寒さが続くなか、匍匐性のローズマリーに薄紫色の小さな花が咲いていました。地中海沿岸が原産地のハーブで、料理の香りづけや、薬用、そして鑑賞用などといろんな活用ができるローズマリー、育てやすいと言われますが、乾燥した土地を好みます。
匍匐性ローズマリーに咲く薄紫の花
ローズマリーの花
散歩の途中で、咲いていたローズマリーを撮らせていただきました。
枝が垂れ下がっているので、何の花かよくわからなかったのですが、匍匐性のローズマリーだとわかりました。
寒い冬に、薄紫のシソ科の唇形花をたくさんつけていて、きれいです。
私が見慣れているのは、枝が上に伸びるものなので、にわかにはローズマリーだとはわかりませんでした。私も以前、立性のものをつくっていたのですが、いつの間にかかれてしまいました。
ローズマリーは栽培が容易だと書かれているのですが、水分が多いのは苦手なようなので、それが原因ではないかと思っています。
最近も、新しく苗を買ったのですが、うまく育てたいと思っています。
先日記事に書いた、ホトケノザも唇形花でしたが、少し形はちがうようです。
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冬に咲くホトケノザ(仏の座)のピンクの花
1月にホトケノザにピンクの花が咲いていました。2cmほどの筒状の花で、先端が上下に分かれたシソ科特有の唇形花です。葉は、長さ15cmほどの茎に間隔をおいて対生し、円形で鋸歯があります。ホトケノザの名前 ...
垂れ下がる枝
こちらのローズマリーは、石垣の上にたくさん植えられていて、そこから出たいくつもの枝が見事に垂れ下がっていて、1cmくらいの小さな花をたくさんつけてます。地中海沿岸が原産地ですが、寒さにも強い植物のようです。
葉は、ハーブとして料理の香りづけなどによく使われるようですが、長く伸びた茎に対生し、長さ1.5~4cmの細長い形で、縁は全縁です。
寒い冬に元気に咲くローズマリーの花、いいですね。
ローズマリーの基本情報・花言葉
ローズマリーは、地中海沿岸地方が原産のシソ科マンネンロウ属の常緑低木です。
和名は、マンネンロウ(迷迭香)。ローズマリーが周年(万年)香りがすることから名づけられたと言われます。漢字の「迷迭香」は、中国語表記です。
学名は、Salvia rosmarinus
英名は、rosemary
花期は種類によって違うようですが、主に11~4月で、枝の先の葉腋に1~1.5cmほどの唇形花を咲かせます。花の色は、青、白、薄紫などがあります。
葉は対生し、長さ1.5~4cmの線形で、縁は全縁で、葉の裏面には密に白い綿毛がはえます。
樹高は2mほどで、木質化します。
様々な品種があり、立性と匍匐(ほふく)性に分かれますが、暑く乾燥した気候を好み耐暑性、耐寒性があります。
増やし方は、播種・挿し木により行うことができますが、土壌はアルカリ性~弱酸性を好みます。また、移植を嫌うので、注意が必要です。
また、根腐れを起こしやすいため水分は与えすぎないように注意する必要があります。
料理、美容、芳香剤、薬用など、ハーブのなかでも特に幅広い用途があるとされます。
花言葉は、「思い出」「追憶」で、1月21日の誕生花です。
ローズマリーが結婚式などで使われてきたためにつけられた花言葉といわれます。
参照サイト
Wikipedia ローズマリー
EVERGREEN ローズマリー
みんなの趣味の園芸 ローズマリー
LOVEGREEN ローズマリーの育て方 1月21日の誕生花