2月末の木の実 ~鳥に食べられたもの、残っているもの~

2022年2月27日


Warning: Undefined variable $html in /home/yamaiki/yamaiki.net/public_html/wp-content/themes/affinger-child/functions-amp.php on line 2340

2月末になり、鳥などに食べられ、木の実も少なくなりました。身近に見る、センダンの白い実、イイギリやクロガネモチ、ピラカンサなどの赤い実などは、すっかりなくなりましたが、なぜか、マンリョウ、ナンテンなど、まだ残っているものも見られます。

2月末の木の実 ~鳥に食べられたもの、残っているもの~

鳥が食べた樹の実

センダン

樹についたセンダンの実

食べられたセンダン

実がついた樹

実がなくなった樹

1月末に、実がたくさんついたセンダンの樹を見つけて、記事に書きました。その時の写真が左になります。

ところが、先日(2月中旬)通りかかると、驚いたことに実がすべてなくなっていました。この時の写真が右になります。

実が一度に落下することはないと思うので、鳥や動物に食べられたのだろうと思います。

猿が来て食べた可能性もあるのですが、おそらくヒヨドリやカラスのような大きな鳥が来てたべたのだろうと思います。

鳥にとってはいい餌になり、種が散布されてどこかで発芽するんでしょう。

センダンの実は有毒ですが、鳥は平気で食べるようです。

実の大きさは、長さ19mm 幅13mmと少し大きいので、小さいが食べるのは無理だろうと思われます。

センダンの実についての詳細は、こちらの記事に書いています。

センダン(栴檀)の白い実

冬のセンダンの樹についた実について調べて見ました。センダンの実は、楕円形状の球体で、白~黄色い色をした薄い皮で覆われていて、中には核と呼ばれる木質化した内果皮があり、種が入っています。この果実は有毒で ...

イイギリ

イイギリの実(12月3日)

イイギリの実(2月24日)

きれいな赤い色でナンテンのような実のイイギリ(別名ナンテンギリ)も、先日みるとほとんどなくなっていました。

この樹は、年によってたくさんの実をつけていたり、まったく実がつかないこともあるのですが、今年はたくさんついていました。

葉を落した樹の枝に、よく目立つ色でぶら下がっていて綺麗でしたが、ほとんどなくなったようです。こちらも鳥が食べたのでしょうか。

この樹は、あちこちに生えていますが、どの樹も少なくなってきているようです。自然に落下したものもあるかもしれませんが、鳥が見逃すことはないのだろうと思います。

実の大きさは5~10mmで、毒性はないようなので、小型の鳥も食べに来るかもしれません。

イイギリについても、記事にしていますので、詳しくはこちらをご覧ください。

秋に黄葉し、冬に赤い(オレンジ)実が残るイイギリ(飯桐)

秋になり、黄葉したイイギリにオレンジ色の実がついています。名前は、葉をご飯を包むために使われ、キリににていること由来します。ナンテンににた形の実をつけるので、別名はナンテンギリ。黄葉がきれいで、冬のオ ...

クロガネモチ

クロガネモチ(12月2日)

クロガネモチ(2月18日)

こちらは、我が家のクロガネモチです。

1月末ごろまでは、赤い実をつけていましたが、2月中旬にはすっかりなくなっていました。

樹の下には、外皮がとれた中の白い実や、糞などが落ちていました。

鳥たちは、食べごろになるまで待っていて、美味しいころになると一気に食べるようです。

これは、野菜を食べにくる猿も同じです。やはり美味しいものが食べたいというのは、どの生き物(人間も)にとっても同じようです。

我が家のクロガネモチの実はなくなりましたが、街路樹のクロガネモチはまだ残っているものも見られます。

熟し方が不足しているのか、クルマの行き来を警戒しているのかわかりませんが、樹によって食べられ方に差があるようです。

クロガネモチについての詳細は、こちらもご覧ください。

春に薄紫の花が咲き、秋に赤い実をつけるクロガネモチ(黒金黐)

クロガネモチは5~6月に薄紫の花が咲き、秋に赤い実をつけます。名前は、若い枝などが濃い紫に黒ずんでいることに由来し、「カネモチ」の名から縁起物とされ、庭木や街路樹などに植えられます。日本の関東地方以西 ...

ピラカンサ

ピラカンサの実(11月17日)

ピラカンサの実(2月26日)

ピラカンサは、実をつけるのが早いためか、昨年には食べられていたようです。

こちらは、以前、ヒヨドリが食べているところを動画でとり記事にしました。

樹に残っている実

マンリョウ、ナンテン

マンリョウの実(2月25日)

ナンテンの実(2月27日)

多くの実が食べられているようですが、マンリョウやナンテンの実はまだ残っています。

いずれ食べられるのかと思いますが、マンリョウの実は今も光沢があってきれいです。

実が葉の下につくので、センリョウにくらべて食べられにくいと聞いたことがありますが、どうなんでしょう。

庭のナンテンの実も、残っています。実は、ナンテンの実は猿も食べに来るので、暮れに多くをとってしまったのですが、少し残しておいたものが、光沢がなくなってついています。近くのお宅のナンテンも、残っているのを見かけます。

ナンテンの樹の下には、アオキなどの実生が生えることがあり、鳥によって散布されたものだろうと思います。

これは、ナンテンの実を食べに来た鳥によって落とされたものだろうと思われます。

なお、シロヤマブキの黒い実も、遅くまで残っていることが多いと言われます。

マンリョウとナンテンの詳細については、つぎの記事もご覧ください。

マンリョウ(万両)の赤・白の実とセンリョウ(千両)

マンリョウ(万両)には赤い実がつくものと、白い実のものがあります。庭に白、近くの野に赤のマンリョウがあるので、紅白でそろえたいと思っています。センリョウ(千両)は、赤い実と黄色い実がつく種類があり、切 ...

ナンテン(南天)の赤や白の実と、食べにくる猿

「難を転じる」と言われる縁起物のナンテン(南天)は、我が家にも植えらおり、冬になると赤や白の実をつけます。最近、実が熟すころになると、猿が食べにくるようになりました。せっかく実ったきれいな実ですが、早 ...

シロヤマブキ(白山吹)とシロバナヤマブキ(白花山吹)の違い

シロヤマブキ(白山吹)は、4~5月に4弁の白い花を咲かせ、秋に黒く光沢のある実を4個つけます。ヤマブキとよくにた白い花が咲くので、シロヤマブキと名づけられました。ここでは、シロヤマブキの詳細とシロバナ ...

関連投稿

赤い実がなる植物45種~ブログ記事から~

赤い実は、よく目立ってきれいなので、人にも鳥や動物にも好まれるようです。ここでは、赤い実をつける植物37種を一覧にまとめました。皆さまが、赤い実を調べるにあたってお役にたてていただければ幸いです。 赤 ...

黒い実がなる植物30種~ブログ記事から~

身近に見る、黒い実がなる植物30種類をまとめました。写真に簡単な説明をつけて、アイウエオ順に表示していますので、植物の名前を調べるための参考にしていただけるものと思います。 黒い実がなる植物30種~ブ ...

  • B!