4月になって、ヒメリンゴ(姫林檎)に白い花が咲いています。枝の先に花序になって5~6個の5弁の花がたくさんつき、樹全体に白が目立ってきれいです。花のあとにつく実は、直径1.5~4cmで小さく、食用には向きませんが、秋に赤くきれいに熟します。
春に白い花が咲き、秋に小さな赤い実をつけるヒメリンゴ(姫林檎)
ヒメリンゴの白い花
近くのお宅に植えられているヒメリンゴ(姫林檎)にたくさんの白い花が咲いています。
バラ科の落葉高木で、冬には葉を落としていましたが、4月になって花が咲き葉も出ています。
花は、枝の先の一点から5~6本の花柄を出し(散形花序)、その先についています。
サクラやウメの花ににていますが、直径35~50mmほどの白い花で、中心部にたくさんの黄色い雄しべがついています。
樹全体にたくさんの白い花が咲くので、見栄えがしてきれいです。
花のあとには、直径1.5~4cmほどの可愛い実をつけ、秋に赤く熟します。
ヒメリンゴは、中国原産のイヌリンゴ(犬林檎)とする説や、
イヌリンゴ(犬林檎)と(エゾノコリンゴ)小林檎の雑種という説があるようですが、明確ではないようです。
日本では、全土で鑑賞を目的に栽培されているようですが、自然界での分布はないようです。
花は白く咲きますが、この写真で見られるように、ツボミは薄いピンク色をしています。
まるくて小さなツボミも可愛いですね。
ヒメリンゴの樹は、横方向にはあまり広がらず、上によく伸びると言われます。
青空に白い花と新緑がきれいですが、このように、下から上の方までたくさんの花が咲いています。
春のすがすがしさを感じますね。
花言葉は、「名声」「誘惑」「選択」「選ばれた恋」「永久の幸せ」「後悔」で、
10月11日、10月23日、10月31日の誕生花です。
ヒメリンゴの小さな赤い実
こちらは、素材サイトから借用した写真ですが、秋になるとこのような赤い実をつけます。
花は、花序に5~6個つけるので、それに比べると少し少ないようですが、一か所に2~3個の実をつけているようです。
なお、実は渋いので、食用には適さないようですが、果実酒などには利用されるようです。
おサルは、当然食べるようです。(^ ^;)
ヒメリンゴの葉・幹
ヒメリンゴの葉は、このような形でついています。
間隔を置いて、4枚ほどの葉が束生しているようです。
葉の形は楕円形状で先端が尖り、長さは3~9cmほどで、 縁に不揃いな鋸歯がついています。
このヒメリンゴの幹は直径が25cmほどでしょうか、色は灰白色で平滑のようです。
横にヒコバエがでて、太くなっているようです。
ヒメリンゴは、枝が横に広がらず、上方向に伸び、きれいな花と実がつくので、庭木などにもよく植えられるようです。
ヒメリンゴの基本情報・花言葉
ヒメリンゴ(姫林檎)は、バラ科リンゴ属の落葉高木です。日本では全国で育てられていますが自然分布はないようです。
中国原産のイヌリンゴ(犬林檎)の別名という説と、
イヌリンゴ(犬林檎)と蝦夷の(エゾノコリンゴ)小林檎の雑種という説があると言われます。
小さなリンゴがなることから、ヒメリンゴと名づけられました。
リンゴ(林檎)は、漢名の林檎の音読みである「リンゴン」が変化したものと言われます。
学名は、Malus prunifolia
英名は、plum-leaf crabapple、Chinese apple
花期は4~6月で、葉がついた枝の先に散形花序で、5~6個の白い花を咲かせます。
3.5~5cmの長さの花柄の先に、直径35~50mmほどの花を咲かせます。
ツボミはピンクですが、花が咲くと白くなります。
実は、直径1.5~4cmほどで、秋に赤く熟しますが、渋みが強いため、食用には向かず、果実酒などに使われるようです。
葉は互生し、楕円形状で長さは3~9cmほどで、 縁に不揃いな鋸歯がつきます。
樹高は10mほどで、幹の直径は20cmほどになりますが、
枝は横方向には広がらず上方向に伸びるため、比較的狭い場所でそだてるのに適しているとされます。
花言葉は、「名声」「誘惑」「選択」「選ばれた恋」「永久の幸せ」「後悔」で、10月11日、10月23日、10月31日の誕生花です。
参照サイト
Wikipedia イヌリンゴ
庭木図鑑 樹木図鑑 ヒメリンゴ
弥生おばさんのガーデニングノート 「花と緑の365日」 ヒメリンゴ