アマドコロは、キツネノチョウチンとも呼ばれ、長さが2cmほどの筒型で先端が緑いろの、白い花を咲かせます。その後につける実は丸く、夏の終わりごろ黒く熟します。斑入りの葉もきれいで、楽しませてくれますが、茎や根茎には甘みがあり、山菜にもされます。
アマドコロ(甘野老)は春に白い花が咲き、実は秋に黒く熟します
アマドコロの白い花
アマドコロ(甘野老)の白い花が咲いていました。
別名はキツネノチョウチン、筒型の白い花で、先端に緑がつき、下を向いて咲いている姿は、スノーフレークにもにています。
スノーフレークは、記事に書いていますので、見較べてみてください。
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スノーフレークににているといっても、花の付き方や葉の様子から間違うことはないと思います。
また、よくにた花に、ナルコユリ、ユキザサ、などがありますが、花の付き方や草丈などから、この花はアマドコロのようです。
花の長さは2 cmほどで、6つの花被片が合体して筒状形になり、花被片の先が緑色になっています。
この花は、1個づつついていますが、普通は1個か2個ようです。草丈は、30cmほどでしょうか、あまり大きくなっていないようです。
アマドコロ(甘野老)の名前は、根茎がヤマイモ科のトコロ(野老)によくにていて、味が甘いことに由来すると言われます。
別名は、キツネノチョウチン、チョウチンバナです。別名の方が馴染みやすく感じますね。(^_^)
アマドコロの葉や茎
こちらのアマドコロの葉には、ご覧のようにきれいな斑が入っています。
見た目は、花より、この葉の方が印象的かと思うほど、あざやかな色合いです。葉の先端近くや、縁にそって筋状に入った白い線の模様が千差万別で、楽しませてくれます。
葉はご覧のように互生し、太目のササのような形で、楕円形から幅広い長楕円形で先端が少し尖っています。
蛇足ですが、人と同じで、スマートなものから太ったものとがあるようですね。(^_^)
なお、ここのアマドコロは斑入りですが、緑のものもあるようです。
茎は地下茎から、何本も出て少し斜めに立ちあがっています。
草丈は、高いもの20~50cmほどでしょうか、茎には枝がなく、葉と花だけがついています。
このように、地下茎からたくさんの茎がでるので、群生しているように見えます。
写真ではわかりませんが、地下茎は多肉質で、浅く横に長く這って伸び、その先から花茎を出します。
地下茎には節があり、ひげ根が生え、その姿がトコロ(野老)の地下茎ににているとのことです。
アマドコロの基本情報・花言葉
アマコロナ(甘野老)は、ヨーロッパ・東アジアや日本全土に分布するキジカクシ科アマドコロ属の多年草です。
名前は、根茎がヤマイモ科のトコロ(野老)によくにていて、甘いことに由来します。
別名はキツネノチョウチン、チョウチンバナ、ナルコラン(鳴子蘭)、イズイ(萎蕤)などがあります。
学名は、Polygonatum odoratum
英名は、Solomon's Seal(根からとれた茎の跡がソロモン王の星形の公印ににていることに由来。)
花期は4~5月で、葉の付け根から一つまたは根元で2つに分かれた細い花柄を伸ばして、細長いつぼ型の白い花を垂れるようにつけます。
花は長さは2 cmほどで、6つの花被片が合体した筒状形で、花被片の先に緑色の点がつきます。
果実は液果で、直径1cmどの球形をしていて、下向きに垂れ下がります。
色は、夏から秋に暗緑色から青黒く熟します。
葉は、互生し、ササのような楕円形から幅広い長楕円形で両端が少し尖ります。
緑のものとや斑入りの園芸品種があります。
茎は地下茎の先端から1本の芽が出て少し斜めに立ち、4 ~ 6本の稜角(縦筋)があるため、触ると少し角張った感じがしますが、枝はつきません。
地下茎は多肉質で、浅く横に長く這い、伸びた先から花茎が出ます。
また、地下茎には節があり、ひげ根が生えます。
草丈は50cmほどになります。
茎や根茎には甘みがあり、山菜として食用にされるとのことです。
よくにた花に、ナルコユリ、ユキザサ、ホウチャクソウなどがありますが、アマドコロとは前2者は茎に陵がなく、草丈が60 ~100cmになる点などが異なります。
また、ホウチャクソウは、有毒で地下茎がなく、茎は上部で分かれるなどの点が違います。
アマドコロの花言葉は、「元気を出して」「心の痛みの分かる人」「小さな思い出」で、5月23日、6月8日の誕生花です。
花言葉は、花の様子からつけられたのでしょうか。
参照サイト
Wikipedia アマドコロ
樹木図鑑 樹木ペディア アマドコロ
Chills Laboratory アマドコロ
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