アメリカフヨウは、白や赤い色で咲く一日花です。花の大きさは20~25cmくらいと、他のフヨウにくらべて大きく、7~10月の間咲き続けます。草丈は1~1.5mくらいで、北アメリカ原産のアオイ科 フヨウ属の耐寒性の宿根性多年草です。
直径が25cmほどと大きく、白や赤い花を咲かせるアメリカフヨウ
アメリカフヨウの大きな花
知人から、大きな花が咲く花があり、いま咲いていると教えていただきました。
さっそく、おじゃまして撮らせてもらいました。
花の直径は23cmで、たしかに大きな花でした。
フヨウの仲間だとは思ったのですが、名前を調べたところ、北アメリカ原産のアメリカフヨウのようです。
花びらは、薄いピンクがかっているような気もしますが、全体に白く、中心部は赤紫になっています。
花びらも10cmくらいでしょうか、大きく、5枚が隙間なく端部が重なってついています。
そして、中心部から長く伸びた雌しべは先端で5つに分かれて上向いてついており、その下にたくさんの雄しべがついています。
昨年、ムクゲ、フヨウ、ハイビスカスの違いについて書きましたが、アメリカフヨウの雌しべと雄しべは、フヨウの特徴と同じようです。
これほど大きな花は、あまりないかもしれませんね。
アメリカフヨウは、朝咲いて夕方にしぼむ一日花ですが、7~10月と長い期間咲き続けて楽しませてくれます。
これから秋にかけて、大きな花で庭が賑やかになりそうです。
葉・ツボミ
アメリカフヨウは、葉も大きく、長さは20cmくらいはありそうです。
写真のように、葉に互い違いについており(互生)、披針形で先端が長く伸びており、縁に鋸歯がついています。
葉の付け根から花柄が伸び、その先にツボミがついています。
花は、下の方から咲くようなので、これからも長く咲くようです。
茎
草丈は1.3mくらいでしょうか、それほど高くないのですが、地面から太い茎がでています。
耐寒性宿根性の多年草なので、冬になると茎も枯れてしまい、翌年の春に再び芽が出て育ちます。
それほど高くは育たないようですが、いくつも茎がでて株立ちになっています。
増やすためには、株分けがいいようですが、挿し木もできるようです。(^_^)
色違いのアメリカフヨウ
アメリカフヨウの花は、白のほかに、ピンクや赤、それに白地に周囲がピンクになった(覆輪)ものも見られます。
上の写真は、周囲がピンクになっていてきれいです。
つぎの写真は、全体が真赤な花です。
いろんな色がそろっているのも楽しいですね。
アメリカフヨウの基本情報・花言葉
アメリカフヨウは、北アメリカ原産のアオイ科 フヨウ属の耐寒性宿根性多年草です。
名前は、アメリカ原産のフヨウ属の花であることに由来するからでしょうね。
別名は、クサフヨウ。アメリカフヨウが草本であることに由来します。
学名は、Hibiscus moscheutos
花期は7~10月で、朝開いて、夕方にしぼむ一日花です。
花柄は葉腋から延び、その先に直径20~25cmの大きな花を咲かせます。
花びらの色は、白、桃、赤などがありますが、白地に周囲が桃色になった(覆輪)ものも見られます。
中心部から長く伸びた雌しべは先端で5つに分かれて上向いてついていて、その下にたくさんの雄しべがつきます。
葉は互生し、長い披針形で先が尖り、鋸歯があります。
草丈は1~1.5mで、株立ちになります。冬になると枯れてしまいますが、春に地面から新芽が出てきます。
アメリカフヨウの花言葉は、「日ごとの美しさ」で、7月19日の誕生花です。
参照サイト
暮らしーの アメリカフヨウ
葉っぱの岬 アメリカフヨウ
花言葉-由来 アメリカフヨウ
関連投稿
-
-
ムクゲ、フヨウ、ハイビスカスの雌しべや葉の違いについて
ムクゲ、フヨウ、ハイビスカスの花は、同じころに咲き、良くにているため混同しがちだと言われますが、雌しべの形、雄しべの付き方、葉の形、落葉性か常緑性などが違っています。ここでは、それぞれの花や樹の違いに ...
-
-
モミジアオイ(紅蜀葵)に咲く赤や白の花と、ムクゲ・フヨウとの違い
モミジアオイは7~8月に、大きさが15~20cmで、赤や白の5弁の花を咲かせる北アメリカ原産のアオイ科の多年草です。ここでは、モミジアオイの詳細とともに、花の大きさが15mc以下で、落葉低木のムクゲや ...