は準備できませんでしたが、(⌒ ⌒;)

近縁種のオオチドメの花を素材サイトで見つけました。

チドメグサの花

オオチドメの花

小さなボンボリのような小さな花が、葉よりも高く咲いています。

花の形は、チドメグサににていますが、チドメグサの花は葉より高くなることはないので、こちらはオオチドメと思われます。

かつては人につかわれたチドメグサですが、いまは雑草として人に嫌われながらも健気にそだっているようです。

本日も読んでいただきありがとうございました。 (^◎^) 

チドメグサの基本情報・花言葉

チドメグサ(血止草)は、アジアの暖帯・熱帯域からオーストラリア、アフリカなどや、日本の本州以南に分布するウコギ科チドメグサ属の常緑多年草です。

道端や、民家近くなどでみられる野草で、繁殖力がつよく、密集してはえているのを見かけます。

名前は、葉をつぶし、その汁を傷口に塗って止血したことに由来します。

ただ、薬学的には、止血有効化学成分は検出されておらず、チドメグサに含まれるタンニン、フラボノイドなどの成分がタンパク質と結合して組織を収縮させる収斂作用をもつために止血作用を表す、と解釈されているようです。(日本植物生理学会 みんなの広場 植物Q&A チドメグサの効能について

学名は、Hydrocotyle sibthorpioides

英名は、lawn pennywort、lawn marshpennywort、lawn water-pennywort

花期は4~10月で、葉腋から0.5~1.5cmの花柄を出して、1.5mmほどの緑色の小さな花を10数個つけます。

実は直径1mmで扁球形。

葉は茎に互生し、直径1~1.5cmの円形で掌状に浅く裂け、基部は心形になり、縁に歯牙があります。

茎は細く、よく分岐して地面を這い、節からヒゲ根を出して増えます。

近縁種に、オオチドメノチドメヒメチドメ、などがあります。

また、南米原産で、同じウコギ科チドメグサ属のアマゾンチドメグサは、水生でアクアリウムとして利用されます。

チドメグサの花言葉は、不明です。

参照サイト・書籍

Wikipedia チドメグサ アマゾンチドメグサ

日本植物生理学会 みんなの広場 植物Q&A チドメグサの効能について

松江の花図鑑 チドメグサ

EVERGREEN  チドメグサ

BONTANICA  チドメグサってどんな植物?

林弥栄監修 山と渓谷社 「山渓ハンディ図鑑1 野に咲く花



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