トキワハゼ(常盤爆)は、3月ごろから11月ごろまで長く(常盤)花が咲き、ついた種をはじき飛ばし(爆)ます。葉の緑と、白地に紫色の花を長くつけ続けるので、花言葉は「いつも変わらぬ心」。日本全土の畑や道端などで見られるサギゴケ科の一年草です。
トキワハゼは、白地に紫の花を長く咲かせ、実は種をはじき飛ばします
トキワハゼ(常盤爆)の花
近くの石垣に生えたトキワハゼ(常盤爆)に花が咲いていました。
花の長さは1cmほどで、筒状で、唇形になっています。
写真のように、上唇は紫、下唇の先は3裂して白ですが、白のなかに黄色い斑点がみられます。小さな花ですが、白地に紫や黄色の配色がきれいですね。
ここでは、あちこちに1本づつ咲いているだけで、群生はみられませんが、毎年かわいい姿を現します。
トキワハゼ(常盤爆)の名前は、3月ごろから11月ごろまでの長いあいだ(常盤)、葉をつけて花を咲かせ、実が熟すと種をはじき飛ばす(爆)ことに由来します。
このように長いあいだ緑をつけ、花を咲かせ続けることから、花言葉は「いつも変わらぬ心」。いい花言葉だと思いますね。
日本全土の畑や道端などで見られるサギゴケ科サギゴケ属の1年草です。
ここのトキワハゼは、道路添いの石垣に生えた草なので、いつも引き抜いているのですが、毎年生えてきます。
雑草の力強さはよく知られていますが、すこしは見習いたいものだとも思います。(^^)
トキワハゼの茎や葉
こちらは、素材サイトから借用したものですが、茎から伸びた花柄の先につく花の様子がみられますが、ツボミや、花が終わったあとにつけた実も見られます。
実は4mmほどの大きさで、熟すと中に入った0.5mmほどの小さなたくさんの種を弾き飛ばします。
トキワハゼは、場所によっては写真のように群生し、たくさんの花が咲かせるようです。でも、あまり増えるのは困りますね。
こちらは、マツバウンラ(松葉海蘭)です。こちらも紫色が主体になっていますが、トキワハゼににています。
名前は、葉の形が松葉のようで、ウンランににていることに由来しています。
マウバウンランについては、記事にかいていますので、詳しくはこちらをご覧ください。
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以上、トキワハゼの詳細と、よくにたムラサキサギゴケ、マツバウンランをみてきましたが、それぞれに個性があり、自分を主張して生きているように感じました。
トキワハゼの基本情報・花言葉
トキワハゼ(常盤爆)は、日本全土に分布するサギゴケ科サギゴケ属の一年草です。
トキワハゼの名前は、葉がほぼ1年中長くあって(常盤)、果実がはぜる(爆)ことに由来します。
学名は、Mazus pumilus
英名は、Japanese mazus
花期は3~11月で、茎の先に総状花序でまばらに、筒型の唇形花をつけます。
上唇は下唇の約半分で卵形、先はわずかに2裂します。
下唇は3裂し、中央部は黄色で隆起し赤褐色の斑紋があります。
実は、4mmほどの大きさで、中に0.5mmほどのたくさんの種をつけ、熟すと種をはじき飛ばします。
葉は、根元近くのものは大きくて対生しますが、上部では小さくなって互生します。
葉は、長さ1〜3cm 幅0.5〜1.5cmの倒卵形で、浅い鋸歯があります。
茎は根元に生える葉の間から伸び、直立して少数の枝を出し、草丈は5〜25cmになります。
花言葉は、「いつもと変わらぬ心」。(誕生花は不明)
花言葉は、トキワハゼが、長くみどりの葉をつけ、花を咲かせ続けることに由来します。
参照サイト・書籍
Wikipedia トキワハゼ ムラサキサギゴケ マツバウンラン
松江の花図鑑 トキワハゼ
花言葉.net トキワハゼ
BONTANICA トキワハゼとは?
林 弥栄監修 山と渓谷社 「山渓ハンディ図鑑1 野に咲く花」