冬に咲くゼラニウムのピンクや赤の花

2022年3月14日

道路沿いの花壇で、ゼラニウムのピンクや赤の花が咲いていました。ゼラニウムは四季咲ですが、栽培する地方によっても違うのでしょうが、さすがに1~2月ごろは寒さのため、すこし元気がないようです。でも、これからは暖かくなり、元気を取りもどすはずですね。

冬に咲くゼラニウムのピンクや赤の花

冬に咲くゼラニウム

冬に咲くゼラニウム(2月11日)

2月に、散歩途中で見かけたピンクのゼラニウムの花です。

和名は天竺葵。「天竺」は、「異国産」ということを意味し、「葵」は、葉が「アオイ」ににていることに由来します。

5枚の花びらで、上の2枚に濃い赤茶(というのでしょうか)の模様が入っていて、下の3枚は無地です。

ゼラニウムは南アフリカが原産で、四季咲きといわれ、環境によっては冬にも花をつけると言われますが、ここでも咲いています。ただ、葉を見ると縁が赤く変色していて、痛々しく、何とか持ちこたえているという感じもします。

花も、あちこちについていますが、一か所に散形花序になってつく数は普通は20個近く咲くようですが、いまは少なく、最盛期の元気はないようです。

ゼラニウムが冬越しをするためには、2℃以上が必要といわれるので、ぎりぎりに近い条件かもしれません。

きれいな花を咲かせるためには、鉢植えにして、冬の期間は屋内に移動するなどにするのがいいのでしょうか。

四季咲きの栽培用草花については、ローズマリー、ラベンダー、シバザクラなどがあり、ブログでも取り上げてきました。寒い中、懸命に咲いている様子は健気で、応援したくなります。(^_^)

、つぎの写真は、別の花壇で見かけたゼラニウムです。

冬に咲くゼラニウムの赤い花(1月4日)

こちらは赤い色で、花の数も多いようですが、花びらの形が崩れています。

やはり、冬の寒さはゼラニウムにとっては厳しいようです。四季咲きとはいえ、生育適温は12~20℃ということなので、仕方がないのかもしれません。

この寒さを乗り越えると、また元気に咲き出すはずなので、これからが楽しみになります。

夏のゼラニウム

夏に咲いたゼラニウム(7月11日)

こちらは、昨年の夏に撮ったゼラニウムです。5枚の花びら、そして葉も生き生きとしてきれいです。ただ、冬の寒さに耐えて乗り換えたからこそ、このような花を咲かすことができたんだと思います。

そのように思うと、冬に萎れながら咲いている花も、味わい深いように思います。

ゼラニウムの基本情報・花言葉

ゼラニウムは、南アフリカケープ地方原産の栽培草花で、フウロソウ科テンジクアオイ(ペラルゴニウム)属の半耐寒性の多年草です。ただし、品種によっては半低木や一年草もあります。

和名は天竺葵。「天竺」は、「異国産の」ということを意味し、「葵」は、葉が「アオイ」ににていることに由来します。

学名は、Pelargonium

英名は、Geraniumm、Pelargonium

ゼラニウムには、春から初夏にかけて咲く一季咲きと、環境が適合すれば一年中開花する四季咲のものがあります。

花は、直立して伸びた茎の先に散形花序でたくさんの花をつけます。個々の花は、5枚の花びらがあり、がくも5つに分かれます。花の色は、赤、ピンク、白、紫、オレンジ、などがあり、絞りや覆輪・星形模様などの複色花や一部八重咲きもあり、数百種類の品種があります。

葉は、対生または螺旋状につき、掌状か羽状の切れ込みや鋸歯のあるものが多く、無毛と有毛のものがあり、強いニオイがするものが多いと言われます。

草丈は20~100cmで、多肉植物、匍匐性、ツル性のものもあると言われます。

園芸的には、つぎの4種類に分類されます。

  • ゼラニウム・・・四季咲き性のもので、日本で作られるものはこの種類が多いと言われます。
  • ペラルゴニウム・・・初夏から夏にかけて咲く一季性で、欧米でよく栽培されており、日本では少ないと言われます。
  • アイヴィ・ゼラニウム・・・半ツル性のゼラニウム。
  • センテッド・ゼラニウム・・・リンゴ、ミカンなどの匂いがする系統で、ハーブとして人気があります。

南アフリカでは、下痢止めとして利用されてきたと言われます。

ゼラニウムの花言葉は、色によって異なります。

赤は「君ありて幸せ」、ピンクは「決心」、「決意」、白は「私はあなたの愛を信じない」、黄は「予期せぬ出会い」、緋色(ヒイロ、黄色みをおびた赤)は「メランコリー」で、

4月3日、4月24日、5月26日、6月28日、7月27日、8月11日の誕生花です。

参照サイト

Wikipedia テンジクアオイ属

みんなの趣味の園芸 ゼラニウム

LOVEGREEN ゼラニウム

ゼラニウムの冬越しのポイント

花言葉-由来 ゼラニウム

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