シンビジウムは、冬から春に長い花茎にたくさんの唇弁花を咲かせる洋ランです。花色は、白、ピンク、オレンジ、黄、など各種あり、淡い色が多いと言われます。東アジア原産で、18世紀にヨーロッパに渡って品種改良され、日本へは明治時代以降に渡来しました。
冬から春にピンクの唇弁花を咲かせるシンビジウム
シンビジウムのピンクの唇弁花
我が家のシンビジウムに花が咲きました。
花の色は、淡いピンクというところでしょうか、柔らかい感じがする花で、
花言葉は、「飾らない心」「素朴」「高貴な美人」「華やかな恋」。
他のランにくらべて、落ち着いた淡い色合いの花が多いことからつけられた花言葉と言われます。
唇弁と呼ばれる、唇のように上下に分かれた花びらをした花が、花序になってたくさんついていて豪華さを感じます。
手入れをしていなかったので、長い間咲かなかったのですが、久しぶりに咲かせることができました。
せっかく鉢植えがあるのに、葉しか見ることができないのは残念と思い、
日に当て、肥料をやり、寒さを避け、今年はめでたく花を見ることができました。
やることをやれば答えてくれるということだろうと思います。(^⊆^)
昨年はクンシランやカニバサボテンが咲いたのですが、今年はシンビジウムも加わって、賑やかになりました。
もともとは、1つの鉢に植えられていたものを、一昨年に3つの鉢に株分けしたのですが、1年目は咲かず、2年目の今年に咲きました。
2月ごろだったでしょうか、小さな花芽がついているのに気が付き、今年は咲くかなと期待していたのですが、きれいに咲いてくれました。
4本の花茎のなかで、1本はまだツボミですが、3本それぞれに、直径が約5cmの花を20個ほどつけています。
もう一つの鉢には、3本の花茎が出ていますが、まだツボミのままです。もう少し時間がかかるようです。
シンビジウムの葉
シンビジウムの葉は、長さが40cmぐらいで幅は最大2cmほどです。
写真のように線形で細長く、表面がすべすべして革質です。
1つの株から5枚ほどがまとまって、2か所からでて、上に向かって伸びています。
地面近くの茎には、バブルと呼ばれる栄養を蓄えた膨らみがあり、そこから葉と花茎をだしています。
今年は、カニバサボテン(カニサボテン)も昨年に引き続いて咲き、シンビジウムも咲かせることができました。
我が家の大きな鉢植えには、クジャクサボテンもあるのですが、こちらはまだ咲いていないので、がんばってみたいと思います。
花を咲かせるのは手間がかかりますが、花が咲くのをみると、うれしいものですね。
シンビジウムの基本情報・花言葉
シンビジウムは、インド、ミャンマー、マレーシアなどに自生する原種を交雑して作られた洋ランで、ラン科シュンラン属の常緑性多年草です。
18世紀後半以降、インドからイギリスへ各種のシンビジウムが送られ、交配が進められ、日本へは明治時代以降に渡来したと言われます。
シンビジウム(Cymbidium)の名前は、ギリシャ語の「舟」を意味する「cymbe」と、「形」を意味する「eidos」が語源で、唇弁の花びらが舟の形ににているとして名づけられたと言われます。
学名は、Cymbidium spp.
英名は、Cymbidium
花期は12月~5月で、長く伸びた花茎に総状花序で、5~20の唇形の花を咲かせます。
唇弁の中央に2本の黄色い隆起線があり、紫紅色等の斑紋など、種によって異なる特徴のある模様が見られます。
花の色は、白、ピンク、オレンジ、黄、緑、茶、複色など、いろんな種類があります。
葉は、紡錘形のバブル(偽鱗茎)から3~10枚の葉を出しますが、細長く革質で、直立または弓状に曲がります。
草丈は、30~80cmほどになります。
シンビジウムの花言葉は、「飾らない心」「素朴」「高貴な美人」「華やかな恋」で、1月14日、1月17日、11月7日、12月18日の誕生花です。
花言葉は、花の色に原色が少なく、落ち着いた淡い色の花が多いことに由来すると言われます。
参照サイト
みんなの趣味の園芸 シンビジウム
LOVEGREEN シンビジウムの育て方
花言葉-由来 シンビジウム
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