ハハコグサ(母子草)は、春の七草のひとつので、越年生の野草です。4月ごろから黄色い花が咲き始め、5月になって盛んに咲いています。古名のゴギョウは、昔のひな祭りの風習において、川に流されていた厄除け用の人形とのことです。花言葉は無償の愛。
春の七草、ハハコグサ(母子草)の黄色い花
こちらは、ちかくの石垣で咲くハハコグサです。
春の七草のひとつで、古名はゴギョウ(御形)と呼ばれますが、
古い時代に、大陸から渡来した史前帰化植物と考えられています。
ゴギョウとは、古代のひな祭りの風習において、厄除けとして川に流した人形のことです。
ハハコグサの名前は、もともとは、茎葉全体が白い綿毛で覆われていることからホオコグサと呼ばれていたものが、
変化してハハコグサになったといわれます。
昔は草餅に使われていましたが、室町時代になって杵で母子を杵で突くのはよくないとして、ヨモギが使われるようになったといわれています。
よく見かける雑草なのでめずらしくはないのですが、薄緑いろの葉や茎と、茎の先に咲いた黄色い花がよくにあいます。
毎年花を咲かせては種を落すので、いつも同じ場所に生えてきて癒されています。
近くの野でも、群生して生えているのを見かけます。
葉や茎に小さな白い毛をつけており、薄緑で白っぽいいろが、やさしいさを感じます。
花言葉は、「無償の愛」「永遠の愛」などで、1月8日、3月1日、4月21日、4月25日の誕生花です。
母親と子の深い愛情をよく表していますね。
離れて見たときは、単に黄色い塊のように見えていた花ですが、
このように、近づいてよくみると、たくさんの花が集まったものだとわかります。
ハハコグサはキク科なので、花が終わった後に、綿毛がついた種ができ、風に飛ばされます。
ハハコグサの基本情報・花言葉
ハハコグサ(母子草)は、中国、朝鮮、東南アジア、日本全土に分布する、キク科ハハコグサ科の越年草です。
日本には、古代に中国、朝鮮半島などから帰化した、史前帰化植物と考えられています。
学名は、Gnaphalium affine
英名は、Jersey Cudweed
花期は4~6月で、茎の先に頭状花序の黄色い花を咲かせます。
個々の花の径は3mmほどですが、花が終わると、種に綿毛がつきます。
草丈は15~40cm、葉は細長く先が尖り、元が少し幅広になった倒披針形で、茎の互生します。
葉や茎には、全体にちいさな白い綿毛がついています。
春の七草のひとつで、古名はゴギョウ(御形)と呼ばれます。
ゴギョウとは、古来のひな祭りの風習において、厄除けとして川に流した人形のことです。
ハハコグサの名前は、茎葉全体が白い綿毛で覆われていることからホオコグサと呼ばれていたものが変化して、ハハコグサと呼ばれるようになったと言われます。
また、昔は、春の七草に使われるほか、草餅にも使われていたそうです。母子を杵でつくのはよくないとして、室町時代ごろから、ヨモギを使うようになったといわれます。
また、風邪、咳止め、扁桃炎などに薬効があるとされ、民間薬としても利用されてきたようです。
花言葉は、「無償の愛」「永遠の愛」などで、1月8日、3月1日、4月21日、4月25日の誕生花です。
母親と子の深い愛情を表現しています。
参照サイト
Wikipedia ハハコグサ
小粋なアーティクル 春の七草の順番とその覚え方の歌はコレ!秋の七草や冬の七草もある?