クジャクサボテン(孔雀サボテン)の白い花が咲きました

2022年6月18日

クジャクサボテン(孔雀サボテン)に、大きく白い花が咲きました。たくさんの細長い花びらをつける直径が15cmほどの華やかな花で、夕方に咲き始め、2~3日咲き続けます。草丈が1mほどになり、葉にトゲがつかないサボテン科の多肉植物です。

クジャクサボテン(孔雀サボテン)の白い花が咲きました

クジャクサボテンの花

クジャクサボテンの大きな花

我が家のクジャクサボテン(孔雀サボテン)が、久しぶりに咲きました。

以前は咲いていたのですが、肥料もやらず、手入れをしなかったからか、長く咲いていなかったのですが今年は咲いてくれました。

クジャクサボテンは、同じクジャクサボテン属で一日花として白い花を咲かせるゲッカビジン(月下美人)とよくにていますが、花は数日間咲続け、色はたくさんの種類があります。

写真のように、たくさんの細長い花びらを14枚ほどつけ、花の後方には萼片がついています。

中心部には先端がたくさんに分かれた1本の雌しべと、たくさんの雄しべが見られ、豪華で華やかな花だと思います。

この花は、香がほとんどなく、色は白、赤、黄、ピンクなどいろんな種類が開発されているようです。花の色が白だけで、香りが強いゲッカビジンとはこれらの点でも違います。

名前は、このような花の姿がクジャクの羽根ににているとして、クジャクサボテンと名づけられました。

花を上から見てみました。

茎から伸びた花

扁平で葉のような茎から、赤く15cmほどの長さの花柄が伸びてその先に花が咲いています。扁平で頼りなげな茎から、大きな花がさいているのは以外な感じがします。

鉢植えの全体の姿はつぎのような感じです。

鉢植えのクジャクサボテン

鉢には、いくつかの株が入っており、たくさんの茎が伸びています。

写真のように、茎は垂れ下がっていますが、長さは80cmほどになっています。昨年、何度か肥料を与えたのが効いたようで、今年は花を咲かせてくれました。

ピンクのクジャクサボテン

クジャクサボテンは、白のほかに、黄、ピンク、赤などいろんな花が開発されているとされますが、こちらは、素材サイトから借用したものですが、きれいなピンクです。赤系統のものもよく栽培されているようですね。

クジャクサボテンの茎

クジャクサボテンのツボミと茎

こちらには、花が咲く前のツボミと、茎が写っています。

ツボミはボケていて恐縮ですが、ツボミに巻き付いたような薄茶色のものは、花を支える萼片のようです。萼片は花が咲くと、花の後に長く伸びてつきます。(冒頭以下の写真などをご覧ください。)

この写真から、茎の様子もわかりやすく写っています。根元は細い茎ですが、上部になるにしたがって、その両側に葉のようなものが付き、縁が波打って扁平な茎になっており、サボテン特有のトゲはついていません。

また、このように扁平で先が重くなるからでしょうか、そのままでは垂れ下がってしまうので、支えが必要です。

茎にトゲがないのも特徴ですが、前述のように、葉を曲げると簡単に折れてしまうので、取り扱いには気をつける必要があります。

クジャクサボテンの根元

根元からは、写真のように何本もの茎が出ており、上に伸びるにしたがって葉状に広がっています。

クジャクサボテンは、以上のように普通のサボテンのイメージとは少し違った感じのサボテンようです。

クジャクサボテンの基本情報・花言葉

クジャクサボテン(孔雀サボテン)は、メキシコ南部~アルゼンチン原産で、サボテン科クジャクサボテン属の多肉植物の多年草です。

大きく華やかな花が、クジャク(孔雀)の羽根を思わせるとして、クジャクサボテンと名づけられました。

学名は、Epiphyllum Hybrid

英名は、Orchid cactus

英名のオーキッド カクタスは、ランサボテンを意味しています。

花期は5~6月で、種類によって花の直径は5cmくらいから、30cmほどの大きなものがあります。細長い花びらを20枚前後と、長い萼片をつけ、たくさんの雄しべと先端がたくさんに分岐した雌しべがつきますが、一般に夕方から咲き始め、2~3日咲き続けます。

花の色は、白、赤、黄、ピンク、オレンジ、紫などたくさんの種類があると言われます。

茎は、偏平な葉状の茎で細長く、縁は波打ちます。また、厚さ数mmの多肉質で、棘はありません。また、茎は脆く折り曲げると簡単に折れます。

草丈は、種類によって30~100cmほどになります。

仲間にゲッカビジン(月下美人)があり、よくにた花を咲かせますが、ゲッカビジンは夕方咲いて翌朝にしぼむ一日花で、花の色は白だけですが、クジャクサボテンは、数日間咲き続け、花の色はたくさんの種類があります。

クジャクサボテンの花言葉は、「幸せをつかむ」「儚い美」「儚い恋」「あでやかな美人」で、7月4日の誕生花です

「儚い美」「儚い恋」は、華やかに咲く花が数日で萎む短命なことに由来すると言われます。

参照サイト

Wikipedia クジャクサボテン属 ゲッカビジン

FLOWERs クジャクサボテン

みんなの趣味の園芸 クジャクサボテン

季節の花 300  孔雀サボテン

農家web クジャクサボテンと月下美人の違いは?

弥生おばさんのガーデニングノート「花と緑の365日」 クジャクサボテン

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