ハマユウ(浜木綿)は、東アジアや南アジアに分布し、日本では房総半島から琉球列島にかけて太平洋側に自生するヒガンバナ科の多年草です。花は、長く伸びた茎の先端に、六枚の反り返った細長い花びらをつけた白い花を数十個咲かせます。
夏空に咲くハマユウ(浜木綿)の白い花
ハマユウの花
7月の半ばに、近くの傾斜地で、ハマユウの花を見かけました。
ハマユウはヒガンバナ科の多年草で、
太く伸びた花茎の先端に、
細長く白い花びらの花をたくさん(十~数十個ほど)つけています。
花びらは6枚で、大きく反り返っており、
赤紫の雄しべを6本、雌しべを1本つけています。
名前は、浜辺近くによく自生し、
花が神事に使われるユウ(コウゾの皮を裂いて麻の糸のようにしたもので、神にささげたり、榊につけられたりする。)ににていることに由来します。
また、葉がオモト(万年青)ににているとして、ハマオモトの別名があります。
ヒガンバナの仲間ですが、
大きな葉をたくさんつけ、そこから伸びた太い花茎の先に花を咲かせており、
どっしりとして力強い印象の花です。
古くから親しまれてきた花で、
花言葉もいい感じでつけられています。
花言葉は、「どこか遠くへ」、「汚れのない」、「あなたを信じます」で、7月19日の誕生花です。
「どこか遠くへ」は、海辺でみられることから遠方へのあこがれからつけられ、
「汚れのない」は、純白の白い花びらに由来し、
「あなたを信じます」は、厳しい海岸の環境で育つことから信頼や信念を象徴してつけられたといわれます。
ハマユウの茎と葉
花茎の太さは1cmほどでしょうか、50~80cmほどと長くのびてます。
葉がない状態で、細長い花茎をたくさん出すヒガンバナとは様子がちがっています。
ただ、ヒガンバナと同様に有毒物質を含んでおり、
食べると吐き気や下痢をおこすといわれます。
葉は長さ30~70㎝ 幅4~10㎝ほどの披針形で、
先が尖り、厚みのある大きな葉がたくさんつきます。
オモトの葉ににた感じですが、より大きくたくさんの葉がついているように思います。
暑い夏にたくさんの長い葉をつけ、力強く伸びた花茎の先にどっしりと咲くハマユウ、見るものを元気にしてくれます。
ハマユウの基本情報・花言葉
ハマユウ(浜木綿)は、東アジアから南アジアに分布し、日本では房総半島から琉球列島にかけての太平洋側の温暖な地域するヒガンバナ科ハナオモト属の多年草です。
名前は、浜辺に自生し、花が神事に使われるユウ(コウゾの皮を裂いて麻の糸のようにしたもの)ににていることに由来します。
また、葉がオモト(万年青)ににているとしてハマオモト(浜万年青)とも呼ばれます。
学名は、Crinum asiaticum L.
Crinum は、ギリシア語のkrinonでユリを意味します。
asiaticum は、「アジアの」の意味。
英名は、Bush lily、Fire lily、 Crinum lilyなど
花期は7~9月で、まっすぐに50~80cmほどに伸びた花茎の先端に放射状になって白い花を十数個咲かせます。
花には短い柄があり、長さ7~8cm 幅5~8mmの細長い花びらを6枚つけ、反り返ります。
花の直径は7cm前後で、雌しべが1個、雄しべが6個つきます。
日没ごろから強い香りを出すため、ガ(蛾)が吸蜜に来て花粉を媒介します。
花の後に球状の実がなり、熟すとコルク質の種皮に覆われた種を落します。
葉は、付け根が多肉質の筒状に重なって茎のように伸び(偽茎)、
その周囲に長さ30~70㎝ 幅4~10㎝ほどの披針形で、先が尖り、厚みのある大きな葉がたくさんつきます。
偽茎などに、リコリンと呼ばれるアルカロイドを含むため有毒で、
食べると吐き気や下痢をおこすと言われます。
万葉の時代から親しまれてきた植物で、
花言葉は、「どこか遠くへ」、「汚れのない」、「あなたを信じます」で、7月19日の誕生花です。
「どこか遠くへ」は、海辺でみられることから遠方へのあこがれからつけられ、
「汚れのない」は、純白の白い花びらに由来し、
「あなたを信じます」は、厳しい海岸の環境で育つことから信頼や信念を象徴してつけられたといわれます。
参照サイト
Wikipedia ハマユウ
季節の花 300 浜木綿
はまのカズチャンです ハマユウ
bloomee store 7月19日の誕生花は?
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