モモイロヒルザキツキミソウ(桃色昼咲月見草)は、朝早く咲き、昼間も咲き続けますが、ツキミソウの仲間でピンクの花なので、この名前が付けられたとのことです。北アメリカ原産で、関東地方以西に自生していると言われるアカバナ科の多年草です。
モモイロヒルザキツキミソウ(桃色昼咲月見草)のピンクの花
モモイロヒルザキツキミソウの花
モモイロヒルザキツキミソウ(桃色昼咲月見草)がガードレールのそばで咲いていました。
最初は、ヒルザキツキミソウかと思ったのですが、花期が5~7月であることと、葉の鋸歯が緩いので、調べ直した結果、モモイロヒルザキツキミソウだろうと思われます。
大正時代末期に観賞用に、北アメリカから持ってこられたようですが、いまは、関東以西で野生化しているものが見られるようです。
野生化した花にしては、きれいな花だと思いますが、
花は写真のように、4枚に花びらで、5cmほどの大きさのピンクの花です。
以前記事にしたユウゲショウの花によく似ています。ユウゲショウは直径が1.5cmと小さいのですが、モモイロヒルザキツキミソウは、5cmほどで大きめの花です。どちらもきれいですね。(#^.^#)
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花びらは薄いピンクですが、中心部は黄~黄緑色になっています。
写真からはよくわかりませんが、雄しべは8本、雌しべが1本で先が4裂しています。
この花は、早朝に咲き、昼も咲き続け、花の色がピンクなので、この名前になったようです。
多年草なので樹とは違うようですが、たくさんの枝がでて、花もたくさん咲いています。
花が終わった後には、種をつけることなまれとのことですが、
生えていたのは写真のような場所で、周囲がコンクリートです。
枝がたくさん出ていて、根元がよくわからないのですが、ちょっとした隙間に生えた、「ど根性」の仲間のように思われます。
この場所にどのようにして根を下ろしたのか、よくわかりませんね。(>_<)
葉
葉は、写真にように、鋸歯が目立ち、大きさは長さ5~7cm 幅0.5~3cmの狭披針形~線形です。
特徴のある葉なので、よく目立ちます。
茎と葉を横から撮ってみました。
葉は、茎に互生しており、葉柄はほとんど見られないようです。
茎は下の方が赤みを帯びており、多くの枝分かれが見られます。
写真ではわかりませんが、根茎が横方向に伸びて増えるようです。
モモイロヒルザキツキミソウの基本情報・花言葉
モモイロヒルザキツキミソウ(桃色昼咲月見草)は、北アメリカ原産で、関東地方以西に自生していると言われるアカバナ科の多年草です。
大正時代末期に観賞用として渡来し、今は野生化が進んでいるようです。
モモイロヒルザキツキミソウは、ツキミソウ(月見草)が月が登る時間に咲き昼間しぼむのに対して、ピンクの花が未明に開花し昼間に咲き続けることから名づけられました。
学名は、Oenothera speciosa Nutt. var. childsii (L.H.Bailey) Munz
英名は、pink showy eveningprimrose , pinkladies
葉は短い柄があって互生し、長さ5~7cm 幅0.5~3cmの狭披針形~線形で縁に粗い鋸歯があります。
花期は5~9月で、直径5cmほどで無柄、花びらは4枚で咲き始めから淡紅色で基部近くは黄緑色、長さは2.5~4cmの広倒卵形です。
萼の下部は長さ1~2cmの筒であり、萼片は淡緑色で外面に短毛を密生します。
雄しべは8本、雌しべは1本で柱頭は4裂します。
茎はよく分枝し、下部は木質化して高さ20~60cmになります。
茎は白色の上向きに曲がった短毛を密生しますが、開出毛も混じります。
横に伸びる根茎からたくさんの茎を出して増えます。
モモイロヒルザキツキミソウの花言葉は不明ですが、
ヒルザキツキミソウの花言葉は、「無言の愛」「自由な心」「固く結ばれた愛」「奥深い愛情」で、6月21日、7月22日の誕生花です。
参照サイト
三河の植物観察 モモイロヒルザキツキミソウ
Tam‘s 素人植物図鑑 モモイロヒルザキツキミソウ
四季の山野草 モモイロヒルザキツキミソウ
弥生おばさんのガーデニングノート「花と緑の365日」 ヒルザキツキミソウ
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