シラン(紫蘭)は、4~6月に紫の花を咲かせます

2021年6月7日

シランにはきれいな紫の花が咲きます。花期は4~6月で、30~50cmほどに伸びた葉から出た茎の先に、総状花序で7~8個の花をつけます。栽培品種は日陰でもよく育ち、乾燥や加湿に強いラン科の宿根性植物です。花言葉は、「あなたを忘れない」「変らぬ愛」。

シラン(紫蘭)は、4~6月に紫の花を咲かせます

シランの花

庭のシランの花

近くのお宅の花壇に咲いたシラン(紫蘭)を撮らせていただきました。紫が鮮やかで、きれいな花です。

シラン(紫蘭)は、中国、台湾、日本が原産で、日本では関東地方以西に自生する、ラン科シラン属に宿根草です。

野生種は準絶滅危惧種ですが、栽培品種は、

半日陰から日陰でも乾燥地や湿地でも育つ、丈夫な植物で、栽培されているのをよく見かけます。

花は、写真のように花被片(花びらと萼)が6枚で、中心部の舌弁が3つに分かれていて、

そのうちの一つにヒダ(襞)がついています。このヒダが特徴的で、きれいだと思います。

雨に濡れたシランの花

花の大きさは4cmくらいで、地面から50cmほど伸びた茎に、総状花序で5、6個くらいついています。

シランの葉

シランの葉

シランの葉は、地下から勢いよく伸びていて、縦方向の筋がよく目立ちます。

葉は披針形で、幅が4~5cmくらいで、長さが40~50cmくらい

地下茎から数枚が勢いよく伸びており、

葉の間から花をつける茎がのびています。

花は、勿論きれいですが、細長くのびて、縦方向のすじが入ったこの葉もきれいですね。

シランの実

シランの殻

花が咲いた後は、実ができますが、こちらでは、去年の実の殻が残っていました。

完全に開くのではなく、殻の途中が膨らんで隙間ができていますが、形は保ったままになっているように見えます。

この隙間から種が落ちたようですね。

植物の実や殻は、いろんな形でのこっていることがあり、興味深く、楽しいですね。

以前書いた、シャクナゲやサルスベリなどの実も、おもしろい実だと思います。

シランは、紫いろの花をよく見かけますが、

白いシランの花

白いシランも時々見かけます。他にも、斑入りのシランなど、いろんな種類があるようです。

シランの基本情報・花言葉

シラン(紫蘭)は、中国、台湾、日本が原産で、日本では関東地方以西に自生すると言われる、ラン科シラン属に宿根草です。

野生種は準絶滅危惧種ですが、半日陰から日陰でも、乾燥地や湿地でも育つ、丈夫な植物とのことで、栽培されているのをよく見かけます。

学名は、Bletilla striata Reichb. fil.

英名は、urn orchid

花期は4~6月で、30~50cmほどに伸びた葉から出た茎の先に、紫いろの花を総状花序で7~8個つけます。

鑑賞用の栽培品種として、白色、斑入り、などいろんな種類があるようです。

葉は、地上の茎が変形した偽球茎と言われる地下茎から、幅が広く表面に縦方向の筋が入ったものが数本出ます。

花言葉は、「あなたを忘れない」「変わらぬ愛」で、5月6日の誕生花です。

おわりに

いま、シラン(紫蘭)の花をよく見かけます。

鮮やかな紫がきれいな花で、地下茎で増えるので、たくさん生えていることが多いようです。

日陰でもよく育つようなので、場所があれば植えてみたい花だと思います。

参照サイト

Wikipedia シラン

みんなの趣味の園芸 シラン

LOVEGREEN シラン

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