ミヤマフユイチゴ、ヤブコウジの赤い実

2020年10月31日

11月が近づき、半日陰の石垣のミヤマフユイチゴ(深山冬苺)とヤブコウジ(藪柑子)の実が赤く色ずいています。ミヤマフユイチゴは小さなツブツブがきれいで、食べることもできます。ヤブコウジ(別名:十両)は7mmほどの小さな実を数個つけ、鑑賞として楽しめます。

ミヤマフユイチゴ、ヤブコウジの赤い実

ミヤマフユイチゴ(深山冬苺)

ミヤマフユイチゴの実

近くの石垣に生えたミヤマフユイチゴに、今年も、赤くてきれいな実がついています。

例年は、あちこちで実をつけていますが、今年はなぜか、あまりみかけません。

子供のころは、生える場所を覚えていて、よく食べたことを思いだします。

種が大きく、なる実の数も少ないので、いまは、食べることもありませんが、見かけると心を和ませてくれます。

食べるよりも、飾りとしてのほうが価値があるかもしれません。 (⌒ー⌒)

ミヤマフユイチゴの花

ミャマフユイチゴの花は、9~10月ころに咲きます

5枚の花弁をつける白くて小さな花ですが、黄色い雄しべをつけ、綺麗な花です。

石垣では草に隠れているので、気をつけていないと見逃してしまいます。

ミヤマフユイチゴは関東以西に分布する、バラ科イチゴ属の常緑匍匐性の小低木です。

花期は9~11月で、11~1月ころに実が赤く熟し、木苺として食用になります。

多くの木苺は夏に熟しますが、ミヤマフユイチゴは、冬に実をつけます。

ヤブコウジ(藪柑子)

ヤブコウジの実

ヤブコウジ(別名:十両)の実も赤くなってきました。

暮れ近くなると、ホームセンターなどで、販売されますね。

こちらは、石垣に生えてきた、自然のヤブコウジです。

小さな実ですが、小さなリンゴのような形で、

ほかの草が枯れてきたいまは、目立ってきました。

うっすらと赤くなったヤブコウジ

こちらは、まだ緑が強く、これから赤くなろうとしているところです。

写真のように、石垣にはマメズタやテイカカズラなども生えていて、賑やかです。

この石垣は、ほとんど草を抜かず、大きな草を刈るだけなので、このようにほぼ自然に近い状態になっています。

ヤブコジの花

ヤブコウジの花は、7月から8月に咲きます。

花の大きさは6~8mmで、複数個かたまって下向きにつきます。

この写真では、1つの花だけで咲いていて、4個は実をつけ始めているようです。

ヤブコウジは十両とも呼ばれ、千両万両などとともに、冬に綺麗な実をつけて、冬を賑わせてくれる植物です。  (^-^ ) 

ヤブコウジは、北海道南部以南の日本全土に分布するサクラソウ科ヤブコウジ属の常緑低木です。

常緑の草状の低木で、細くて長い地下茎が横に伸び、先が直立します。草丈は10~30cm。

花期は7~8月で、6~8mmの薄く赤い花を咲かせます。

実は5~6mmで、10~11月に赤く熟し、鑑賞用の栽培種が販売されています。

花言葉は「明日への幸福」で、12月30日の誕生花です

参照サイト

Wikipedia フユイチゴ  ヤブコウジ  センリョウ  マンリョウ

庭木図鑑 樹木ペディア  フユイチゴ

HORTI ヤブイチゴ

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