金平糖のようなピンクの花が咲くヒメツルソバ(姫蔓蕎麦)

2021年10月28日

ヒメツルソバは、5月ごろに金平糖のようなピンクの花を咲かせ始めますが、11月近くになっても咲いており、葉は赤みを帯びます。ヒマラヤ原産の栽培品種で、タデ科イヌタデ属の多年草です。明治中期に日本に渡来したとされ、関東以西では野生化しているようです。

ヒメツルソバ(姫蔓蕎麦)のピンクの花

ヒメツルソバの花

ヒメツルソバの花

道沿いの石垣で、ヒメツルソバ(姫蔓蕎麦)の花が咲いていました。

ヒマラヤ原産の多年草で、花期が長く、5月頃から咲きだした花は、11月近くのいまも咲いています。

葉は紅葉が始まっており、赤みをおびています。

花は、写真のように金平糖のような可愛い花で、うすいピンクがきれいで、岩場などで野生化しています。

よく見るのは、道沿いの岩場や小川沿いのコンクリートなどで、一面に大きく広がっています。

名前は、全体の姿がツルソバ(蔓蕎麦)ににていることに由来しますが、以前このブログで記事にしたミゾソバ(溝蕎麦)にもにているようです。(^_^)

ミゾソバ(溝蕎麦)、ママコノシリヌグイやアキノウナギツカミとの違い

ミゾソバ(溝蕎麦)は溝などの湿った場所に生え、姿が蕎麦ににているとして、この名前がつけられたと言われます、中国、朝鮮半島や日本全土に分布するタデ科の1年草です。近縁種のママコノシリヌグイやアキノウナギ ...

金平糖のようなヒメツルソバの花

開花した時は、ピンクいろですが、時間がたつと次第に白く変化していきます。

花は直径1cmくらいの小さな花ですが、枝が分岐して石垣いっぱいに広がり、

たくさんの花を咲かせていて、見栄えがします。

ヒメツルソバの花々

花が終わった後は種をつけ、こぼれ種でも増えると言われ、繁殖力の強い草花です。

花言葉は、「愛らしい」「気が利く」「愛らしい」「思いがけない出会い」で、10月6日、10月16日の誕生花です

ヒメツルソバの葉・茎

道端で咲くヒメツルソバ

ヒメツルソバは、茎が匍匐状に伸び、根元から枝分かれしながら広がります。

ここでも、石垣をおおい尽くしています。

他の植物は見られず、この植物の繁殖力が強いことをうかがわせます。

ヒマラヤ原産なのに冬の寒さにはあまり強くないようですが、

土壌凍結にならない限り、地上部が枯れても翌年に発芽します。

葉は、まだ緑の部分が多いようですが、赤みを帯びているものも見られます。

ヒメツルソバは、葉が紅葉するのも特徴です。

ヒメツルソバの葉・茎

写真のように、葉は丸い卵形をしており、赤みを帯びた茎に互生しています。

葉の縁に鋸歯は見られませんが、V字形の模様が見られるのも特徴です。

ヒメツルソバは、種のほかに、株分けや挿し木でも増やすことができ、育てやすい植物のようです。

たくさんの金平糖のような花がたくさん咲き、秋には葉が紅葉する楽しい草花です。(#^.^#)

ヒメツルソバの基本情報・花言葉

ヒメツルソバ(姫蔓蕎麦)は、ヒマラヤ原産の栽培品種で、タデ科イヌタデ属の多年草です。

日本へは、明治中期にロックガーデン用に渡来したとされますが、関東以西では野生化しているのが見られます。

名前は、花や葉がツルソバ(蔓蕎麦)ににているとして名づけられました。

別名は、ポリゴナム、カンイタドリ(寒虎杖)。

学名は、Persicaria capitata

英名は、Pink knotweed

花期は4~11月ですが、夏季には花が途切れることもあります。

花は直径1cmほどの丸い形をした集合花で、ピンクの小さな花が集まって、金平糖のような形になって咲きます。

花は、開花直後はピンクですが、しだいに白く変化します。

葉は葉柄がなく互生し、形は卵形で、鋸歯は見られず、表面にV字形の模様がつき、晩秋に紅葉します。

茎は赤紫いろで、根元近くから蔓状に地面にそって枝分かれしながらよく伸び、50cm以上に広がります。

地面にそって匍匐状に伸び、草丈は5~10cmと低くなります。

耐寒性はあまり高くなく、霜で地上部が枯れたり、土壌凍結で全滅することがあるようです。

種子の発芽率が高く翌年には、こぼれ種で発芽するのが見られます。

増やし方は、挿し木、種子、株分けなどが可能で、比較的栽培しやすい草花のようです。

花言葉は、「愛らしい」「気が利く」「愛らしい」「思いがけない出会い」で、10月6日、10月16日の誕生花です

参照サイト

Wikipedia ヒメツルソバ

花々のよもやま話 ヒメツルソバ

季節の花 300  姫蔓蕎麦(ひめつるそば)

かぎけん花図鑑 ツルソバ

Chills Laboratory  ヒメツルソバ

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