モミジアオイ(紅蜀葵)に咲く赤や白の花と、ムクゲ・フヨウとの違い

2020年8月19日

モミジアオイは7~8月に、大きさが15~20cmで、赤や白の5弁の花を咲かせる北アメリカ原産のアオイ科の多年草です。ここでは、モミジアオイの詳細とともに、花の大きさが15mc以下で、落葉低木のムクゲやフヨウとの違いについてまとめました。

モミジアオイ(紅蜀葵)に咲く赤や白の花と、ムクゲ・フヨウとの違い

モミジアオイ(紅蜀葵:コウショッキ)の赤や白の花

モミジアオイ(紅蜀葵)の赤い花

今年も綺麗な花を咲かせてくれています。朝咲いて、夕方にはしぼんでしまいますが、大きく華やかです。

花の直径は、大きいもので20cmくらいでしょうか。大きくて、見栄えがします。

アオイ科フヨウ属(ハイビス属)で、以前記事で紹介したムクゲやフヨウの花の仲間になります。

良く似た花達ですが、それぞれに違っていて見比べると面白いと思います。

名前は、葉の形がモミジに似ていることに由来します。

切れ込みが大きく、たしかにモミジの葉に似ています。

また、ムクゲやフヨウは落葉低木であり、樹なのですが、

モミジアオイは、多年草で、冬は枯れてしまいます。

また、花の大きさは、ムクゲは5~10cm、フヨウは10~15cmであるのに対して、

モミジアオイは、15~20cmと大きくなります。

この花は、母が知人からもらったもので、毎年咲くのを楽しみにしていました。

モミジアオイのツボミと花

庭には、5本の苗があり、それぞれにたくさんの蕾(ツボミ)をつけているので、

しばらく咲き続けてくれるでしょう。

同じ場所に、白のモミジアオイ(紅蜀葵)もあります。

白いモミジアオイ(紅蜀葵)

こちらは、私が苗を買って植えたものです。

赤が本来のいろなのかもしれませんが、白もきれいだと思います。

種を採って蒔いているのですが、まだ成功していません。(⌒ ⌒;) 

今年も挑戦したいと思います。植えるところもないのに、性懲りもなく、です。

モミジアオイの葉

モミジアオイの葉

モミジアオイは、葉に特徴があります。

写真のように、モミジのように大きくさけていて、裂けた一枚ごとに鋸歯が見られます。

この点も、クゲやフヨウと大きく違う点になります。

モミジアオイと、ムクゲ・フヨウとの違い

以上で述べてきた、モミジアオイとムクゲ、フヨウとの違いをまとめました。

モミジアオイが多年草なのに対して、ムクゲやフヨウは落葉低木であることや、葉の形が、大きく違う点だと思います。

  モミジアオイ ムクゲ フヨウ
花の直径 15~20cm 5~10cm 10~15cm
雌しべの形 真っすぐ伸びる 真っすぐ伸びる 先が上向く
草本か木本 多年草 落葉低木 落葉低木
葉の形 大きく裂け、鋸歯あり 落葉性
小さく切れ込みあり
落葉性
花と同程度で五角形状

なお、ムクゲ・フヨウ・ハイビスカスやアメリカフヨウについては、別の記事にかいていますので、こちらもご覧ください

モミジアオイの基本情報・花言葉

モミジアオイ(紅蜀葵)は、北アメリカ産のアオイ科フヨウ属の宿根草で、日本には、幕末(1863年)に渡来しました。

「紅蜀葵」の「蜀葵」はタチアオイの古名とのことです。

繁殖地は、アラバマ州、ジョージア州、フロリダ州などにあり、沿岸平野部の湿地や沼地などに自生しているようです。

モミジアオイの名前は、葉がモミジにように大きく裂けていることと、アオイ科であることに由来しているようです。

また、沼によく生えることから、沼ハイビスカスの別名があります。

学名は、Hibiscus coccineus

英名は、swamp hibiscus

花期は7~9月で、花の直径は15~20cm、5枚の大きな花弁が広がり、中心にはしべがのびていて、先の方に多数の雄しべがつき、先端に雌しべが5裂してついています。

朝開いて夕方には萎む一日花です。花の色は、赤や白があります。

5枚の花弁は、重なることなく離れてついています。

また、葉は、5つほどに裂け、細長いモミジのようなような形をしています。

ムクゲやフヨウとの違いは、両者が樹木で、花の大きさが5~15cmくらい、葉に大きな裂けめがないのに対して、

モミジアオイは、草本で、花の大きさが15~20cmと大き目で、葉が大きく裂けている点が異なります。

増やし方は、挿し木、株分けや種まきなどによるとのことです。

モミジアオイ(紅蜀葵)の花言葉は、「温和」「穏やかさ」で、9月10日の誕生花です。

参照サイト

Wikipedia モミジアオイ ムクゲ フヨウ

ガーデニング図鑑 モミジアオイ

花言葉-由来 モミジアオイ

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