ナズナは、正月のころに根性葉が、春の七草として食べられます。その後、のびた茎に花や実をつけますが、2月に花が咲き、実をつけているのを見ました。花期は3~7月ごろと言われるので、早い開花が意外でした。実もたくさんついていて、早くから咲いていたようです。
冬のナズナに咲く白い花
冬に咲くナズナの白い花
2月の寒い時期に、通りかかった空き地で、春の七草の結果ナズナの白い花が咲いていました。
ナズナは、もう少し暖かくなってから咲くという印象を持っていたので、意外でした。 ところが、茎が長く伸びていて、独特のハート形の種をたくさんつけているので、花はもっと早くから咲いていたようです。
昨年、4月にナズナを記事にしましたが、その時も花を咲かせていました。詳しくは、つぎの記事をご覧ください。
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春の七草、ナズナ(別名ペンペングサ)の白い花、ハート型の実
春の七草のひとつナズナ(薺)に白い花がさき、ハート型の実がたくさんついています。有史以前の帰化植物で、食用や民間薬にも利用されてきたようです。草も生えない荒地を、「ペンペングサも生えない」と例えられる ...
いつから咲き始めたのか詳しいことはわかりませんが、普通に考えられているより早くから咲くようです。
気ナズナは越年草なので、昨年の秋に芽をだして、葉をロゼット状に広げるようですが、いつから咲き始めたのか、来年は気をつけて観察してみたいと思います。 寒い時期は、花が少ないですが、ナズナは寒さには強いようですね。
3月初めのナズナの葉や実
こちらは、別の場所で、3月にみたナズナの大きく育った株です。
この株からは、いくつもの茎が出て、それぞれにたくさんの花を咲かせています。
茎には、少しづつ葉がついているように見えますが、冬に広がっていたはずの根性葉は、元気をなくしているように感じます。
根元に近づいて見たのが、つぎの写真です。
写真のように、根元についていた根性葉は、あまり元気がなさそうで、茎についた細長いはの方が元気そうに見えます。
ナズナが育ってくると、それぞれの茎についた細長い葉によって光合成が行われ、ここで作られた栄養によって花がさき、実が塾すようになるということのように感じますが、どうなんでしょうか。
これから暖かくなると、益々元気になって花を咲かせ続け、実をつけるんだろうと思います。
ナズナは、寒い時期から、暑い夏のころまで花を咲かせる、生命力の強い野草のようです。
ナズナの基本情報・花言葉
ナズナは、北半球に広く分布し、日本では全土に生える、アブラナ科ナズナ属の越年草です。
史前帰化植物で、古くから日本で繁殖し、春の七草など、早春から若葉を食べることができる植物として、
また、薬効があるとして民間薬としても利用されてきたようです。
名前は、春に生えて夏に枯れるため「夏無き菜」から「夏無(ナツナ)」、撫でたくなる菜から「撫で菜(ナデナ)」、などが変化したなどの説があるようです。
別名のペンペングサは、実(ミ)が三味線のバチににていることから、三味線をひく擬音「ペンペン」が使われたとのことです。
同様に、シャミセングサと呼ばれることもあるようです。
学名は、Capsella bursa-pastoris
英名は、shepherd's purse
花期は3 ~ 7月ころ、秋に生え春に咲き始めます。
花茎を伸ばし、分枝した茎の先に総状花序を出して、4枚の白い花びらの直径3mmほどの小さな花をたくさん咲かせます。
3月ころから咲き始めて、長く咲き続けるのは、時期を分散することによって、災害などに対する危険分散を図っていると言われます。
実は倒三角形で、左右2室に分かれており、それぞれに5 - 6個の種が入っています。
草丈は10 ~50cm で、春の終わりごろには50 cm近くになります。
冬の根生葉は地面にそってロゼット状に広がります。
冬の寒い時期に葉を広げて光合成をおこない、栄養を根に蓄えておいて、暖かくなっていち早く花を咲かせることができるのだと言われています。
ナズナの花言葉は、「あなたに私にすべてを捧げます」で、1月17日の誕生花です。
参照サイト
Wikipedia ナズナ
花言葉-由来 ナズナ