ハクチョウゲは、5~7月に小さくて白い花をたくさん咲かせます

2022年5月23日

ハクチョウゲ(白丁花)は、5~7月に、たくさんの枝に、小さくて白い花を咲かせます。花が咲く様子から、バンテイシ(満天星)とも呼ばれます。東南アジアが原産の常緑低木で、日本へは元禄時代以前に渡来し、本州以南で生育しているとされます。

ハクチョウゲは、5~7月に小さくて白い花をたくさん咲かせます

ハクチョウゲの白い花

ハクチョウゲの花

近くの広場で、ハクチョウゲ(白丁花)の花がさいていました。

短い枝の先に白く小さな星形の花を、1~2個咲かせます。花びらは約1cmで、縁が波打っているのが特徴です。

花は少し赤みを帯び、ツボミは濃い紫のような色をしています。こちらの花は、白ですが、ピンクの花もあります。

名前は、花が丁子型で、白い花であることに由来するとのことです。

ただ、花の形が丁子型とされていますが、いま一つ理解できません。お分かりでしたらお教えください。 m(__)m

近くで見ると、小さくて可愛い花という印象だけですが、離れて撮ったのが次に写真です。

樹全体に咲くハクチョウゲ

1mほどの高さの樹ですが、たくさんに枝分かれし、樹全体の葉の緑と白い花がいい感じにつき、きれいだと思います。

このようにたくさんの小さな花が咲くことから、バンテイシ(満天星)とも呼ばれます。

この白くたくさんの花は、ユキヤナギコデマリなどを思わせ、きれいです。ドウダンツツジも満天星と呼ばれるとされているので、混乱しそうですね。(⌒ ⌒;)

ハクチョウゲは、中国、台湾、インドシナ半島、タイなどの東南アジア原産が原産の常緑低木で、

日本へは元禄時代以前に渡来し、本州以南で生育しているとされます。

刈込みにつよいこともあり、生垣や植え込みに植えられたり、盆栽にもされるようです。

たくさん咲くハクチョウゲ

もう一度近づいて見ました。

たくさんの花が咲いていますが、ツボミもいっぱいついて賑やかで、まだまだ花が咲き続けるようです。

ハクチョウゲの葉や冬の姿

ハクチョウゲの葉

葉の大きさは長さ5~20mmで、長楕円形や倒披針形で全縁です。また、枝の先の葉は輪生し、枝の途中には対生してついているようです。

輪生してついた葉の間からツボミが出ているのが見られます。

つぎの写真は、冬のハクチョウゲです。

冬のハクチョウゲ(2月8日)

常緑樹とされていますが、ここではほとんどの葉が落ちているようで、たくさんの枝が出ている様子がわかります。

このように、5月とは全く違う姿を見せていました。

でも、よく見ると葉は少しだけ残っていました。

冬につく葉(2月8日)

緑いろの小さな冬芽と、黄色い葉も見られます。

私は、黄色い葉を見て最初は花かと思ったのですが、葉でした。

そのころは、この樹の名前もよくわからなかったのですが、5月に白い花が咲き、この樹がハクチョウゲだと確認することができました。(^ ^;)

ハクチョウゲの基本情報・花言葉

ハクチョウゲ(白丁花)は、東南アジア原産のアカネ科ハクチョウゲ属の常緑低木広葉樹です。

日本へは元禄以前に渡来したとされ、本州以南に生育していると言われます。

名前は、花が丁子ににていて、白い色をしているとして名づけられました。

別名は、ハクチョウゲが咲く様子が満天の星ようだとして、バンテイシ(満天星)とも名づけられました。

学名は、Serissa japonica

英名は、Tree of a thousand stars、June snow、snow rose

花期は5~7月ごろで、短枝の先に白く小さな星形の花を、1~2個咲かせます。

花びらは約1cmで、縁が波打ちます。西日本では秋に咲くことがあると言われます。

果実は、日本ではつけることがないと言われます。

葉は長さ5~20mmの長楕円形または倒披針形で、全縁です。

常緑とされていますが、冬には落葉する地域もあるようです。

樹はたくさんに枝分かれし、高さは50~100cmになります。

江戸時代から生垣や植え込みなどに植えられ、盆栽などにも使われています。

ハクチョウゲの花言葉は、「純愛」で、5月20日、8月11日の誕生花です

参照サイト・書籍

Wikipedia ハクチョウゲ

花と緑の図鑑 ハクチョウゲ

GREEN SNAP  ハクチョウゲ

弥生おばさんのガーデニングノート「花と緑の365日」 ハクチョウゲ

林将之著 山と渓谷社 「山渓ハンディ図鑑14 樹木の葉

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