冬の花壇で綺麗に咲く多年草14種、~ 特徴や栽培などについて~

2026年9月6日

冬の花が少なくなる時期に咲く、園芸用の多年草を特集。原産地、花の特徴、育てる上での注意点などをまとめました。冬の花壇を賑やかにする参考にしていただければ幸いです。

冬の花壇で綺麗に咲く多年草14種、~ 特徴や栽培などについて~

本記事の内容は、一覧表にまとめていますので、ご活用いただければ幸いです。

アネモネ(アネモネ・コロナリア)

アネモネ・コロナリア

(1) 原産地・花言葉・誕生花

地中海沿岸地域、花言葉は「はかない恋」「恋の苦しみ」「見捨てられた」。1月22日、3月12日、4月4日、4月23日の誕生花。

(2) 花期
2月~5月(または11月~12月に苗を植え付けた場合は、4月頃まで)開花が続きます。本来は初春に咲き始めますが、近年は開花調節された苗が秋を少し過ぎた頃から店頭に流通しています。

(3) 花の特徴
一重咲き、八重咲き、丁字咲きなど、多彩で大輪の花姿を持つ球根植物。花色は赤、白、ピンク、紫、青、その濃淡、そしてグラデーションの美しい二色咲きなど、圧倒的に鮮やかでエレガントな色彩を持っています 。 花びらのように見える部分は、花弁ではなく「萼(がく)」が発達したものであり、そのため花持ちが良く、冬の寒風にさらされても長くその美しい姿を保つことができます 。切れ込みの入った繊細な葉とのコントラストも美しく、庭や寄せ植えの主役として存在感を放ちます 。

(4) 播種時期(種まき)
アネモネは一般的に球根(秋植え球根)またはポット苗から育てるのが基本であり、普通種まきからの栽培はしません。

(5) 苗の植え付け時期
11~12月が苗の植え付け適期です。

(6) 育て方の注意点
アネモネを育てる上での最大のポイントは、「夏越し(休眠期)の管理」と「冬の防寒・防湿」にあります。

アネモネは寒さに比較的強く、軽い霜や雪程度であれば花びらが傷むことはありません 。しかし、強い霜が何日も降りるような厳寒期や、土壌がカチカチに凍結するような環境下では根が傷んでしまうため、不織布を被せるか、腐葉土やバーク堆肥による株元のマルチング、あるいは鉢植えであれば軒下や暖かい午前中に日が当たる場所に移動させる防寒ケアが推奨されます 。

水やりは「過湿」を極嫌するため、必ず土の表面がしっかりと乾いてから、冷え込まない午前中の時間帯に与えます 。冬場の水のやりすぎは、低温と重なって根腐れを引き起こす最大の原因となります 。 春が終わり、気温が本格的に上がってくる5月頃になると、アネモネは地上部の葉が徐々に黄色く枯れ始めて休眠期に入ります ]。このサインを見逃さず、葉が茶色く枯れたら速やかに球根を土から掘り上げます。 掘り上げた球根は、付着した土をきれいに落としてから、風通しの良い日陰でしっかりと乾燥させ、秋まで水気のない涼しい場所で保管します。

そして、10月末頃の涼しくなった時期に再び植え付けることで、翌年も確実に美しい花を咲かせることができます。

また、寄せ植えでアネモネを使用する際は、背が高く大輪で存在感のあるアネモネを鉢の中央に配置し、その足元を囲むように背の低い淡い花色のビオラなどを植え込む「中央高・周囲低」のレイアウトに仕立てると、色彩と高低差のバランスが完璧に調和した一鉢が完成します。

エリカ

エリカ

(1) 原産地・花言葉・誕生花
アフリカ原産、花言葉は「孤独」「寂しさ」「博愛」「幸運」。8月5日、9月17日、1月24日などの誕生花。

(2) 花期
種類によってそれぞれ大きく異なります。 冬咲き種、春咲き種、夏~秋咲き種、不定期咲き種に大別されますが、日本で最もポピュラーに栽培されている、ジャノメエリカなどの冬咲き系統は、主に10月~4月頃の寒い季節に開花期を迎えます 。

(3) 花の特徴
細かく枝分かれした繊細な枝に、小さな小花がびっしりと咲き乱れるため、株全体を見ると圧倒的ににぎやかで、かつ華やかな印象を与える常常緑の低木です 。 しかし、一つ一つの花を近くでよく見ると、小さな釣鐘型(ベル型)や愛らしいつぼ型(球状)をしており、非常に個性豊かで可憐な美しさを持っています。

花色は赤、ピンク、紫といった赤系統が主流ですが、白、黄色、さらには緑色といった珍しい色彩の花を持つ種類も存在します 。 細い針葉のような葉の質感や、カサカサとした独特の乾いた質感を持つ小花は、他の一般的な草花にはないおしゃれでスタイリッシュな雰囲気を持っています。ある程度放任しても樹形が自然にこんもりとまとまるため、寄せ植えの背景や立体感を出すために重宝されます。

(4) 播種時期(種まき)
エリカは挿し木(挿し芽)で増やすか、秋~春に園芸店等で流通するポット苗から栽培を開始します。

(5) 苗の植え付け時期
苗が多く出回る秋(10~11月頃)または春先が適期とされます。

(6) 育て方の注意点
エリカを育てる上での最大の注意点は、「原産地による耐寒性の把握」と「水切れの厳禁」の2点にあります。

日本に流通しているエリカは、その性質が原産地(系統)によって劇的に異なります。現在流通している品種の約9割を占める南アフリカ産のエリカは、寒さに弱いため、厳寒期(冬の間)は必ず室内の明るい場所で温かく管理する必要があります。

一方で、古くから日本で庭木などとして親しまれてきた「ジャノメエリカ」やヨーロッパ原産の系統は寒さに非常に強く、関東地方以西の温暖な暖地であれば、冬でも防寒なしで庭植え(露地栽培)のまま屋外で冬越しさせることが十分に可能です 。購入するエリカがどの系統に属するのかを必ず事前に確認してください。

もう一つの最も重要で致命的な注意点は、「水切れ(乾燥)の厳禁」です 。エリカは極めて乾燥に弱い植物であり、一度完全に水切れさせて土をカラカラに乾かしてしまうと、一気に株全体が落葉してそのまま枯死してしまいます。

しかも、エリカの葉や花はもともと水分が少なくカサカサとした乾いた質感をしているため、水が切れて萎れていても見た目の変化がわかりにくく、気づいたときには手遅れになっている(すでに枯れている)という失敗が初心者には非常に多く見られます 。

そのため、葉が萎れるのを待つのではなく、用土(土)の表面の乾き具合を目で見て、あるいは指で触って毎日こまめに確認し、乾き始めたら鉢底から水が流れ出るまでたっぷりと与える先手の水管理を徹底してください 。

用土は、水はけ(排水性)が良く、かつ適度な保水性があり、酸性傾向の強い土壌を好みます。ある程度の放任でも自然にまとまりますが、花が終わった後に込み合った枝や細い弱小枝を軽く間引くように剪定し、株内部の風通しと日当たりを確保することで、蒸れを防ぎ健全な成長を促すことができます。

オステオスペルマム

オステオスペルマム

(1) 原産地・花言葉・誕生花
南アフリカ、花言葉は「元気」「無邪気」「変わらぬ愛」「ほのかな喜び」など、1月26日、4月17日、4月20日の誕生花。

(2) 花期
1~5月、および9月~11月の二季咲き、または春から秋にかけて長く咲きます。

(3) 花の特徴
「春の訪れを告げる花」として知られ、鮮やかでかわいらしい花を次々と咲かせます 。驚くほど豊富な花色にあり、鮮やかなビビッドカラーから、他の草花と調和しやすい淡くやさしいパステルカラー、ニュアンスカラーまで多彩に揃っています。一重咲きのほか、個性的な花形もあり、寄せ植えやハンギングの主役から名脇役まで自由自在にこなす、使い勝手の良い多年草です 。

(4) 播種時期(種まき)
オステオスペルマムは、春先に店頭に並ぶポット苗から育てるのが容易であり、種から育てることはほとんどありません。

(5) 苗の植え付け時期
3月上旬頃から店頭にさまざまな花色のポット苗が並び始めるため、この春先の時期が植え付けの適期(購入・植え付けタイミング)となります。

(6) 育て方の注意点
オステオスペルマムは、日当たりと水はけが良く、風通しの良い環境を好みます 。

冬から早春にかけての時期は、まだ気温が低く生育が緩慢なため、水のやりすぎによる過湿に最も注意する必要があります 。 冬の水やりは土の表面がしっかり乾いたことを確認し、乾き具合を見極めた上で、暖かい「午前中」に与えるようにします。常に土が湿った状態(過湿)が続くと、根が冷えて傷み、根腐れを引き起こす直接的な原因となります 。

冬の冷たい風や強い霜に当てると、葉が茶色く傷んだり蕾が枯れてしまったりすることがあるため、冬の間は北風の当たらない軒下や、不織布、ビニールカバーなどで防寒対策を行うことが推奨されます。 土作りには、水はけ(排水性)と適度な保水性を両立させることが重要です。

地植えにする場合は、数週間前に腐葉土やバーク堆肥をすき込んで柔らかい土壌を作っておき 、鉢植えの場合は、市販の草花用培養土に赤玉土を1~2割ほどブレンドすることで排水性を格段に高め、根腐れを予防できます。

肥料は生育期と開花期に合わせて適切に与えますが、冬の極端な低温期は生育が止まるため、施肥は最低限にとどめるか一時的に見合わせ、春になって暖かくなるとともに追肥を再開して、大輪の花を咲かせるエネルギーを補給します。

ガーデンシクラメン

ガーデンシクラメン

(1)  原産地・花言葉・誕生花                                                                                    地中海沿岸、北アフリカ、中近東、花言葉は「遠慮」「気後れ」「内気」「はにかみ」、12月26日の誕生花

(2) 花期                                                                                         10月~4月頃(およそ半年間、次から次へと絶え間なく咲き続けます)

(3) 花の特徴                                                                                         冬の鉢花の代表格(鉢花の女王)である「シクラメン」を、地植えや屋外でも耐えられるように品種改良し、耐寒性を極めて強くした小型のシクラメンです。花の姿や美しさは大輪のシクラメンとほとんど変わりませんが、全体的にコンパクトで可憐なサイズ(小ぶり)をしています。

なお、よく似たものに室内栽培向けの「ミニシクラメン」がありますが、これはガーデンシクラメンとは異なるため、購入時に混同しないよう注意が必要です。

(4) 播種時期(種まき時期)                                                                               球根または開花株のポット苗での栽培が中心です 。

(5) 苗の植え付け時期:                                                                                球根から植え付ける場合は9月~10月頃が適期です 。

(6) 育て方の注意点                                                                                    秋の涼しい季節の到来とともに水やりの頻度を増やし、開花へ向けたケアを始めます。

花が咲き始める頃からは、定期的な施肥が非常に重要です。液体肥料(ハイポネックス原液など)を500倍に薄め、1週間に1回の頻度で追肥し続けることで、春まで花を長く咲かせることができます 。 日常管理で最も重要なのが「花がら摘み・枯れ葉取り」と「葉組み(はぐみ)」です。

傷んだ葉や咲き終わった花は、放置せずに根元からきれいに引き抜くように摘み取ります。また、大きく成長した中央の葉をやさしく外側に引っ張り、株の中心部に控えている小さな蕾にしっかり光が当たるように配置を整える「葉組み」作業を定期的に行うことで、新芽が健康に育ち、次々と連続して開花させることができます。

5月頃になり春を過ぎて気温が上がってくると、徐々に地上部(葉や茎)が茶色く枯れ始めます。夏越し(休眠管理)には2つの方法があります。

一つは「地上部を完全に刈り取って球根だけの状態で夏を越させる(休眠)」方法で、もう一つは「枯れた葉や余分な茎だけをカットし、葉を少し残した状態で水を控えめに与えながら夏越しさせる(非休眠)」方法です 。球根だけで完全に休眠させた場合は、翌シーズンの開花が少し遅くなる傾向があります 。

カンギク(寒菊)

カンギク

(1)原産地・花言葉・誕生花
東アジアや中国などに広く自生する多年草「アブラギク(油菊)」や、シマカンギク、野生のコギクなどを元に、日本国内などで冬咲きに品種改良されたもの。
花言葉は「けなげな姿」「繊細」「真の強さ(芯の強さ)」、12月16日、12月23日、12月31日の誕生花

(2) 花期 12~1月。

(3) 花の特徴                                                                                                                                                                                                                                                                 一般的なキクが秋に咲き終えるのに対し、カンギクは最も寒さの厳しい真冬に見ごろを迎えるのが特徴です 。                                                                                               草丈は30~100cmほどに成長します。花色は定番の黄色をはじめ、鮮やかな赤や白などバリエーションが豊富です。                                           代表的な品種として、鮮明な黄色を咲かせる「春の光」などが知られています。

冬の寒さや霜に耐えて健気に咲く姿から、古くは「霜見草(しもみぐさ)」という詩的な異名でも呼ばれていました。また、冬が深まるにつれて葉が美しく紅葉する性質があり、この状態の株は「テリカンギク(照寒菊)」とも呼ばれます。

(4)播種(タネまき)時期
タネ(播種)から育てることはほとんどなく、基本的には「挿し芽(さし木)」や「親株の株分け(芽とり)」によって増やされた苗から育てるのが一般的です。

(5) 苗の植え付け時期
本来の最適な植え付け時期は7月下旬頃とされています。しかし、近年は日本の夏季が極めて猛暑になりやすいため、苗が暑さで弱るのを避けるために「梅雨が明ける前(6~7月上旬頃)」に植え付けを完了させることが、推奨されます。

(6)育て方の注意点
植え付け後、苗が10cm程度まで生長したタイミングで、先端の芽を1cmほど摘み取る「1回目の摘芯」を行います。こうすることで脇芽(側枝)がたくさん伸び、花数が増えます。側枝がさらに育ち、葉が4~5枚ついたら「2回目の摘芯」を行い、均整の取れたこんもりとした株姿に仕立てます。

キクは、「多肥(肥料を好む)」な植物です。植え付けから14日ほど経って根が十分に張ってきたら、置き肥をしっかりと施します。成長期に栄養を絶やさないことが、冬の開花を豊かにするための重要なポイントです。

根腐れを防ぐため水はけの良い用土を使い、成長期は極端に乾燥させないよう、土の表面が乾いたらたっぷりと水を与えます。

クリスマスローズ

クリスマスローズ

(1) 原産地・花言葉・誕生花                                                                            ヨーロッパ、西アジア、花言葉は、「私の不安を和らげて」「慰め」「追憶」「中傷」など、12月13日、12月19日、12月26日などの誕生花

(2)花期                                                                                        12月~3月(または1月~3月頃。観賞期間は2~3か月程度と長いのが特徴)

(3)花の特徴:                                                                                            うつむき加減に咲く控えめで優雅な姿から「冬の貴婦人」と称されます 。

花びらのように見える部分は実は「萼(がく)」であり、そのため花が散りにくく、長期間にわたって美しい姿を保ち続けます。近年は八重咲き(ダブル)やカップ咲き、剣弁咲きなど、非常に多彩な花姿の園芸交配種が登場しています。

花色も極めて豊富で、白、ピンク、イエロー、パープル、グリーン、ブラウン、ブラック(黒系)などが存在し、コレクション性の高い植物として園芸家に愛されています 。

なお、日本では「ヘレボルス属」にあたる植物全般をクリスマスローズと呼びますが、原産地のヨーロッパ等では「ヘレボルス・ニゲル」という特定の原種のみをクリスマスローズと呼ぶのが一般的です。シックな色合いの早咲き種(12月~2月頃)を「ニゲル系」、バリエーションが豊富でバラのように豪華な春咲きの系統(2月~4月頃)を「オリエンタリス系」と分類されます。

(4) 播種時期(種まき時期)                                                                             一般に苗での栽培・流通が主流です 。

(5) 苗の植え付け時期:                                                                                11月~2月頃が適期です 。また、鉢植えの植え替えや株分けの適期は秋の10月~11月頃となります 。

(6) 育て方の注意点:

耐寒性が高く(耐寒温度目安:-13℃~-15℃程度)、根さえ凍らなければ寒冷地でも屋外で問題なく冬越し・開花させることができます。

冬場は半日陰の庭や落葉樹の下など、日光が適度に遮られるさみしくなりがちなスペースへの植栽に最適です。 一方で暑さには弱いため、気温が上がり強い日光が差すようになる「夏の管理」には細心の注意を払う必要があります。

夏場は鉢植えであれば涼しい半日陰や、冷房の風が直接当たらない室内に移動させます。地植え(庭植え)の場合は、落葉樹の下など夏は日陰になり冬は日が当たる場所を選ぶのが理想的です。

夏の間は休眠期に入るため、水やりは控えめに管理し、一切の施肥(肥料やり)を行わないようにします 。生育期が開始される10月頃に1回、そして開花が一段落した4月頃に1回の計2回、緩効性肥料(プロミック クリスマスローズ用など)を与えて株を充実させます。

株の元気が不足している場合は、必要に応じてその都度追肥を行います。また、鉢植えの場合は根詰まりを防ぐため、3年に1回を目安に10月~11月の秋に植え替えを行い、古い土を新しい培養土(緩効性肥料を混ぜたもの)に交換してください 。

 クレマチス(冬咲き)

クレマチス(冬咲き)

(1) 原産地・花言葉・誕生花
中国、または地中海沿岸地域・小アジア、花言葉は、「精神の美」「旅人の喜び」「策略」など、5月3日、5月9日、7月1日、7月2日などの誕生花

(2) 花期
10~5月ごろ(種類による)に開花。

(3) 花の特徴
白やアイボリーホワイトの、下向きに咲くユニークな花が特徴]。シックで気品のある佇まいは、冬の静かなお庭を上品に演出するのに十分な魅力を持っています。

冬咲きクレマチスは性質によって大きく2つに分類され、アンスンエンシスに代表される「常緑性」のグループと、シルホサ系に代表される「落葉性」のグループが存在します 。

(4) 播種時期(種まき)
挿し木や接ぎ木、株分け、または市販の開花苗から栽培を開始するのが一般的であるため、普通種まきはされません。

(5) 苗の植え付け時期
秋から初冬にかけて、または春先が苗の植え付けや植え替えの適期とされます。

(6) 育て方の注意点
冬咲きクレマチスを健全に育てるためには、冬の寒さと日当たりの管理が極めて重要です。

朝からしっかりと日光が当たる場所に配置することで、冬の短い日照時間でも健全な生育を促し、花つきを良くすることができます。また、朝から日が当たる場所は、夜間に降りた霜や雪が早い時間帯に溶けるため、植物の組織が凍傷で傷むのを防ぐ優しい環境となります 。

一方で、冷たい寒風に長時間さらされると、たとえ気温が植物の耐寒温度内であっても、急激な冷え込みや乾燥によって葉や蕾が傷んでしまうことがあります。風の影響を考慮し、強い北風が直接当たらない避風地や軒下などに鉢を配置する工夫が必要です 。

水やりは、土の乾き具合をしっかりと確認した上で、必ず暖かい「午前中」に行います 。冬は蒸散量が少なく土が乾きにくいため、過湿による根傷み(根腐れ)を防ぐために控えめな水管理を徹底します 。

また、冬の間は生育が緩慢になるため、大量の肥料を与えるのは厳禁です。「花つきを良くしたい」と焦って液肥などを過剰に与えると、かえって「肥料過多」になり、根を傷めて逆効果になります。

施肥は多くても月に1回程度にとどめ、株の大きさに合わせた最低限の適量を守ってください 。地植えの場合で強い寒波が予想されるときは、腐葉土やバーク堆肥による株元のマルチング、不織布カバーでの保護を行うとより安心です。

シンビジウム(シンビジューム)

シンビジウム

(1) 原産地・花言葉・誕生花
東アジアから東南アジアの熱帯・亜熱帯の高地が原産、花言葉は「飾らない心」「素朴」「高貴な美人」「華やかな恋」など、1月14日、1月17日、11月7日、12月18日、2月28日などの誕生花

(2) 花期
12~4月ごろに開花します 。

(3) 花の特徴
洋ランの仲間ですが、その中では圧倒的に寒さに強く、性質が非常に丈夫で栽培が容易なため、長年にわたり根強い人気を誇っています 。

白、黄色、ピンク、オレンジ、緑、バイカラーなど、肉厚でワックスをかけたような光沢のある美しい花を、長い花茎に咲かせるためボリューム満点です。

暮れからお正月にかけての高級感ある高級ギフト(鉢花)としても絶大な人気があります 。

近年では、机の上などで気軽に飾ることができる「小型のテーブルシンビジウム」や、花茎が下向きにしなやかに垂れ下がる「カスケードタイプ(下垂性)」など、インテリアに合わせやすい多様な園芸品種が誕生し、さらに人気を集めています。

(4) 播種時期(種まき)
無菌培養などの専門的な設備を要するため、家庭園芸において種から育てることは一般的にありません。

(5) 苗の植え付け時期
4月頃が植え替え・植え付けの適期です。鉢植えの場合、生育に伴って根が非常に旺盛に伸びて根詰まりを起こしやすいため、2~3年を目安に1回は植え替えを行います。

(6) 育て方の注意点
シンビジウムはまっすぐ深く伸びる強健な太い根を持つため、植え付けるコンテナには「深鉢(細長い鉢)」を使用することが鉄則です。

また、通常の草花用培養土ではなく、通気性と排水性が極めて高い「バーク」などのラン専用の植え込み資材を使用します。苗がまだ小さなうちは粒度の細かいバークを用い、株が大きく生長するにつれて中粒のバークへと植え替えていきます。

日当たりを好む植物ですが、夏の強烈な直射日光にさらされると「葉焼け」を起こして株全体が衰弱してしまうため、夏の間は遮光ネットやよしず等を活用して日差しをやわらげる工夫が必要です 。春から秋にかけては屋外の風通しの良い日なたでしっかりと日光に当てて株(バルブ)を充実させ、秋が深まり気温が下がってきたら室内の明るい窓辺に取り込みます 。

水やりは季節によって大きく管理を変える必要があります。春から夏(生育期)にかけては水を非常に多く必要とするため、土が乾いたら鉢底から流れ出るまでたっぷりと与え、特に真夏は絶対に水切れさせないよう注意します。秋以降、気温が下がるにつれて徐々に水やりの頻度を減らし、冬場は週に1~2回程度、乾燥気味に抑えて管理します 。しかし、暖かくなって蕾が伸びてきたら、再び水やりの回数を増やして開花を促します。

肥料は春から夏にかけて、ゆっくり効く緩効性肥料(プロミック シンビジューム・クンシラン用など)をしっかりと与え、真夏の発育旺盛な時期には「専用液肥ー洋ランー」などの速効性の液体肥料を併用します 。ただし、真夏の極端な猛暑で株自体が夏バテして弱っているときは、施肥を一時的に控えてください 。

また、最も重要な開花のためのコツとして、9月に新しく伸びてきた芽のうち、1本のバルブに対して花芽を3芽以下に制限し、他の不要な葉芽などをすべて刈り取る「芽かき」行います。これにより、限られた養分が花芽に集中し、翌春に大きくて立派な花を咲かせることができます。

スイセン(水仙)

ニホンズイセン

(1)原産地・花言葉・誕生花                                                                                           ヨーロッパ、花言葉は、「自己愛」「うぬぼれ」、1月3日、1月4日、1月13日などの誕生花

(2)花期(開花期)                                                                                     11月中旬~4月頃(系統によって開花時期が異なり、「ニホンスイセン」などの早いものでは11月中・下旬、「ラッパズイセン」などは3月~4月)

(3)花の特徴:                                                                                       垂直にすっきりと美しく伸びる凛とした草姿が特徴的で、花が咲いていない時期でも葉姿が綺麗です。目の覚めるような鮮やかで元気な黄色や白の花を咲かせ、冬枯れの寂しいお庭を一気にパッと明るく彩ってくれます。黄色い「ラッパズイセン」のイメージが一般的に強いですが、

実際には白、オレンジ、複色など、極めて多様な花色や花形、咲き方を持つ世界的な人気植物であり、世界中には2万以上の品種が存在するとされています。また、「ニホンスイセン」のように香りの非常に強い品種もあり、視覚だけでなく豊かな芳香(香り)でもガーデナーを楽しませてくれます 。

(4)播種時期(種まき時期)                                                                            一般的に秋に球根を植え付けることで栽培します 。

(5)苗の植え付け時期:                                                                                球根の植え付けは秋(9月~11月頃)が適期です。混み合ってくるまでは植え替えの必要がなく、地植え・鉢植えともに3年ほどは植えっぱなしで夏越しさせることができます 。

(6)育て方の注意点:                                                                                                寒さに非常に強く、栽培管理が極めて容易な球根植物です。

一方で、耐暑性は弱いため、花が咲き終わった春以降は地上部が枯れて球根だけの休眠状態に入ります。 花が終わっても、茎や葉が完全に茶色く枯れるまでは、水やりを続けながらそのまま大切に育ててください。この時期に茎や葉をしっかりと残しておくことで、光合成が活発に行われ、地下の球根に十分な栄養が蓄えられます 。

完全に葉が枯れて休眠期に入った夏場は、水やりをほとんど行わず、乾燥気味(乾き気味)に管理するのが基本です。

土作りや用土に関しては、根が深くまっすぐに伸びる性質があるため、植木鉢で育てる場合は深さのある「深鉢(コンテナ)」を選ぶのが適しています 。スイセンは「寂しがりや」な性質があり、同じ品種をある程度まとめて密植(まとめ植え)すると、見栄えが良いだけでなく、植物同士が刺激し合って元気に育ちます。

施肥(肥料やり)については、過剰な栄養を与えると逆に株が傷むため、「適量を守り、与えすぎないこと」が鉄則です。植え付け時に元肥として緩効性肥料(マグァンプK中粒など)を土に混ぜ込んでおき、開花中の追肥としては、液体肥料を500倍に薄めて週に1回程度施します。開花後は、球根を太らせるための「お礼肥(寒肥)」として有機肥料などを与えておくと、来シーズンも素晴らしい花を咲かせることができます 。

スノードロップ

スノードロップ

(1) 原産地・花言葉・誕生花
ヨーロッパ、花言葉は、「希望」「慰め」「逆境の中の希望」など、1月10日、1月22日、2月26日 などの誕生花

(2)花期 2月~3月頃(早春にいち早く開花し、春の訪れを告げます)

(3) 花の特徴
細くしなやかな茎の先端に、雪のように真っ白で可憐な下向きの鐘形の花を1輪だけ咲かせる、ロマンチックな宿根草(球根植物)です。
寒さに大変強く、雪が降り積もる厳しい環境の中でも、雪を割って元気に花を咲かせることがあるため、冬から早春の屋外花壇に重宝されます。

日本で一般的に普及している種類は、英名で「ジャイアント・スノードロップ」と呼ばれる「ガランサス・エルウェシー(Galanthus elwesii)」という種です。原産地であるヨーロッパの代表種である「ガランサス・ニバリス」と比較すると、エルウェシーの方が一回り花が大きく、日本の乾燥した気候に対して耐えやすいという優れた特徴を持っています 。
花が終わった後、初夏の6月頃になると徐々に葉や茎が黄色く枯れ落ち、地上部を完全に消して土の中で秋まで長い休眠に入ります。

(4)播種時期(種まき時期)
球根を植え付けて育てるのが一般的です。

(5)苗の植え付け時期(球根植え付け)
球根の植え付け適期は秋、暑さが完全に和らいだ9~11月頃が最適です 。

(6) 育て方の注意点
用土は水はけ(排水性)が良いことが絶対条件です。
市販の山野草用土を利用するか、自身で配合する場合は「小粒の赤玉土:腐葉土:軽石=5:3:2」の比率でブレンドした水はけ抜群の土を準備します。

複数の球根をまとめて植え付ける場合は、球根同士がぶつかり合わないように5cm以上の十分な株間をあけ、土を約3cmほどかぶせて植え付けます 。

水やりは、生育期から開花中にかけて「土の表面がしっかりと乾いたタイミング」でたっぷりと与えます。開花が完全に終了した後は、球根が休眠に入る準備をするため、水やりの頻度を徐々に減らしていきます 。ただし、完全にカラカラに土を乾かしすぎてしまうと中の球根が弱ってしまうため、休眠期にあたる暑い夏場であっても、土が完全に乾燥しきらないよう、時々は適度な水分を与えることが夏越し成功の秘訣です 。

肥料については、植え付け時に元肥として緩効性肥料(マグァンプK大粒など)をしっかりと土に混ぜておきます。さらに花が咲き終わった直後に、消費したエネルギーを補い球根を太らせるための「お礼肥(おれいごえ)」として、緩効性肥料や液体肥料を与えます。

咲き終わった花がらは、病気の予防と余分な種子形成を防ぐため、花茎の根元からすっきりと摘み取りますが、残った葉は光合成を行わせるため、黄色く自然に枯れるまで絶対に切らずに残しておいてください 。

夏越し管理としては、球根が植わっている土の温度が上がりすぎないようにすることが重要です。
鉢植えの場合は、風通しの良い涼しい日陰(日陰)に避難させましょう 。地植え(庭植え)の場合は、バークチップや腐葉土などで株元を覆う「マルチング」を施して、直射日光による地温の上昇と極端な乾燥を防ぐ工夫をしてあげると安全です 。

植え付けからおよそ3年が経過した球根は、土の中で子球をたくさん増やしているため、一度休眠期に球根を掘り上げ、手でやさしく「分球」して別々に植え直すことで、さらに株を増やすことができます]。

デンドロビウム・ノビル系

デンドロビウム・ノビル系

(1) 原産地・花言葉・誕生花
アジアの熱帯から亜熱帯、温帯の高原地帯、花言葉は「謹厳実直」、1月16日の誕生花

(2) 花期
2~5月

(3) 花の特徴
デンドロビウム属(洋ラン)は野生種・交配種が数えきれないほど存在し、その性質も極めて多種多様ですが、一般的に園芸において「デンドロビウム」と呼ぶ場合、この「ノビル系」を指すことが最も一般的です。

太い竹の節のような「バルブ」と呼ばれる茎の各節から、たくさんの華やかな花を密に咲かせるのが大きな特徴です。

花色は古くは赤紫色からピンク、清楚な白が主流でしたが、近年の目覚ましい品種改良によって、鮮やかな黄色い花を持つ交配種など、豊富なカラーバリエーションが流通するようになり、目を楽しませてくれます。

(4) 播種時期(種まき)
洋ラン類は種まきに特殊な無菌播種技術が必要とされるため、普通一般家庭での種まきは行われません。

(5) 苗の植え付け時期
花が終わった後の春(4~5月頃)が、植え替えや植え付けの適期とされています。

(6) 育て方の注意点
デンドロビウム・ノビル系は、シンビジウムなどと同様に「冬の低温管理」と「生育期のバルブ育成」が翌年の開花を左右する大きなポイントです。

デンドロビウムは洋ランの中では比較的寒さに強い部類に入りますが、霜や氷点下の寒さに直接さらされると株が重大なダメージを受けるため、冬の間は室内の明るい日なた(窓辺など)で管理することが基本となります。

ただし、夜間に窓辺の気温が急激に下がる場合は、窓から少し離して部屋の中央寄りに移動させるなどの配慮が必要です。また、暖房の風が直接当たる場所に置くと、乾燥によって蕾が黄色くなって落ちてしまうため、絶対に避けてください 。

冬の水やりは「極めて控えめ」に行います。土(水苔やバーク)の表面が乾いてから数日おいて、暖かい午前中にごく少量の水を与える程度にし、乾燥気味に保つことで、根腐れを完璧に防ぎ、健全に冬を越させることができます。

春になり気温が上がってきたら、屋外の日当たりと風通しの良い場所に出し、生育期(春~夏)には水と肥料をしっかりと与えて新しいバルブ(茎)を太く大きく育て上げます。この生育期に日光を十分に当て、バルブを丸々と太らせることが、翌春に驚くほど多くの花芽を各節につけるための最大の鍵となります。

秋が深まる頃(10月頃)からは、徐々に水やりを減らして花芽への分化を促し、肥料も完全にストップさせて冬の休眠期に備えます。

フクジュソウ(福寿草)

フクジュソウ

(1)原産地・花言葉・誕生花
日本や中国東北部、シベリア東部などの東アジア地域、花言葉は、「幸せを招く」「永久の幸福」「悲しき思い出」「回想」、1月1日、1月12日、2月26日、4月6日の誕生花

(2)花期
2月~4月頃(お正月の時期に温室栽培されて早く咲かせた開花株が店頭に並びますが、本来の屋外地植えでの開花は早春の2月頃からです)

(3) 花の特徴
雪解け直後の早い春に、美しい黄金色(鮮やかな黄色)の花を咲かせる日本古来の高貴な多年草です。

お正月の床飾りや寄せ植えとして、古くから新春を祝う大変縁起の良い植物(縁起物)として広く親しまれています。名前の由来は、古くは「福告ぐ草(ふくつぐそう)」と呼ばれていたものが転じて「福寿草」に変化したとされています。

別名には、旧暦のお正月頃に咲くことから「元日草(がんじつそう)」や「朔日草(ついたちそう)」というおめでたい呼び名も付けられています。 福寿草はいわゆる「スプリング・エフェメラル(春の妖精・春植物)」の代表種であり、早春に一瞬の輝きを放ち、夏が来ると葉を枯らして地上部を完全に消失し、1年の大半(秋から冬)を地下の茎や根の状態でひっそりと眠って過ごす、極めてユニークなライフサイクルを持っています。

(4)播種時期(種まき時期)
花後に熟した実(種)を採取し、採取したその場ですぐに土に直接まく(直まき)します。種を採取するタイミングは、実を指でそっと触ってみて、自然にぽろっと落ちるくらいによく熟した頃が適期です。種から育てた場合、早ければおよそ4年ほどで花を咲かせるまでに成長します。

(5)苗の植え付け時期
秋の9~11月頃が最適な植え付け・植え替えの時期です。

(6)育て方の注意点
植え付けの際には「深植えを避ける」ことが鉄則です 。

福寿草の芽の先端(芽先)が、うっすらと土の表面からほんの少しだけ外に出るような浅い深さに調整して植え付ける必要があります。

用土は極めて水はけが良いことが求められます。「小粒の赤玉土:鹿沼土:軽石=4:4:2」のブレンドが推奨されます。

また、鉢植えで育てる場合は、鉢底に水が滞留して根腐れを起こすのを防ぐため、鉢穴が小さいときはドリル等を使って鉢底の穴をあらかじめ大きく広げて排水性を極限まで高めておくといった、プロならではの工夫も有効です。

水やりは植物の状態(時期)によって大きく異なります 。春の「葉が青々と茂っている時期」は、決して水切れを起こさないよう、鉢植えの場合は土が乾きかける前にたっぷりと潤沢に水やりを行います。地植えの場合は、雨に任せて問題ありませんが、雨が降らずに乾燥が長期間続く場合はしっかりと水を与えてください 。

夏以降に「葉が完全に落ちて休眠に入った時期」は、過湿による地下茎の根腐れを防ぐためにやや乾かし気味に保ちますが、完全に土を乾燥させすぎても地下の根が枯れて衰弱してしまうため、土の乾き具合を注意深く観察しながら、乾いていたら適度な水分を与えるバランスが求められます。

肥料については、植え付け時に元肥として緩効性肥料をしっかりと土に混ぜ込んでおき、開花中や花が咲き終わった後(花後)にも定期的に追肥(お礼肥)を施して、短い活動期間中に効率よく栄養を地下茎に蓄えさせ、翌年の蕾を太らせることが大切です。

株を増やしたい場合は、「株分け」が可能です。秋の植え替え作業と同時に行いますが、ナイフ等で無理に切り分けるのではなく、手でそっと触って自然にぽろっと割れた部分(子株)をそれぞれ別々に植え付けるようにします。

プリムラ(プリムラ・ポリアンサ/プリムラ・ジュリアン)

プリムラ・ポリアンサ

(1) 原産地・花言葉・誕生花
ヨーロッパが原産。花言葉は、「青春のはじまりと悲しみ」「青春の恋」「運命を開く」、1月18日、1月25日、2月1日の誕生花

(2) 花期
11~4月、冬から春にかけて長い期間にわたって花を咲かせ続けます。

(3) 花の特徴
可愛らしくカラフルな花を株元にたくさん咲かせるのが特徴です 。草丈は5~20cmとコンパクトにまとまるため、冬の寄せ植えやハンギング、コンテナ栽培に最適な草姿を持っています。

花色は赤、ピンク、紫、赤紫、オレンジ、黄、青、白など極めて多彩で、お庭を鮮やかに彩ります。また、植物全体のサイズに対して大きめの花を咲かせるため見応えがあり、雪に埋もれても元気に咲き続けるほどの驚異的なタフさを持っています 。

ポリアンサとジュリアンは極めて近い関係にあり、ポリアンサにさらに小型の品種を交配して日本で作出されたミニサイズの品種群が「ジュリアン」です。ジュリアンの方が花色や咲き方のバリエーションがより豊富に揃っています 。本来は多年草ですが、日本の夏の高温多湿に極めて弱いため、一般的には「秋に植えて春に楽しむ一年草」として扱われることが多くなっています。

(4) 播種時期(種まき)
6~7月が種まきの適期です 。プリムラの種は光を好む「好光性種子(こうこうせいしゅし)」であるため、種をまいた後は土をかぶせずに、明るい日陰で芽が出るのを待ちます 。発芽後の夏の暑い時期は直射日光を避け、できるだけ涼しく風通しの良い場所で育苗して元気な小苗に育て上げ、夏越しをさせることが成功のポイントです。

(5) 苗の植え付け時期
9月頃が適期です [97, 98]。この時期に元気な苗を植え付けることで、冬が来る前に根をしっかりと張らせ、寒さに耐える丈夫な株に育てることができます。

(6) 育て方の注意点
日当たりが良く、寒風や霜を避けられる場所で管理することが基本です。

プリムラは株元(成長点)にしっかりと日光を当てることが、次々と新しい蕾を立ち上がらせるために極めて重要です 。鉢植えや寄せ植えでは、葉が茂って株元の日当たりが遮られないよう配置を工夫してください。

水やりは土の表面が乾いたタイミングで行いますが、花や葉、株の中心に直接水がかかると、水が溜まって灰色かび病などの病気の原因になったり、葉が傷んだりすることがあります。そのため、水やりの際は葉を優しく持ち上げ、細口のジョーロなどを使って株元に直接そっと注ぐようにします。

また、開花期間が非常に長く、絶え間なくたくさんの花を咲かせ続けるため、極めて多くのエネルギーを消費します。植え付け時にあらかじめ元肥として「マグァンプK大粒」などの緩効性肥料を十分に土に混ぜ込んでおき、開花中の10月から4月にかけては液体肥料などの追肥を定期的に欠かさず与えて肥料切れを防いでください。

さらに、咲き終わった「花がら」や傷んだ黄色い「枯れ葉」をそのままにしておくと、カビや病害虫(アブラムシ等)の温床になり、株全体を衰弱させる原因になります 。また、花をつけたまま放っておくと種ができ始め、新しい花を咲かせるためのエネルギーが奪われてしまいます。そのため、見ごろを過ぎた花は、花茎の付け根部分からこまめにハサミ等で摘み取ることが、長期間美しく咲かせ続ける最大の秘訣です。

 マーガレット

マーガレット

(1) 原産地・花言葉・誕生花
スペイン、花言葉は、「恋占い」「心に秘めた愛」「真実の愛」「信頼」「誠実」、2月1日、2月20日、4月1日、9月3日、11月22日などの誕生花

(2) 花期
11月~5月頃

(3) 花の特徴                                                                                                                                                                                                                                                                 純白の花を次から次へと咲かせる姿が美しく、古くからピュアで清楚なイメージの代表として広く愛されている多年草です。近年は目覚ましい品種改良と交配が進み、定番の白だけでなく、ピンク、赤、黄、オレンジなどの驚くほど豊かな花色が登場しています。

また、シンプルな一重咲きに加え、豪華な八重咲き、ユニークな丁子(ちょうじ)咲き、可愛らしいポンポン咲きなど、バリエーションに富んだ花姿を選ぶことができます 。基本的には無香性ですが、一部の最新交配種にはラベンダーに似た心地よい芳香を持つ品種もあります。

(4) 播種時期 主に苗の流通や挿し木による増殖が一般的です 。

(5) 苗の植え付け時期:                                                                                 3~6月の春、または9月~10月の秋が植え付けの適期です。ただし、秋(11月頃)にもたくさんの花付き苗が店頭に並ぶため、その時期に植え付けることも可能です 。

(6) 育て方の注意点                                                                                   温暖な関東地方以西の暖地であれば、真冬に強い霜や極端な寒波に当てないように管理することで、戸外(屋外)のまま問題なく冬越しさせ、秋から春まで長期間にわたって開花を楽しむことができます 。真冬の間は一時的に成長が鈍化(ストップ)しますが、寒さ対策をしておけば花を咲かせ続けます。

土作りにおいては、酸性土壌を苦手とする性質があるため、植え付け前にあらかじめ土に「苦土石灰(くどせっかい)」を混ぜ込んで、酸度を中和しておくことが美しく育てるコツです 。

水やりは「過湿(水のやりすぎ)を極端に嫌う」ため、常に乾燥気味に管理することが最も重要です 。開花期である秋から春にかけては、土の表面がしっかりと乾いたことを確認してからたっぷりと水を与えます。その際、花や蕾に直接水がかかると傷んでしまうため、必ず株元の土に直接水をそそぐようにしてください 。高温多湿になる夏場は生育が一時休止するため、さらに水やりを控えて乾かし気味に保ち、雨(長雨)に当てないよう鉢植えは軒下や屋根のある場所に避難させて夏越しをします 。

肥料(追肥)については、開花期である11月~4月の気温が低い時期に、すぐに効果が現れる速効性肥料や適度な追肥を与えて肥料切れを防ぎます。

夏の間は生育がストップしているため、根を傷めないよう一切の施肥を避けてください。

(本記事は、「Gemini Notebook」を使用して作成しています。)

参照サイト

Yahoo news【ガーデニング】秋から春まで咲き続けるお花6選

Plantia  by HYPONEX  可憐に冬の庭を彩る!冬に咲く花23選|

みんなの趣味の園芸 冬の花、人気ランキング1位~20位!

PROVEN  WINNERS 寒さに強い冬の花 

朝日新聞 Reライフ.net 【専門家が教える】冬のガーデニングにおすすめの花一覧

植木鉢ナビ 植木鉢で咲かせたい、冬の花20選!

花 かぎけん花図鑑 カンギク

など

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