ナツグミは4月ごろに白い花が咲き、秋に実が赤く熟します

2021年5月29日

近所のグミの実が、赤くなってきました。ナツグミは、実が枝から垂れ下がり、5~6月に熟します。近縁種のアキグミは、花柄が短いので実が垂れ下がらず、9~11月に熟します。同じグミ仲間の違い、興味いですね。真赤な実ですが、すこし酸っぱい味がします。

ナツグミは4月ごろに白い花が咲き、秋に実が赤く熟します

ナツグミの赤い実

たくさんのグミの実(5月28日)

子供のころよく樹に登って食べたグミの実が、すこしづつ実が赤くなってきました。

長さは1.5cmくらい太さ1cmくらいでしょうか、中に1cmほどの細長い種が入っています。

まだ、青いのが多いのですが、夏が近いことを実感します。

グミの実は、枝から垂れ下がってついています。

近くで見たグミの実(5月28日)

久しぶりに1個いただきました。懐かしいすっぱさでした。

皮も柔らかく、そのまま食べることができます

ナツグミの白い花

グミの花(4月6日)

4月初めに咲いていました。

淡い黄色で、1cmくらいの小さな花が、樹全体にみごとなほどたくさん咲いていました。

きれいと言うほどではないかもしれませんが、花びらが4枚の可愛い花です。

グミの花言葉は、「用心深い」「野性美」「心の純潔」で、6月1日の誕生花です

「用心深い」は、赤い実を食べると、見た目とは違って酸っぱさや苦みがあることに由来すると言われます。

「野性美」「心の純潔」は、素朴な花の姿からつけられたのでしょうか。

たくさん咲いた花(4月6日)

花びらに見えるのは、実はとのことです。

萼といっても、きれいですね。

この花には、1.5cmくらいの長い花柄がついていて、垂れ下がっているのが特徴です。

ナツグミの葉

ナツグミの葉

ボケてしまいましたが、ナツグミの葉です。

葉の長さは3~9cmで広卵形、葉柄は5~10mmで、枝に互生し、縁に鋸歯は見られません。

ナツグミの基本情報・花言葉

ナツグミは、北海道南部から関東南部~中部、四国の山地に分布するとされる、グミ科グミ属の落葉低木です。

庭木などとして家の近くに植えられていることが多いようです。

夏に実を食べることができるので、ナツグミと名づけられましたが、

グミの名前は、棘の事をグイと呼ぶことから、「グイノミ」と呼ばれていたものが縮まったとする説や、

実を口に含み皮を出す意味の「含む実(フクムミ)」という言葉が変化して「グミ」になったという説、

果実に渋みがあることから「エグミ」が「グミ」になったという説があるようです。

学名は、Elaeagnus multiflora

英名は、cherry silverberry

花は淡黄色で、花期は4~5月で、5~6月に赤い実をつけます。

花は8mmほどの萼筒の先に4枚の萼片がついたもので、

10mmほどの花柄がついていて、枝から垂れ下がって咲きます。

近縁種のアキグミは

  • 花柄が短いので垂れ下がることがない
  • 実が9~11月ころに熟す

点が違います。

葉の長さは3~9cmで広卵形、葉柄は5~10mmで、枝に互生しています。

実は、真っ赤に熟しますが、酸っぱい味がしますが、食べることができます。

グミの実には、ビタミン類のほか、抗酸化作用の高いリコピンなど、次のような成分

が含まれているとされます。

パントテン酸、タンニン、ビタミンC、ビタミンE、リコピン、βカロチン。

グミの種類

グミの花言葉は、「用心深い」「野性美」「心の純潔」で、6月1日の誕生花です

「用心深い」は、赤い実を食べると、見た目とは違って酸っぱさや苦みがあることに由来すると言われます。

おわりに

近所のお宅のグミの実をとらせていただきました。

真赤になった実は、夏が近いづいていることを思わせてくれます。

流通していないので、一般的ではないと思いますが、

きれいなので、鑑賞用としても、価値があると思います。

参照サイト

Wikipedia ナツグミ

木のぬくもり・森のぬくもり ナツグミ

松江の花図鑑 ナツグミ

greensnap グミ

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