3月に白い花が咲き、実は少し酸っぱい味がするスモモ(李、酢桃)

2021年3月23日


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スモモ(李、酢桃)は、モモと名がつきますが、サクラ属で、杏や梅に近い果樹です。3月になり、白くてきれいな花が咲きました。果実は、7月ころ赤く熟し少し酸っぱい味がします。中国原産のバラ科サクラ属の落葉小高木で、古い時代に中国から伝わりました。

3月に白い花が咲き、実は少し酸っぱい味がするスモモ(李、酢桃)

スモモ(李、酢桃)の白い花

ミツマタの傍で咲くスモモ

ミツマタがきれいに咲いている隣で、スモモ(李)の樹に、白い花が咲きました。

白い花なので、遠くからもよく見えて楽しませてくれます。(^_^)

5mくらいはあるでしょうか、結構大きな樹です。

スモモは、モモにくらべて酸味が強いことから、スモモと呼ばれるようになったとのこと。

たしかに、甘いモモと違って酸っぱさがあり、大きさも小ぶり、最近は、プラムとも呼ばれているようですね。

Wikipediaには、ハダンキョウと呼ぶ地方があると書かれていますが、私は子供のころハランキョウと呼んでいました。

今でもそう呼ぶことがあります。

かたまってつくスモモの花

でも、ミツマタの黄色と、スモモの白の取り合わせが、ちょっといい感じです。

見上げた青い空に、たくさんの白い花が咲いている、やはりきれですね。

同じ時期のサクラは、たくさんの花が一気に咲いて別格ですが、

地味なスモモも、ちがった味わいがあり、

人のこころを豊かにしてくれるように思います。

枝先の花々

スモモの花は、集散花序のような形というんでしょうか、

数個の花がまとまって枝についています。

そのまとまった花が、間隔を置いてついているのが特徴でしょうか。

いまはまだツボミもあって、満開の少し手前のようです。

スモモの白い花々

樹が高いので、花の詳しい様子はわかりにくいのですが、なんとか撮ったのがこの写真です。

一個一個の花の大きさは、20mmくらいでしょうか、そして、花弁が5枚で、たくさんの雄しべがついています。

スモモの花と虫

虫たちも活動を始めています。

この花には、小さな蜂が飛んできて、蜜を吸っています。

なかなかカメラのほうを向いてくれないので、こんな写真になりましたが、大きめの花の集まりの右側に、下向きに止まっているのが写っています。

隣のミツマタにも、大きな蜂や蝶がきています。

生き物は植物を頼りにし、植物もまた助けられていることを、あらためて感じます。

スモモの基本情報・花言葉

スモモは、中国原産の栽培用の果樹でバラ科サクラ属の落葉小高木です。中国からは、古い時代に伝わったようです。

モモと名が付きますが、モモ属ではなくサクラ属とのことで、杏や梅に近い種類のようです。

スモモは、モモににていて、酸っぱい味がするので、スモモと呼ばれるようになったとのことです。

学名は、Prunus salicina Lindl。

英名は、Japanese plum。

花期は4月で、葉の付け根に、1~数個の白い花を咲かせます。

実には毛がなく、夏に6~8月に赤く熟します。すっぱさがありますが、熟すと甘い味がします。

樹高は2~4mで、枝がよく分岐し、横に広がります。

スモモの花言葉は、「誤解」

スモモを使った、「李下に冠を正さず」という言葉がありますが、

人に怪しまれるような行いはしてはいけない、という教えで、花言葉はこれに由来するようです。

(出典元は、中国の古典詩である古楽府(コガフ)とのこと)

おわりに

今年も、家の近くのスモモの樹に白い花が咲きました。

こどもの頃から親しんできた樹なので、愛着があり、

花をみると癒されます。

といっても、なんとなく白い花と思っていただけで、写真を撮るのは、去年と今年の二回目です。

花が咲くとさっそく虫たちがよってきて蜜を吸っています。

周辺の樹々も、元気に赤い芽や緑の葉を出していて、こちらもじっとしていられないこの頃です。(^W^)

参照サイト

Wikipedia スモモ

みんなの趣味の園芸 スモモ

花言葉-由来 スモモ

ことわざ辞典 瓜田に履を納れず、李下に冠を正さず

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