マメ科の緑肥として利用されてきたレンゲのピンクの花がきれいです

2021年4月24日


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近くの野原でレンゲのピンクの花が咲いています。レンゲソウ、ゲンゲなどとも呼ばれ、かわいいきれいなピンクの花です。昔は、マメ科の緑肥として田でよく作られ、蜜源植物としても利用されてきました。レンゲがこの野原で咲くのは、田だった名残なんだろうと思います。

マメ科の緑肥として利用されてきたレンゲのピンクの花がきれいです

レンゲのピンクの花

雑草の中で咲くレンゲの花

レンゲの花は、1.5cmくらいで小さいのですが、ピンクで可愛い花ですね。

今は耕作放棄地でしょうか、野原のようになっている場所に、思いがけなく、懐かしいレンゲの花を見つけました。

地面にそって広がった茎についた葉の付け根(葉腋)から伸びた花茎の先端に、輪生状に、蝶形の花をつけています。

近くで見たレンゲの花

越年草なので、毎年種をつけて、秋に発芽し、翌年に育って花を咲かせます。

他の場所でも細々と咲いているのを見かけるので、種を採って増やしてもいいかと、思ったりしていますが・・

最近は、白い種類の栽培品種もあるようです。

広いレンゲ畑

こちらは、広い畑で咲くレンゲです。

このような風景を見ると郷愁を感じます。ここは緑肥とすして栽培して、田にするにするのだろうと思います。

レンゲの葉

レンゲの葉

レンゲは、背丈が10~25cmで、地面に這うように伸びています。

葉は、長さ8~15mmの大きさの倒卵形~楕円形の小葉7~11個で構成される奇数羽状複葉で、7~10個が輪状につきます。

小葉は上から下までほぼ同じ大きさなのが特徴ですが、丸い葉も可愛いですね。

レンゲの種

レンゲの実

花が終わった後には、2cmほどの小さな豆果(トウカ)を上向きにつけます

秋にはサヤが黒く変色し、種を落とします。

種は、5mmほどの大きさで、古代人が使った勾玉の形にていると言われます。

レンゲの基本情報・花言葉

レンゲ(蓮華)は、中国原産で日本各地に分布するマメ科ゲンゲ属の越年草です。

レンゲ(蓮華)は、花が、蓮の花ににているとしてこの名がつけられました。

分類上の名前は、ゲンゲ(紫雲英、翹揺)とされています。ゲンゲは漢名の翹揺の音読みともこと。紫雲英は、たくさん咲いている様子が紫色の雲が漂っているように見えるとして、名づけられたと言われます。

別名として、レンゲソウ、レンゲなどとも呼ばれます。

学名は、Astragalus sinicus

英名は、Chinese milk vetch

花期は4~6月で、小さな蝶形の花が輪生状に並んだ花序になり、大きさは1.5cmくらいになります。

花が終わると、2cmほどの豆果(トウカ)をつけます。種は、5mmほどの大きさで、アルファベットの「C」のような形をしており、古代人が使った勾玉の形にていると言われます。

葉は、長さ8~15mmの大きさの倒卵形~楕円形の小葉7~11個で構成される奇数羽状複葉で、7~10個が輪状につきます。

茎は地面にそって広がり、草丈は10~25cmになります。ただ、暖かい地方では、60~150cmの長さに伸びることもあると言われます。

レンゲは、マメ科植物で根粒菌をつけ、窒素成分を作るため、畑の緑肥として使われてきましたが、近年は化学肥料などが使われるため、使用されなくなりました。

また、いい蜂蜜が採れるため、蜜源植物としても利用されてきたとのことです。

春の季語にもなっていて、若芽を茹でたり、炒めたりすることにより、食用にもされてきました。

利尿や解熱の薬効があるとされ、民間薬としても利用されたようです。

レンゲの花言葉は、「あなたと一緒なら苦痛がやわらぐ」「心がやわらぐ」「無邪気な女の子」で、3月3日、3月22日、4月8日、8月31日の誕生花です。

参照サイト

Wikipedia ゲンゲ

花言葉-由来 レンゲソウ

暮らしーの レンゲソウ

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