6月に、つる性植物のテイカカズラとスイカズラに花が咲いています。同じころ咲く花ですが、つぎのような違いがります。テイカカズラの花は直径は2cm程でいろが白く、花弁は5枚。一方、スイカズラは長さが3~4cmの唇形で、最初は白い花弁が黄色く変わります。
ツル性植物のテイカカズラ(定家葛)とスイカズラ(吸い葛)の花の違い
テイカカズラ(定家葛)の花
テイカカズラ(定家葛)の花の周辺の草が伸びて見苦しくなってきたので、草刈りをしました。
刈っていてテイカカズラ(定家葛)に花が咲いていたので、しばし観察しました。
テイカカズラは、キョウチクトウ科テイカカズラ属の蔓性常緑低木です。キョウチクトウ科だからでしょうか、有毒植物です。
若いころは地表を這うように成長しますが、育ってくると茎から根を出して他の植物などに取つき、10m程度まで成長します。
名前は、藤原定家が恋した女性が忘れられず、葛に生まれ変わって女性の墓に絡みついたという伝説に由来するとのことです。
この樹には、白い可憐な花を咲かせていますが、少し日陰の場所で育ったものです。
テイカカズラは、あちこちで生えていますが、気のせいでしょうか、日当たりのいい場所では、花をあまり見かけないように思います。
私は、葉の色が綺麗な植物だと思っていました。茶がかった黄色や緑の葉が、光沢を持って伸びていて目を引きます。
仲間の園芸品種に初雪カズラがありますが、こちらは葉がカラフルできれいですね。(^_^)
笹やクズが生えている中で、たくさんの花が咲いていました。
草木も生存競争が激しいなかで、花を咲かせて頑張っているんでしょうね。
5枚の花びらと、中心部に黄色のコントラストがいいですね。
5~6月に咲いた花は、11~2月に種に綿毛をつけ、風散布されます。
花言葉は、「依存」「栄誉」「優美な女性」「爽やかな笑顔」。
写真のテイカカズラは、繁殖して、他の植物を駆逐しているように見えます。
ここまで繁殖すると、毎年出てきた蔓を刈って形を整えてやれば、育てるのに近い感覚になっています。
(雑草が生えると見た目が見苦しく気になるものですが、見た目が整い綺麗だとそれなりに許されるかなと、思います。)
スイカズラ(吸い葛)の花
スイカズラ(吸い葛)は、スイカズラ科スイカズラ属の常緑蔓性低木です。
名前の由来は、昔、子供がこの花のに口をつけて蜜を吸ったことによると言われます。
花に特徴があるからでしょうか、欧米では観賞用に栽培されることもあるそうです。
花びらは、唇状になっていて、上唇は4裂し、下唇はそのまま、雄しべが5本で雌しべは1本です。
たくさんの花が口をあいて、話をしているようにも見えて、楽しいですね。
写真を見ると、花にはが白と黄色のものがあります。咲き始めた時は白ですが、受粉した後などに、黄色に変化します。
同じスイカズラ科スイカズラ属の低木に、金銀木がありますが、良くにた花が咲くようです。
白と黄色の花が、入りっ混じって綺麗に咲き乱れており、誰が見ても楽しめる花のように思います。
蔓性なので、栽培する場合は色んな楽しみ方ができるかもしれません。庭で育てるのもい面白いかもしれません。
花言葉は、「愛の絆」、「献身的な愛」。
スイカズラが、ツルで他の植物にまつわりつくことに由来してつかられたとのことです。
こちらは、コンクリートの壁からたくさんの蔓が長く伸びて垂れ下がっています。
何年かかってこれだけに成長したのでしょう?
大きくなると10mほどになるようです。これだけ大きくなると、見栄えがします。
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