11月に花壇で咲く、サザンカ(山茶花)、モチツツジ(黐躑躅)、ナデシコ(撫子)の様子を書きました。みな10月ごろから先始め、元気に咲いて楽しませてくれています。ナンテン(南天)、ピラカンサ、ナデシコ(撫子)なども赤い実をつけ、庭が賑やかです。
11月の花壇、サザンカ(山茶花)、モチツツジ(黐躑躅)、ナデシコ(撫子)の花
サザンカ(山茶花)の花
10月に咲き始めたサザンカ(山茶花)の花が、元気に咲いています。
日本の固有種で、日本を代表する樹の一つなのだろうと思います。中国語でツバキ類一般を山茶と表すため、山茶花と書いて「サンサカ」と読まれたものが訛って「サザンカ」になったといわれます。
昨年もブログに書いたサザンカですが、この時期を象徴するきれいな花だろうと思います。
花期は10~12月で、暮れのころまではつぎつぎと咲いてくれます。
サザンカとよくにた花にツバキ(椿)がありますが、咲く時期が少し遅く11月から2月ころになります。また、花の散り方が、サザンカは花びらがバラバラになって散りますが、ツバキは花の付け根から塊になって落下します。詳しくは以前の記事に書いています。
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サザンカ(山茶花)とツバキ(椿)の違い
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サザンカはいろんな種類がありますが、つぎの写真は我が家のもう一つのサザンカです。同じサザンカでもかなり違った花を咲かせています。
サザンカの花言葉は色によって違い、ピンクは「永遠の愛」、白は「愛嬌」、「あなたは私の愛を退ける」、赤は「謙譲」、「あなたがもっとも美しい」で、12月4日の誕生花です。
モチツツジ(黐躑躅)の花
ツツジは普通、春に咲く花ですが、モチツツジは、秋にも咲くことが多いようです。
我が家のこのモチツツジは、毎年この時期にも咲きます。今年も10月ころから先始めましたが、樹全体のピンクの花がきれいです。
こちらも、昨年記事に書きました。興味をもっていただけたら、こちらもご覧ください。
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10月に、モチツツジ(黐躑躅)の花がまた咲き始めました
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花の付け根が、ネバネバするので、モチツツジと呼ばれます。
この樹は、毎年この時期に咲くので、狂い咲きと呼ばれる現象ではなく、このような性質を持っているではないかと思います。
雪が降って寒くなると花はしぼんでしましますが、3月ころになるとまた先始めます。
モチツツジの花言葉は、「愛の喜び」。
ナデシコ(撫子)の花
ナデシコ(撫子)は、秋の七種の一つで、昔から親しまれてきた花です。
「ナデシコ」の名前は、花が小さく、色も愛すべきところから、撫でたくなるほど可愛い子のようだ、としてつけられたと言われます。
春に花が咲き、夏の暑い時期に休んでいたようですが、最近になってまた咲き始めました。花期が5~11月ころの四季咲きと呼ばれる種類のようです。
長く咲いて、楽しませてくれるうれしい花だと思います。
ナデシコの花言葉は、「無邪気」「純愛」などで、7月22日の誕生花です。
おわりに
11月に花壇で咲く花について書きました。もちろん、10月に取り上げた菊の花も元気に咲き続けています。
ナンテン、ピラカンサ、ニシキギも赤い実をつけており、ロウバイや寒菊もツボミをつけ始めています。
寒い冬に向かって、それぞれの営みを進めているようです。(#^.^#)
参照サイト
花言葉-由来 モチツツジ
LOVEGREEN ナデシコ
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