シュウカイドウ(秋海堂)は、ピンクや白い花を下向きに咲かせます

2021年8月30日

シュウカイドウ(秋海堂)は、近縁種のベゴニアににた花で、ピンクや白い花を下向きに咲かせます。日本へは、江戸時代初期に渡来した帰化植物です。中国大陸の山東省以南やマレーシアに分布する、シュウカイドウ科シュウカイドウ属の球根性の多年草です。

シュウカイドウ(秋海堂)は、ピンクや白い花を下向きに咲かせます

シュウカイドウ(秋海堂)の花

近くで見るシュウカイドウの花

こちらのシュウカイドウ(秋海堂)は、知人宅で撮らせてもらったものです。

少し濃い目のピンクの枝の先に、たくさんの薄いピンクの花が、下向きについています。

花の中心部についた黄色いシベも印象的なきれいな花です。

シュウカイドウは、花が春に咲くハナカイドウ(花海堂)樹の花ににていて、

秋に咲くことから、シュウカイドウ(秋海堂)と名づけられました。

花の大きさは2~3cmほどで、花被片が4枚で、大小違ったものが対象についていますが、小さな2枚が花びらで、大きな2枚が萼です。

また、花の中心には、黄色い雄しべがたくさんついています。

ピンクの花びらと、黄色く集まった雄しべの組み合わせがいいですね。

枝の先についたシュウカイドウ

花は、茎からいくつにも分かれた枝の先端についていますが、下向きに咲いているので、このように横からみることが多くなるようです。

このように花が下を向いていることから、花言葉に恋の悩み」とつけられています。

撮らせてもらったシュウカイドウは、ピンクですが、白い花もあります。

白いシュウカイドウ

まったく同じ形の花で白い花も、雰囲気がかわっていて、いいと思います。

このように、きれいな花を咲かせますが、シュウカイドウは変わった形の葉をつけます。

シュウカイドウの葉

シュウカイドウの葉

シュウカイドウの葉は、大きさが20cmほどで、茎に互生しています。

形は写真のように、ハート形ですが、おもしろいことに左右が非対称になっています。

中には非対称でないものもあるようですが、珍しい形ではないでしょうか。

このような葉の形から、「片思い」の花言葉もつけられています。

この発想もおもしろいですね。(^⊆^)

シュウカイドウの基本情報・花言葉

シュウカイドウ(秋海堂)は、中国大陸の山東省以南やマレーシアに分布する、シュウカイドウ科シュウカイドウ(ベゴニア)属の球根性の多年草で、

日本へは、江戸時代初期に渡来したと言われる帰化植物です。

名前のシュウカイドウは、中国語の秋海堂の音読みですが、

春に咲くバラ科リンゴ属のハナカイドウ(花海堂)の花ににていることから名づけられたようです。

花は、同じシュウカイドウ科で近縁種のベゴニアににています。

別名は、ヨウラクソウ(瓔珞草)、相思草、断腸花など。瓔珞は、仏像の装飾具である飾りの事で、これにたとえてつけられた名前です。

学名は、Begonia grandis

英名は、hardy begonia

花期は 8 ~ 10月で、茎の頂点から伸びた花序に、2 ~ 3cmのピンクの花を咲かせます。

雌雄同株ですが、雌雄異花で咲きます。

雄花は上の方につき、4枚の花被片が見えますが、左右の小さな2枚が花びらで、上下の大きな花びらのように見える2枚は萼になります。

中心部に黄色く集まった雄しべが見えます。

雌花は下の方に下向きに、雄花とよくにた花を咲かせます。

花が終わると、3枚の羽根をつけた楕円形の種をつけますが、葉腋にムカゴもつけ、両方で増やすことができます。

球根性ですが、種やムカゴで増やすことができます。

葉は互生し、長さが20cmほどで、左右非対称のハート形になります。

草丈は40~80cmです。

シュウカイドウ花言葉は、「恋の悩み」「片想い」で、8月29日、9月10日の誕生花です。

花が下を向いていることから「恋の悩み」、ハート形の葉が非対称なことから「片思い」となったとのことです。

参照サイト

Wikipedia シュウカイドウ  ハナカイドウ

みんなの趣味の園芸 シュウカイドウ

花言葉-由来 シュウカイドウ

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