カラスノエンドウ、スズメノエンドウ、カスマグサは、よくにたつる性の野生植物で、空き地などで良く見かけます。つるはそれほど長く伸びることがなく、群生することが多いようです。これらの植物について個別に解説し、それぞれの違いについてまとめました。
カラスノエンドウ、スズメノエンドウ、カスマグサの特徴と違いについて
カラスノエンドウ、スズメノエンドウ、カスマグサについて
以上にそれぞれの特徴を見てきましたが、違いを一覧表にまとめました。見分ける時に参考にしてください。
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カラスノエンドウ |
スズメノエンドウ |
カスマグサ |
花期(月) |
3~6 |
4~6 |
4~5 |
花の色 |
赤紫 |
薄紫(白っぽい) |
淡青紫 |
莢の付き方 |
上向き |
下向き |
下向き |
莢の特徴 |
熟すと黒くなる |
柔毛がつく |
無毛 |
莢の大きさ(cm) |
3~4 |
1 |
1~1.3 |
種の数(個) |
5~10 |
2 |
3~6 |
おわりに
畑や野原でよく見るカラスノエンドウやスズメノエンドウです。
花畑にもよく生えてきて、花をつくる上では厄介な草ですが、
集団で生えて、巻きひげを伸ばして互いにつかまったり
近くのものにつかまって伸びるようすを見ると、
健気でもあり、逞しさも感じます。(^W^)
参照サイト・書籍
Wikipedia ヤハズエンドウ スズメノエンドウ カスマグサ
松江の花図鑑 ヤハズエンドウ(矢筈豌豆) スズメノエンドウ(雀野豌豆) カスマグサ
BONTANICA スズメノエンドウ
高村忠彦監修 日本文藝社 「季節の野草・山野草」 amazon 楽天ブックス
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