広い池に咲くハス(蓮)のピンクの花

2021年8月10日

ハス(蓮)は、インド原産のハス科の多年草の水生植物です。現在は、観賞用や食用などで世界中で栽培されており、日本へは仏教伝来とともに渡来したようです。「蓮は泥より出でて泥に染まらず」と表現されるように、古代から清らかさの象徴とされてきました。

広い池に咲くハス(蓮)のピンクの花

ハスの花

池に咲く蓮の花

広い池にたくさんのハスの花が咲いていたので、撮らせていただきました。

ハスの花は、誰からも愛されるきれいな花だと思いますが、いつ見てもきれいです。

地下茎のレンコンを採るためなのでしょうか、広い面積で栽培されています。

午後からだったので、花は閉じているものが多いようですが、咲いたものも見られます。

ハスは、朝早く咲いて昼ごろには閉じてしまうそうなので、もう閉じてしまったものが多いようです。

花は咲き始めてから4日間ほど、開いたり閉じたりを繰り返すようですが、昼すぎまで咲いている花は、花が終わる前のもののようです。

ハスの花々

たくさんのツボミがついていて、咲いている花や咲き終わったあとの花托が見られますが、まだまだ花が咲き続けそうです。

花は白地に上部が薄いピンクで、何度みても上品できれいな花です。

ツボミのほうがピンクが濃いのでしょうか。花だけでなく、ツボミもきれいですね。

ハスのツボミ

蓮は泥より出でて泥に染まらず」と言われますが、

泥のなかで伸びた地下茎から、花茎が上にまっすぐにのび、その先にきれいな花を咲かせるので、古代から清よらかさの象徴とされてきまいsた。

寺院において、仏像の台座を蓮華(ハスやスイレン)をかたどって蓮華座としたり、仏前に「常花」(じょうか)と呼ばれる金色の木製の蓮華が置かれているのは、よく知られているかと思います。

ハスの葉

たくさん咲いたハスの花と葉

ハスの葉は、地下茎からのびた茎の先に、水面より高く伸びて、30~50cmくらいの大きさでつきますが、

表面の微細構造や化学的な特性によって、ロータス効果と呼ばれる撥水性があり、水をはじきます。

水が流れ落ちる時に、泥や昆虫なども一緒に流すため、自浄作用があると言われるようです。

よくにた花にスイレン(睡蓮)がありますが、睡蓮は葉が水面に浮かぶようにつきます。ハスとはこの点がちがうようです。

ハスの花托

ハスの花と花托

花が終わったあとには、蜂の巣のような形をした花托が現れます。

ちょっと変わった形をしていますが、たくさんついた穴の部分には種が入っています。

種はドングリのような形で、トウモロコシのような食感があるともことです。o(^∇^)o

ハスの花托と種

 

ハス(蓮)の基本情報・花言葉

ハス(蓮)は、インド原産のハス科の多年草の水生植物です。現在は、観賞用や食用(レンコンなど)として、世界中で栽培されているようです。日本へは、仏教伝来とともに渡来したようです。

ハスの名前は、花が終わったあとの花托(花を支えていた部分)が、蜂の巣のように見えるため古名で「ハチス」と呼んでいたのが変化して「ハス」と呼ばれるようになったと考えられています。

また、ハスの花とスイレンを含めて「蓮華」(れんげ)と呼ぶことがあり、仏教とともに伝来し古くから使われているとのことです。

畑で咲くレンゲの花は、蓮華ににているとして名づけられたとのことです。

学名は、Nelumbo nucifera。

英名は、Lotus。

花期は7~8月で、ピンクや白の花を咲かせますが、朝開き、昼間には閉じます。一つの花が咲く期間は、4日ほどのようです。

地中に地下茎(レンコン)を伸ばして成長し、地下茎から茎や花茎をのばしますが、それぞれは中に通気のための空洞を持っています。

葉は円形で20~50cmで、水面からのびた茎の先につけ、撥水性があり水をはじきます(ロータス効果)。

花茎は葉よりも高く伸び、その先に大きな花を咲かせ、草丈は1mほどになります。

ハスは、「蓮は泥より出でて泥に染まらず」と表現されるように清らかさの象徴とされ、インダス文明の頃から神聖なものと考えられてきたようです。

現在の寺院においても、仏像の台座は蓮華(ハスやスイレン)をかたどった蓮華座としたり、仏前に「常花」(じょうか)と呼ばれる金色の木製の蓮華が置かれています。

ハスは、地下茎がレンコンとして食用にされますが、茎や種も食べることができるようです。

ハス(蓮)の花言葉は、「清らかな心」、「神聖」

参照サイト

Wikipedia ハス

LOVEGREEN ハス

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