テッポウユリは九州南部から南西諸島が原産の多年草で日本固有種です。明治時代に海外に輸出され、日本では本州以南で栽培されています。花は、タカサゴユリや、シンテッポウユリににていますが、花期が4~6月と早く、草丈が0.5~1mと低いなどが特徴です。
6月に咲くテッポウユリ(鉄砲百合)の白い花
テッポウユリの花
我が家の庭に咲いたテッポウユリ(鉄砲百合)です。
近くでは毎年、ヤマユリ、オニユリ、タカサゴユリなどが順番に咲きますが、
テッポウユリが、一番早く咲き出しました。
花びらの先は6つに分かれていますが、根元はつながった筒状の花で、
花の長さは10~15cmほど、先端の直径は5cmほどで、真っ白なきれいな花です。
写真のように、茎の先端から花柄をいくつも出し、
少し下向きかげんに花をつけています。
16世紀ごろに作られたラッパ銃の銃口ににた形の花なので、
この名前がつけられたとのことです。
別名は、リュウキュウユリ(琉球百合)、ホワイトトランペットユリなど。
英語では、Easter lilyと呼ばれます。
4月ごろから咲き出し、飾られることが由来します。
いままで、近くにテッポウユリは無かったのですが、
昨年の秋に球根を買って植えたのが咲いたものです。
テッポウユリは、もともとは南西諸島や九州南部の原産ですが、
今では世界的に輸出され、日本でも本州以南で栽培されているようです。
テッポウユリの花は、タカサゴユリやシンタカサゴユリとよく似ており、
間違いやすいと言われますが、
花が咲く時期が早く、草丈が小さく、葉の形が細長いと言った点が違います。
以前記事にしていますので、詳しくは、つぎの記事をご覧ください。
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タカサゴユリとテッポウユリの違いと、シンテッポウユリについて
タカサゴユリとテッポウユリは、どちらも花弁が筒状の白いユリでよくにています。違いは、タカサゴユリが花期は8~9月で、花弁に筋がありますが、テッポウユリは花期は4~6月で、花弁に筋はありません。ここでは ...
テッポウユリのツボミや葉など
つぎの写真は、5月25日に撮った咲き出す前の様子です。
他のユリに較べて、短めで幅広な葉をたくさん互生でつけており、
綺麗な葉をつけています。
先端をのぞいたのが次の写真です。
ごらんのように、小さなツボミをつけており、
ここから、柄を伸ばし、花を咲かせますが、
ここから花を咲かせるまでに1か月ほどかかったことになります。
テッポウユリの花はこのように、先端にまとまって咲くきます。
ヤマユリやオニユリは、茎に互生するように咲きますが、
テッポウユリは輪生するような形でつきます。
そして、花がご覧のように少し下向きについています。
これは、この花が下の部分が一体になった筒状になっているため、
上向きだと雨水がたまって腐りやすくなるため、下向きについているとのことです。
梅雨空の雨の中、白いテッポウユリが咲きました。背丈が低くめですが、真っ白で清楚な花を咲かせ、庭を明るくしてくれています。
テッポウユリの基本情報・花言葉
テッポウユリ(鉄砲百合)は、日本の南西諸島および九州南部が原産の日本固有種で、
本州以東で園芸用に栽培されているユリ科ユリ属の球根性多年草です。
もともとは日本固有種ですが、明治時代に輸出され、海外に広まりました。
名前は、花の形が筒状で16世紀ごろのラッパ銃の銃口の形ににているとして名づけられました。
「ユリ」の名前の由来については、
風に吹かれて花が揺れる様子から「ユリ(揺り)」とされたとする説や、
花が傾く様子を表す「ユルミ(緩み)」に由来するとする説、
鱗茎が寄り合っている様子を「ヨリ(寄り)」と呼んだとする説など諸説あるようです。
別名は、リュウキュウユリ(琉球百合)、ホワイトトランペットユリなど。
学名は、Lilium longiflorum
Liliumはラテン語でユリを表し、ongiflorumは長い形の花を意味します。
英名は、Easter lily
Easter(復活祭)に飾られる百合を意味します。
花期は4~6月、花の長は 10~15 cm 直径 5 cm 程度で、花被片が6枚のラッパ状の白い花を咲かせます。
葉は、長い楕円形状で茎に互生します。
草丈は50~100cmになります。
よくにたタカサゴユリやシンテッポウユリに較べて、
花期が早いことや、葉が短く太目で、草丈が低めなのが特徴です。
花言葉は、「純潔」「甘美」で、7月13日の誕生花です。
参照サイト
Wikipedia テッポウユリ
三河の植物観察 テッポウユリ
LOVEGREEN テッポウユリ
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