道沿いに咲くフユシラズの花を見かけました。草丈は10cmほどと小さいのですが、寒いこの時期に元気に咲く直径2cmほどの黄色い花はよく目立ちます。キク科カレンデュラ属で、キンセンカの栽培品種と言われ、花言葉は「乙女の美しい姿」「暗い悲しみ」など。
冬に咲くフユシラズ(冬知らず、カレンデュラ)の黄色い花
フユシラズの花
道ばたに、直径2cmほどのフユシラズ(冬知らず)の可愛い花が咲いていました。
冬に咲く黄色い花と言えば、福寿草ですが、そうではないし、何かと思って調べるとフユシラズ(ホンデュラ)でした。
花期が11~5月ごろと、寒い冬に咲くのでこの名前がつけられましたが、キンセンカ(金盞花)の栽培品種です。
地中海沿岸地方の原産で、日本に入ってきたのは江戸時代の初めで、その後、帰化したようです。
暖かい地方の原産ですが、花期は11~5月ごろで、寒い時期にたくさんの花を咲かせて楽しませてくれます。
キク科の花で、真ん中にかたまって筒状花がつき、その周りに先端がギザギザした花びらのような舌状花がついた頭状花で、
鮮やかな黄色がきれいです。
こちらは少しすぼみ加減に咲いています。
日が当たっていると花は開きますが、曇った日や夕方には花は閉じてしまいます。
天気の加減で表情を変えるのも味わいがあるかなと思います。(^_^)
フユシラズは、草丈が10~20cmと小さな草花で宿根性ですが、
毎年たくさんの種をつけるため、こぼれ種で増えると言われます。
ここでも、写真のようにたくさんが群生していて、賑やかです。
素材サイトには、つぎのような写真が載っていました。
これだけ咲くとみごとですね。
花言葉は、「暗い悲しみ」「乙女の美しい姿」などで、1月12日、1月29日、2月8日、2月9日、11月7日、12月15日の誕生花です。
「暗い悲しみ」は、キリスト教徒を迫害したローマ皇帝のシンボルカラーが黄色だったためとされ、
「乙女の美しい姿」は、きれいな黄色の花の姿によるといわれます
フユシラズの葉や茎
フユシラズは、茎が柔らかいようで、倒れるような感じで立っていますが、
こちらは石垣に寄りかかっていて、
真っすぐに伸びた茎の途中からいくつも枝がでて、
その先に複数の花をつけているようです。
葉は、厚みがあってふんわりとした柔らかい感じの薄緑色で、表面に細かな毛がついています。
また、葉柄はほとんど見られず、形は披針形で鋸歯がなく、茎に互生しています。
寒い中で人目をひく黄色い花を咲かせ、人を勇気づけてくれる元気のいい花だと思います。
フユシラズの基本情報・花言葉
フユシラズ(冬知らず、カレンデュラ)は、地中海沿岸の原産で、キンセンカ(金盞花)の園芸品種とされるキク科カレンデュラ属の宿根性多年草で、日本へは江戸時代に渡来したと言われます。
名前は、冬から春にかけて長い期間花がさくことに由来します。
当初はキンセンカと呼ばれていましたが、後に花が大きなトウキンセンカ(唐金盞花)のことをキンセンカと呼ぶようになりました。
別名は、ヒメキンセンカ(姫金盞花)、ホンキンセンカ(本金盞花)。
ヒメキンセンカは、近縁種のキンセンカより花が小さいこと由来します。
なお、金盞花の「盞」は盃のことで、黄色で盃のような花が咲く花を意味しています。
学名は、Calendula arvensis
Calendulaの語源は、「calendae(ラテン語)」に由来し、カレンダーの語源にもなっており、「月の最初の日、一ヶ月間」などを意味しますが、どの月の初めにも花が咲くとして名づけられたと言われます。arvensisは「野原に生える」の意味。
英名は、Field marigold
同じキク科のマリーゴールドににていることに由来するのでしょうか。
花期は11~5月ごろで、枝分かれした茎の先に花を咲かせます。
花の直径は2cmほどで、中心部に筒状花がつき、周囲にたくさんの花びらのような舌状花をつける頭状花です。
花は、日が当たると開き、夕方や日が陰ると閉じます。
実は痩果で、中に4~6mmの種が入っています。そして、こぼれ種でもよく発芽すると言われます。
葉は披針形で、鋸歯は無く、茎に互生します。
草丈が10~20cmの小さな花です。
花言葉は、「暗い悲しみ」「乙女の美しい姿」などで、1月12日、1月29日、2月8日、2月9日、11月7日、12月15日の誕生花です。
「暗い悲しみ」は、キリスト教徒を迫害したローマ皇帝のシンボルカラーが黄色だったためと言われます。
「乙女の美しい姿」は、きれいな黄色の花の姿によるようです。
参照サイト
Wikipedia キンセンカ
かぎけん花図鑑 フユシラズ(冬しらず)
りんねの庭 フユシラズ(冬しらず/ホウセンカ)の育て方
大雑把LABO フユシラズ
弥生おばさんのガーデニングノート 「花と緑の365日」カンデュラ フユシラズ