アサリナは、中央アメリカやヨーロッパが原産のツル性の一年草で、緑のカーテンなどに利用されます。ツタににた葉をつけ、キリのような花が咲くツル性植物なので、和名はツタバキリカズラ。花期は6~11月で、先端が5枚に裂けた唇形花を咲かせます。
アサリナの青い花
アサリナの花
近所のお宅のフェンスにアサリナの青い花が咲いていたので、撮らせていただきました。
アサガオのような漏斗状の合弁花ですが、花びらの先端が上下に分かれた唇形花で、上唇が2枚、下唇が3枚に分かれていてるのが特徴です。
花の大きさは、長さが約5cmで直径が3cmほどで、花の付け根の部分が長くのびて少しふくらんでおり、数cmの花柄を介して葉腋についています。
唇形花はシソ科の花でよく見られ、セイヨウジュウニヒトエやキランソウなど、小さな花が多かったのですが、アサリアは、今までになく大きな花になります。
中央アメリカやヨーロッパが原産の、オオバコ科 アサリナ属(キリカズラ属)のツル性の常緑多年草ですが、寒さに弱く、日本では一年草になります。
つる性なので、アサガオやゴーヤなどのように、緑のカーテンなどに利用されるようです。
このようなきれいな花を咲かせる緑のカーテンもいいかもしれませんね。
花言葉は、「信じる心」「飾らぬ美」で、10月30日の誕生花です。
地道で控えめな感じのいい花言葉ではないでしょうか。
花期は6月から11月で、長く咲きます。
この写真は、10月中旬に撮りましたが、このようにたくさんの花をつけていました。
また、青い花ですが、紫、ピンク、白、黄色など、いろんな種類があるようです。
こちらがツボミですが、長い花柄の先に、筒状になってたくさんついています。
白、薄紫のものが見られますが、時間とともにいろが変化しているように見えます。
きれいな花とともに、長細いツボミも楽めそうです。
アサリナの茎や葉
こちらが、ツルや葉の様子です。
ツルは写真のように細く、長さは数mと長く伸び、花茎や葉柄でものにつかまってのびます。
葉は、三角形~矛形で、ツタやミゾソバにに形をしています。
また、写真ではツルに互生していますが、茎の根元では対生すると言われます。
ツルが長く伸びてちょっと変わった花をつけるアサリナ、長く咲いて楽しませてくれています。
アサリナの基本情報・花言葉
アサリナは、中央アメリカやヨーロッパが原産で、オオバコ科 アサリナ属(キリカズラ属)のツル性の一年草です。
日本で流通しているのは、アサリナ・バルクライアナと呼ばれる品種で、和名はツタバキリカズラで、ツタのような葉の形で、桐のような花を咲かせるツル性植物であることに由来します。
別名は、ツルキンギョソウ。花がキンギョソウに似ており、つる性であることに由来します。
学名は、Asarina(スペイン語でキンギョソウ属を意味するasuramuに由来します。)
花期は6月下旬~11月中旬で、直径が4~5cmほどのキンギョソウににた花を、葉腋に咲かせます。
花の色は青、紫、ピンク、白、黄色などがあり、花冠は漏斗状で、先端が2唇形に5裂し、花筒の基部がやや膨れます。
花の後には、蒴果をつけます。
葉は、茎の下部では対生、上部では互生し、三角形~矛形になります。
ツルは細く数mになりますが、葉柄と花柄でほかのものにつかまって伸びます。
アサリナの花言葉は、「信じる心」「飾らぬ美」で、10月30日の誕生花です。
参照サイト
EVERGREEN アサリナ
園芸植物 育て方と花の写真 アサリナ
みんなの趣味に園芸 アサリナ
花と緑の図鑑 アサリナ
弥生おばさんのガーデニングノート「花の緑の365日」 アサリナ