マメアサガオ(豆朝顔)は、7~9月ごろに咲く直径2cmほどの白い花の可愛いアサガオで、道端や野原などで咲いているのをよく見かけます。北アメリカ原産のヒルガオ科サツマイモ属の一年草で、関東地方以西で自生していると言われます。
マメアサガオ(豆朝顔)の白い花
マメアサガオの花
9月ごろから、マメアサガオ(豆朝顔)の白い花が、あちこちで咲いているのを見かけるようになりました。
直径2cmほどのロート状の花で、10cmぐらいの大きさの普通のアサガオよりかなり小さめです。
写真のように、アスファルトに伸びた赤みを帯びたツルに、葉と花がペアになって咲いています。
花は上から見ると、5つに分かれ、先が尖っています。
葉はツルに対生し、写真では3つに分かれ、先が尖っているのが多いようですが、卵形のままのものも見られます。
花の大きさが普通のアサガオより小さいので、マメアサガオ(豆朝顔)とつけられたようです。
マメアサガオは、北アメリカ原産のヒルガオ科サツマイモ属の一年草で、
1955に東京近郊で帰化していることが確認されましたが、
いまは関東以西でよく見られるようです。
最初は、コヒルガオかとも思ったのですが、
花の付け根にコヒルガオの特徴であるギザギザがなく、
お昼ごろには、しぼんでしまうのでマメアサガオだろうと思われます。
また、小さなアサガオには、いろが薄い紅紫のホシアサガオがあります。
葉はマメアサガオによくにていますが、いろが明らかに違います。
マメアサガオにもいろがついたものがあるようですが、もっと薄いようです。
小さなアサガオには、いろがオレンジ色のマルバルコウがあります。こちらは別の記事に書いていますので、よろしかったらお読みください。
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マルバルコウ(丸葉縷紅)は、8~10月ごろに、オレンジ色でロート状の花を咲かせます。江戸時代に観賞用として渡来し、いまは野生化が進んでいると言われます。北アメリカが原産で、日本では中部地方以南でよく見 ...
花言葉は、「見つけたら幸せ」「固い絆」。
「見つけたら幸せ」は、花が葉などにに隠れるようについていて見過ごしてしまいそうなことから、
「固い絆」は、支柱などにしっかりとツルを絡ませることからつけられたようです。
こちらは、2時頃撮ったものですが、すでにしぼんでいます。
ヒルガオだと夕方まで咲くはずなので、こちらはやはりアサガオになるのだろうと思います。
こちらは別の場所でとったものですが、
花が終わったあとのようで、いくつかの実をつけています。
少し扁な球形と言われます、普通のアサガオによくにた形をしています。
時間がたって熟すと、外皮が破れて黒い種がでてくるのだろうと思います。
ここではたくさんの花が咲いていました。
道路わきの支柱に登っていたり、アスファルトの上を這って伸びたりしています。
草木が茂っているところでは、つかまるものもあって伸びていますが、
ここではつかまるものが無く少し勝手が違うように見えます。
秋になって元気に咲く、白く小さなアサガオの花もいいですね。
マメアサガオの基本情報・花言葉
マメアサガオ(豆朝顔)は、北アメリカ原産で、日本では関東以西で普通にみられるヒルガオ科サツマイモ属の一年草です。
1955年に東京近郊で帰化していることが報告され、いまは関東以西でみられるようになりました。
名前は、花の大きさが小さいことを、マメにたとえて名づけられました。
学名は、Ipomoea lacunosa
英名は、whitestar、 pitted morning-glory
花期は7~9月で、花柄の先に1~3個咲き、花冠は漏斗状で直径は2cm前後、白色で先は浅く5裂し、裂片は尖ります。
アサガオなので、花は朝咲いて、昼頃に閉じます。
果実(蒴果)はやや扁平な球形で、先に長い毛がはえます。
葉は茎に互生し、長卵形から心臓形で先が尖っており、全縁または3裂し、長い葉柄があります。
蔓には毛があり、3~5mほどになります。
花言葉は、「見つけたら幸せ」「固い絆」。
「見つけたら幸せ」は、花が葉に隠れるようについており見過ごしてしまいそうなことから、
「固い絆」は、支柱にしっかりとツルを絡ませることからつけられたと言われます。
参照サイト
Wikipedia サツマイモ属
Kokoron Green マメアサガオとホシアサガオの見分け方
弥生おばさんのガーデニングノート「花と緑の365日」 マメアサガオ