10月29日から11月6日に行われている、奈良大菊人形展を撮ってきました。いろんな種類の鉢植えのキク、キクで飾られた飛鳥時代の7名の天皇たち、花水鉢などいい香りが漂う展示会でした。場所は、奈良公園バスターミナル屋上。
奈良大菊人形展(2022年)
キクの鉢植え
奈良大菊人形展が開催されていると聞いてみてきたので、簡単に紹介させていただきます。
主催は、文化庁、独立行政法人日本芸術文化振興会、奈良県で、
場所は、奈良公園バスターミナル屋上です。
キク人形は、以前は、この時期になるといくつかの公園などでよく行われていましたが、
行われなくなり、みることもなかったのですが、久々にみることができました。
菊人形は、屋上に展示されていますが、
室内の通路には、鉢植えのたくさんの菊が展示されていました。
あまりいい写真ではありませんが、以下写真集的に掲載しました。
菊人形
こちらが、菊人形を展示している、奈良公園バスターミナル屋上です。
掲載が遅くなってしましましたが、会期は今日までです。(⌒ ⌒;)
いい天気で、人もそれほど多くなく、きれいに飾られた菊人形を見ることができました。
飾られた人物は、飛鳥時代を代表する7人で、
額田王、中臣鎌足、天智天皇、大友皇子、持統天皇、天武天皇、皇極天皇。
このほかに、花水鉢や漆背金銀平脱八角鏡も、展示されていました。
こちらは皇極天皇(斉明天皇)、舒明天皇の皇后で、天智天皇・間人皇女(孝徳天皇の皇后)・天武天皇の母になる方です。
たくさんの花で飾られていて綺麗です。
こんなにたくさんの花のメンテはどうしているのか、
少しきになりました。(^_^)
穏やかなお顔ですが、二の腕あたりから下に、
黄、ピンク、白などの菊で飾られています。
薄紫の衣服の上に飾られて、きれいだと思います。
天武天皇と持統天皇は、並んで展示されていました。
飛鳥時代に活躍されたお二人がしのばれます。
こちらは、貴族で、大化の改新の中心人物とされる中臣(藤原)鎌足。
若々しく、精悍な顔のように見えます。
後方は若草山(三笠山)。
菊人形は、男性より女性の方がにあうのでしょうか、飾り方もむつかしそうに感じました。
こちらは、漆背金銀平脱八角鏡とよばれる鏡の裏の飾りです。
正倉院展にも出品されていますが、
光明皇后が東大寺盧舎那仏(大仏)に献納した品とのことです。
1.5mほどでしょうか、黒っぽい紫というのでしょうか、
あまり見かけないいろの菊で飾られていました。
秋を代表する菊ですが、たくさんの種類の鉢植えや菊人形は、日本の文化、きれいでした。
キクの基本情報・花言葉
キク(菊)は、奈良時代末か平安時代初めに、中国から渡来したと推定される、キク科キク属の多年草です。
学名は、Chrysanthemum × morifolium Ramat.
英名は、florists’ daisy
花言葉は、「高貴」「高潔」「高尚」で、12月1日の誕生花です。
なお、色によって違い、
赤は「あなたを愛しています」、
白は「真実」、
黄は「破れた恋」とのことです。
参照サイト
季節の花 300 菊(きく)
HORTI 菊の種類や品種
花言葉-由来 キク