シロツメクサ(白詰草、別名シロクローバー)の白い花と葉

2021年5月3日

シロツメクサはシロクローバーとも呼ばれ、20~70個の蝶形花が集まって一つの白い花になります。葉は茎の先端に3枚つきますが、まれにつく4枚ものは幸運を呼ぶとして、珍重されてきました。ヨーロッパ原産のマメ科植物で、日本全国でよく見られます。

シロツメクサ(白詰草、別名シロクローバー)の白い花と葉

シロツメクサの白い花

シロツメクサの花

シロツメクサは、シロクローバーとも呼ばれ、丸くかわいい花をさかせます。

江戸時代に、オランダから輸入されたガラス製品を運ぶためのクッションとして、乾燥したクローバーを使ったことから「詰草」と呼ばれるようになったと言われます。

そして、この花が白いことから、「白詰草」となりました。

シロツメクサの花言葉は、「幸運」「私を思って」「約束」「復讐」で、5月9日の誕生花です。

「幸運」は四つ葉のクローバーに、「私を思って」は、好きな人の花飾りを贈ることに由来します。

「復讐」は、四つ葉のクローバーに願ってもかなわなかった時には、復讐するということを意味すると言われます。

葉からのびた茎の先に、20~70個の蝶形花が集まった花で、1cmほどの大きさです。

見た目は、一つの花ですが、小さな花々が協力して作り上げています。(^⊆^)

シロツメクサの花々

シロツメクサは、地下茎や種子で増えるため繁殖力がつよく、大きな群落を形成します。

花のいろが紫のムラサキツメクサとは近縁で、花のいろは違いますが、花の形や葉はよくにています。

ムラサキツメクサの詳細や、シロツメクサとの違いはつぎにの記事に書いていますので、よろしかったらご覧ください。

紫の花が咲くムラサキツメクサ(紫詰草)と、シロツメクサ(白詰草)の違い

ムラサキツメクサは、アカツメクサとも呼ばれ、緑肥や蜜源などに利用されてきたヨーロッパ原産のマメ科の多年草です。いまは、全世界に広がっており、日本へは明治初期に日本に移入され、全土に分布します。ここでは ...

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マメ科の多年草で、根に根粒菌をつけて窒素を固定するため、緑肥として利用されてきました。

それが全国に広がり、いまでは、空き地や芝生などに生えているのをよく見かけます。

また、花はミツバチの蜜源としても利用されていますが、子供のころに花輪を作って、遊んだ方も多いのではないでしょうか。

シロツメクサの花飾り

かつては、子供たちのいい遊びだったと思いますが、いまはあまり行われていないかもしれません。

自然の植物を使って遊ぶのもいいものだと思いますが、どうでしょうか。

シロツメクサの葉

シロツメクサの葉

ここでは、シロツメクサが一面に広がり、葉が密に生えています。

丈が5〜15cmの茎の先に、長さ2cm前後、幅1.5cmほどの卵のような丸い葉がつき、独特の模様(斑紋)が入っています

四つ葉のクローバー

葉は、ほとんどが3枚ですが、たまにみつかる幸運の4つ葉のクローバーを探すのも楽しいですね。

3つ葉や4つ葉のクローバーの花言葉は、つぎのようにいわれているようです。(^⊆^)

三つ葉のクローバーは、希望や信仰、愛情の象徴とされています。これにもう1つ葉が加わることで、幸福がもたらされるということから、『幸運』という花言葉を持つようになりました。「私を思って」という花言葉は、好きな人に花冠をのせるという行為に由来するとされています。

HORTI シロツメクサより

シロツメクサの基本情報・花言葉

シロツメクサ(白詰草)は、ヨーロッパ原産の帰化植物で日本全国に生えている、マメ科シャジクソウ属の多年草です。

学名は、Trifolium repens

英名は、White clover

花期は4~10月ころで、葉の腋からのびた茎の先に、20~70個の蝶形花があつまって一つの花になり、約1cmの大きさになります。

繁殖は、匍匐茎および種子によって行われ、草丈は15~30cmほどになります。

江戸時代に、オランダから輸入されたガラス製品を運ぶためのクッションとして、乾燥したクローバーを使ったことから「詰草」と呼ばれるようになったと言われます。

そして、この花が白いことから、「白詰草」となりました。

レンゲソウと同じように、根粒菌を持ち窒素を固定するため、緑肥として利用されてきましたが、いまは全国の空き地や芝生などで見られます。

蜜源植物であり、若葉は食用にもなるようですが、葉を首飾りにして遊んだり、幸運を呼ぶ4つ葉のクローバーとしても親しまれてきました。

シロツメクサの花言葉は、「幸運」「私を思って」「約束」「復讐」で、5月9日の誕生花です。

「幸運」は、4つ葉のクローバーに由来するのでしょうか。

「私を思って」は、

「約束」は、三つ葉のクローバーがキリスト教では三位一体(神、キリスト、精霊)を表し、聖パトリック司教がキリスト教を広めるために用いたことからとされます。

「復讐」は穏やかでないですが、クローバーへの願いが叶わなかったときは、復讐が待っているということのようです。

あまり気にしなくてもいいのかもしれませんね。

参照サイト

Wikipedia シロツメクサ

松江の花図鑑 シロツメクサ

HORTI シロツメクサ 

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